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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:13:03.85 ID:O/JX0tKW0
俺「うー寒っ。深夜だし急いで帰ろう」

(どかっ)

俺「うわっ(何だ? 強盗か?)」

(ぐいっ)

俺「苦しい・・・・・・離せっ」

(ぐぐっ)

俺「畜生めっっ、投げっ!」

(どさっ)

俺「貴様、何しやがる!」

(・・・・・・・・・)

俺「んっ! 女の子?」

娘「(・・・・・・・・・)」グッタリッ

俺「わっ、どうしよう。女の子を投げちゃったよ俺」







2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:13:33.87 ID:O/JX0tKW0
俺「おい君、大丈夫か?」

娘(・・・・・・)

俺「完全にのびてる。きゅ、救急車だっ!」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:14:01.29 ID:O/JX0tKW0
-翌朝-

俺「医者の先生、おはようございます」

医「おはよう」

俺「昨夜俺が連れてきた娘、大丈夫ですか?」

医「ええ、大した怪我はないわ。でも・・・・・・」

俺「"でも"って、何かありました?」

医「あの娘は病室にいるから、とりあえず会ってみて頂戴」

俺「はい」


俺「(病室に来たけど)」

娘「すぅすぅ」

俺「(寝てるな)」

娘「ん」パチッ

俺「(あっ、目覚めた)」

娘「あ、お兄ちゃん!」

俺「えっ?」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:14:18.11 ID:O/JX0tKW0
娘「お兄ちゃ~ん、やっとあえた!!」

俺「ええっ??」

娘「お兄ちゃん」ダキッ

俺「ちょっとまっ!」

娘「あいたかったよぉ」ギュッ

俺「ちょっ、離してくれないかな(苦しいから)」



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:14:45.68 ID:O/JX0tKW0
俺「ごめん。俺、君を知らない」

娘「お兄ちゃん、私わすれちゃったの?」グイッ

俺「うっ」クルシイ

娘「お兄ちゃん、ひどいよ」シクシク

俺「(弱ったな、完全に人違いしてる)」

娘「なんでウソつくの。うわーん」ポロポロ

俺「(まずい、泣かせてしまった。とりあえずごまかさなきゃ)」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:15:01.16 ID:O/JX0tKW0
娘「うっ、うっ」シクシク

俺「えーと、今思い出した。俺は君のお兄ちゃんだ」

娘「!!」

俺「だから泣き止んでくれないかな」

娘「うん」

俺「あと、苦しいからちょっと離してくれないかな」

娘「うん!」ニッコリ



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:15:17.44 ID:O/JX0tKW0
※以後 「娘」→「妹」ってことで



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:16:07.09 ID:O/JX0tKW0
医「あら、その子は俺君の妹さんなのね」

俺「えーと(どう答えればいいんだ)」

医「はい?」

俺「(否定したらこの娘また泣いてしまうし)」

医「(何を悩んでるのかしら?)」

俺「ええ、この娘おれの妹です」ヤケクソ

妹「ニコッ」

医「でも良かったわ、身寄りが居て」

俺「はあ」

医「ところで妹さん」

妹「はい」

医「お兄さんと外でお話するから、もう少し横になって休んでいてくださいね」

妹「はいっ」

医「バタン」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:16:24.40 ID:O/JX0tKW0
医「見てのとおり、体の怪我は大したことないですが」

俺「はい、助かりました」

医「頭打って記憶喪失しているみたいね」

俺「え?」

医「いろいろ聞いたけど自分の名前も思い出せないみたい」

俺「・・・・・・(絶句)」

医「これで身寄りもなければどうしようかと困ってたけど、俺君の妹さんなら安心ね」

医「妹さん、昼過ぎには退院していいわ」

俺「はあ、退院ですか」

医「ええ、だからあなたの家に連れて帰ってくださいね」

俺「えっ?」

医「ここは小さな診療所だからそんなに入院できないの」

俺「(弱ったな)」

医「連れてってくださいね、頼んだわよ」キッパリ

俺「はい」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:17:14.04 ID:O/JX0tKW0
-俺ん家-

俺「ただいま」ガラララ

妹「ここがお兄ちゃん家?」

俺「ああ、山ん中で他に誰もいないけどな」

妹「ひろいね」

俺「ああ、広いね」

妹「さむいね」

俺「ああ、寒いね・・・・・・ってごめん、その格好じゃ寒いよね」アセッッ

妹「はくしょん」

俺「いまストーブつけるからそこで休んでて」ドタバタ

妹「うん」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:17:55.64 ID:O/JX0tKW0
俺「グツグツ」

妹「いいにおい、なんだろ」

俺「昼飯作ってるから待ってろな」

妹「うん」

俺「はい、卵粥」

妹「うん」ジーッ

俺「食べないのか?」

妹「食べていいの?」

俺「いいよ」ジーッ

妹「わーい! いただきます」

俺「・・・・・・(わざわざ俺の許可を待ってたのか、律儀な子だな)」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:21:12.99 ID:O/JX0tKW0
妹「はむはむ」ニコニコ

俺「むしゃむしゃ」

妹「ふうふう、はむはむ」

俺「むしゃむしゃ(昨日の残り物は不味いな)」

妹「じーっ」

俺「ん、どした?」

妹「それなーに」

俺「ん、俺の食ってるコレ(すっかり不味くなった冷たいとんかつ)か?」

妹「うん」

俺「欲しいのか」

妹「うん」コクリ

俺「じゃああげる。病み上がりに油物は駄目だから一片だけな」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:21:43.16 ID:O/JX0tKW0
妹「わーい。パクッ」モキュモキュ

俺「(たかがトンカツなのにすごい喜びっぷりだな)」

妹「・・・・・・」

俺「(あ、妹が固まった)」

妹「ごっくん。おいしいっ!!」ニッコリ

俺「(あれ? 何か可愛いぞ)」ドキッ

妹「おいしいね」ニッコリ

俺「(こんなに美味そうに食べる娘は初めてだ)」ドキドキ

妹「ん? どしたの」

俺「いや、なんでもない」

妹「お兄ちゃん、変なの」クスッ

俺「(美味しそうに食べる娘って、どうしてこんなに可愛いんだろう)」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:22:39.28 ID:O/JX0tKW0
-食事後-

俺「ご馳走様」

妹「ごちそうさま」

俺「じゃあ、そこで休んでな。俺、外に行ってくるから」

妹「だめ」

俺「えっ?」

妹「行っちゃだめ」ダキッ

俺「えっ?行っちゃ駄目って?・・・・・・ちょっと離してくれないかな」

妹「だめ。お兄ちゃんまた消えちゃうかもしれないから、ダメ」ギュッ

俺「いや、すぐ帰ってくるよ。晩飯の材料買って来るだけだからすぐ帰る」

妹「ほんと?すぐ帰ってくる?」

俺「本当だ、だから離してくれ」

妹「うん」

俺「じゃあ行ってきます。ちゃんと寝てろよ。留守番たのむな」

妹「うん。いってらっしゃい」



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:23:08.07 ID:O/JX0tKW0
妹「いっちゃった」

妹「でもすぐ帰ってくるよね」

妹「お兄ちゃんうそつかないし」

妹「このふとん、お兄ちゃん臭がする」クンクン

妹「いいにおい、あんしんする・・・」

妹「あんしんしたら眠くなってきた、すぅすぅzzzz」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:24:34.44 ID:O/JX0tKW0
妹「んー、よく寝た」

妹「あれ?」キョロキョロ

妹「もう夕方だ」

妹「でもお兄ちゃん帰ってこない」

妹「どうしよ」オロオロ

妹「どうしよどうしよ」シクシク



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:25:58.04 ID:O/JX0tKW0
俺「だだいまー」ガラッ

妹「きたー!」ダダッ

俺「ん?」

妹「おかえり」ダキッ

俺「御免な、雪のせいで帰るの遅れた」

妹「もう消えないで」

俺「ああ、消えたりしないさ。だから落ち着いてくれ」

妹「うん」

俺「玄関先は寒いから中に入ろう」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:26:16.00 ID:O/JX0tKW0
俺「寒かっただろ? 風呂沸いたから入っておいで」

妹「うん」

俺「風呂入っていいよ」

妹「うん、入る」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:27:27.34 ID:O/JX0tKW0
妹「うーん」ゴソゴソ

俺「どうした?」

妹「服脱げない」ゴソゴソ

俺「ええっ?」

妹「服脱げないの、助けてお兄ちゃん」

俺「何言ってんだ? お兄ちゃんに見せてみろ(と言ってみたものの女の子の服触って良んだろか?)」

妹「うん!お願い」

俺「じゃあ脱がすぞ」

妹「うん」

俺「ゴソゴソ・・・・・・あれ? 本当に切れ目がない。ハサミで切って脱がすしかないけど良いかい?」

妹「うん」

俺「ジョキ ジョキ ビリリ・・・・・・よし、脱げたから風呂入ってきな」

妹「・・・・・・うん」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:27:57.82 ID:O/JX0tKW0
妹「・・・・・・」ジーッ

俺「ん、どした?」

妹「一緒に入ってくれないの?」

俺「えっ?」

妹「お背中洗ってくれないのっ?」

俺「えーと、君の言ってること理解出来ないんだけど(冷汗)」

妹「もうっ、お兄ちゃんお風呂一緒に入ってよ!(怒)」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:28:46.56 ID:O/JX0tKW0
俺「ゴシゴシ」

妹「うふん、っふふん♪」

俺「気持ち良いか?」

妹「うんっ」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:29:14.21 ID:O/JX0tKW0
俺「(なぜ俺は女の子の背中を流しているんだろうか?)」ゴシゴシ

妹「♪」

俺「(ずいぶん痩せこけてるな、すごくやつれてる)」ゴシゴシ

妹「♪~♪」

俺「(妙に疲労してるようだし、今まで何があったんだろう?)」ゴシゴシ

妹「どうしたの?」

俺「いや、なんでもない」

妹「そうなんだぁ」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:29:33.36 ID:O/JX0tKW0
俺「次は髪洗うからな、目を瞑っていろよ」

妹「うんっ」

俺「(この茶髪は地毛なのか?)」ゴシゴシ

妹「ふんふんっ♪気持ちいい~」

俺「(外国人かな?)」ゴシゴシ

妹「♪~」

俺「流すぞ」ザバーッ

妹「ひゃっ!」サザーッ

俺「さっぱりした?」

妹「うん」

俺「じゃあ風呂から出ようか」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:31:10.93 ID:O/JX0tKW0
妹「じゃあ次はお兄ちゃんの番ね」

俺「えっ?」

妹「はい座って!」

俺「ちょ・・・ちょっと待て」

妹「お背中流すよ~」ゴシゴシ

俺「あれ?」

妹「どしたの?」ゴシゴシ

俺「お前、背中流すの初めてか?」

妹「うん」

俺「それにしては上手いな」

妹「ほんと? 嬉しいっ」ゴシゴシ

俺「ああ気持ちいいよ、もっと流して欲しい位だ」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:31:49.25 ID:O/JX0tKW0
妹「ほんと? じゃあお兄ちゃんの前も洗うね」ゴシゴシ

俺「ちょっ、やめっ! 前は自分で洗うから」

妹「あれ、これなーに?」ゴシゴシ

俺「いゃ、そこは止めて!」

妹「コレなんだろう?」ゴシゴシ

俺「(はぁはぁ)止めてくれ・・・」

妹「何コレ立ってきた」ゴシゴシ

俺「だから見ないでくれ」

妹「・・・・・・」ジーッ



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:33:05.18 ID:O/JX0tKW0
妹「コレなんか怖い」ジーッ

俺「・・・・・・?」

妹「お兄ちゃんのコレびくびくしてて怖い」

俺「いや、その」

妹「怖いよっ!」

俺「妹ちゃん、怖がらなくても良いから」

妹「でもっ」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:33:29.18 ID:O/JX0tKW0
俺「妹ちゃんが可愛いとお兄ちゃんはこうなってしまうんだ」

妹「ほんと?」

俺「ああ、これは可愛いと思ってる証拠なんだ」

妹「嬉しい」ニコッ

俺「だからその手を離してくれないかな?」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:35:11.08 ID:O/JX0tKW0
妹「コレ、可愛い証拠なんだ。嬉しい!」

俺「だから離してくれ」

妹「可愛い証拠でしょ」ニギリッ

俺「ああ、そうだけど」

妹「大好き」ぺろっ

俺「え? 舐めないで・・・・・・」

妹「でもコレは可愛いって言ってるよ」ペロペロ

俺「だから止め・・・・・・」ハァハァ

妹「あんまり味しないね」ペロペロペロ

俺「うっ!」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:35:43.85 ID:O/JX0tKW0
俺「うっ!」ドクドクビュ

妹「ひゃっ!」

俺「あ、ごめん」

妹「ふえーん(涙)」

俺「ごめん、今すぐ洗い流してあげるから」

妹「うん」

俺「お湯かけるぞ」サバーッ



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:38:17.72 ID:O/JX0tKW0
妹「ふぅ、びっくりした」

俺「ごめんよ」

妹「うん、でもわたしが可愛い証拠なんだよね」

俺「あ・・・・・・ああそうだよ(冷汗)」

妹「嬉し・・・・・・ぃはっはっハクチュッ」

俺「体冷えちまったな、一緒に湯船に入ろう」

妹「うん♪」

俺・妹「ざぶん~」

妹「おおきいね」

俺「えっ!!」

妹「おふろおおきいね」

俺「あ、ああ(一瞬エロイ勘違いしてしまった)」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:39:51.99 ID:O/JX0tKW0
-しばらく後-

俺「暖まったか」

妹「うん」

俺「湯冷めするといけないからコタツ入ってろよ」

妹「うん(広い部屋だなあ)」

俺「うどん煮るからちょっと待っててな」

妹「うん(あっ、革ひもがある)」

俺「トントントン」

妹「(これ、お兄ちゃんの首に巻いて散歩したいな)」

俺「グツグツグツ」

妹「(きっと楽しいだろうな)」

俺「さあ食べよう」

妹「えっ? うん(ぼんやりしてた)」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:40:13.19 ID:O/JX0tKW0
俺「フーフー」

妹「フーフー」

俺「ズルズル」

妹「うーんっ」グチャグチャ

俺「おや? 鍋焼きうどん嫌いか」

妹「・・・・・・この棒じゃ持てない」

俺「棒? あぁ箸の事か。箸はこうやって使うんだ」ゴソゴソ

妹「うまく持てた」

俺「そうそう、それで良いよ」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:40:40.37 ID:O/JX0tKW0
妹「ツルツルッ」モブモグ

俺「・・・・・・どうだ?」

妹「おいし~♪」ニコッ

俺「・・・・・・(か、可愛ええ)」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:42:17.18 ID:O/JX0tKW0
俺「鍋焼き食べんの、初めてか」ズルズル

妹「うんっ」モグモグ

俺「(箸も鍋焼きうどんも初めてなのか。やはり外国人だろか?)」ズルズル

妹「ふーふっ、つるりんっ」モグモグ

俺「ずるずる」

妹・俺「ご馳走様でした」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:45:28.57 ID:O/JX0tKW0
俺「ところで、思い出した事ないか?」

妹「う~ん、う~~~ん」

俺「何もない?」

妹「お兄ちゃん大好き♪」

俺「(会話に答えてくれよ)」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:47:06.79 ID:O/JX0tKW0
俺「もうこんな時間か、眠いか?」

妹「うん」ウトウト

俺「布団敷いたから、そっちで寝てな」

妹「うん」

俺「じゃあお休み」

妹「おやすみ」

俺「カチカチ(消灯)」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:48:01.86 ID:O/JX0tKW0
妹「お兄ちゃん、そっちのおふとんにいっていい」

俺「えっ! ちょっと待て」

妹「うん、まつ」

俺「(どうしよう、建前とは言え妹だぞ)」

妹「ジーッ」ワクワク

俺「(なんだこの期待に満ちた目は)」

妹「もういい?」

俺「(えーいままよ)ああ、おいで」

妹「わーい」ゴソゴソ

俺「・・・・・・っ」ドキドキ



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:48:22.79 ID:O/JX0tKW0
妹「ペロッ」

俺「ゾクッ、いきなり首筋舐めないでくれ」

妹「お兄ちゃんって、おいしいね・・・・・・」

俺「あ、ああ(汗)」ドキドキ

妹「お兄ちゃんって、あったかいね・・・・・・」

俺「そうか(ドキドキ)・・・・・・ってあれ?」

妹「すぅすぅzzz...」

俺「本当に寝てしまったか。少し期待した自分が情けない(汗)」

妹「すやすやzzz」

俺「なんか疲れた、俺も寝よう zzz」



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:49:50.99 ID:O/JX0tKW0
-翌朝-

俺「お早う」

妹「おはよー」

俺「ちょっと大家さんちに行って来る」

妹「おでかけ?」

俺「ああお出かけだ。住人(妹)が増えたって伝えてくる」

妹「じゃあコレ」キュッ

俺「俺の首にベルト巻いてどうするつもりだ」

妹「ひもつけた。お兄ちゃんどっかに逃げないように」キュッキュッ

俺「うっ、苦しいから離して」

妹「でもたのしいよ」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:51:03.50 ID:O/JX0tKW0
俺「全然楽しくない。だから離してくれ」

妹「たのしくないの?」

俺「全然」

妹「たのしくないのかぁ」ショボーン

俺「(スルスル)ああ、助かった」

妹「がっかり」

俺「じゃあ手を繋いで行こう、そしたら俺が逃げる心配も無いだろ?」

妹「うん♪」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:52:06.69 ID:O/JX0tKW0
俺「寒くないか」ザッザッ

妹「うん、さむくない」テクテク

俺「大丈夫?」

妹「だいじょうぶ」ブルブル

俺「・・・・・・(寒そうだから聞いてんだが)」

妹「ハ、ハクチュッ!」

俺「やはりな。俺におぶされ(ヨイショ)」

妹「お兄ちゃんの背中、暖かい」

俺「そうか・・・・・・(女の子ってこんなに軽いんだな)」テクテク



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:52:29.03 ID:O/JX0tKW0
妹「あ、うみ」

俺「ああ、海だな」トコトコ

妹「きれいだなあ」

俺「ああ、昔は観光地だったらしいからな、この町」

妹「かんこーち?」

俺「昔は沢山人が来てたんだ、現在はひなびた田舎だけどさ」

妹「ふーん」



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:53:01.12 ID:O/JX0tKW0
-大家さん-

俺「大家さん、今日は」

妹「こんにちわ」

大「こんぬつわ、このコはダレだべ」

妹「お兄ちゃん!」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:53:31.67 ID:O/JX0tKW0
俺・大「えっ?」

大「妹さんか。愛んこい子だのお」

俺「あははは・・・・・・(俺が聞かれたのに妹が答えてしまった)」

妹「は、ハクション」

大「おや、外は寒みがらうつさ入ってげ」

俺・妹「はい!」



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:54:11.57 ID:O/JX0tKW0
妹「あっ、部屋のなかにたき火がある」

大「囲炉裏は初めでが」

妹「いろり?」

俺「この焚火の事だよ(小声)」

妹「はいっ、はじめてです」

大「んだか、まあゆっくりしてげ」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:56:36.37 ID:O/JX0tKW0
俺「囲炉裏暖かいな」

妹「うん」

大「いま旧正月だがら餅さくうが」

妹「うん」

大「兄さんは酒こでいいが」

俺「ああすみません。頂きます」



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:58:25.86 ID:O/JX0tKW0
妹「(ビミョーン)はむはむ」

大「うめが?」

妹「はいっ」ハムハム

俺「ゴクッ」プハーッ

妹「じーっ」

俺「ん?」

大「おや、妹さも酒コが良いべか」



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 09:59:34.21 ID:O/JX0tKW0
俺「おい、妹(小声)」

妹「なーに?」

俺「酒は二十歳にならないと飲んじゃ駄目なんだぞ(小声)」

大「なんか幼ねげど妹さんさ歳幾つだべ」

妹「わたしはたちーっ」

大「んだか、じゃあ飲め」トクトク

俺「(えっ、本当に二十歳か?)」



62:1:2012/05/13(日) 10:00:10.44 ID:O/JX0tKW0
※酒飲ませたくて二十歳にしました。年齢は各自適当に補正ねがいます mOm



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:00:47.03 ID:O/JX0tKW0
大「ここに来て何年さなったかね」

俺「かれこれ10年くらいです」

大「あんだまだヨソもんだがら、海には気ぃづげな」

俺「はあ」

大「んだ、この町はふすぃぎなごとあっからよそがら来たおめさん達は気ぃつげな」

俺「はあ」

妹「プハーッ、もう一杯のんでいい?」

俺「・・・・・・(こいつ人の話聞いてないな)」



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:01:10.90 ID:O/JX0tKW0
大「あ、そうだ」

俺・妹「?」

大「妹ちゃんさふぐさもってねべ」

俺「はぁ、そうですが」

大「うつさ孫のおさがりだがもっでげ」

俺「えっ、服頂いていいんですか? 有難うございます」

妹「ありがとうございます」ペコリ

大「うんうん、もっでげ」ニカッ



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:01:11.47 ID:/lngG7QSO
ハタチって事は合法ロリか!



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:01:33.12 ID:O/JX0tKW0
俺「じゃあ失礼します」

大「寒みがら気ぃづげてげれ」

俺「はい」

妹「はい」ペコリ

俺「じゃあ帰るか」

妹「うん!」



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:02:06.64 ID:O/JX0tKW0
-家に戻った後-

妹「大家さんからの服きてみたよ、どお?」

俺「いいよ似合ってる(どうみても子供服だよなあ)」

妹「ぴったりだね」

俺「ああ似合ってる(胸はともかく痩せ過ぎだろ)」

妹「わーい」

俺「(どうも食うや食わずで歩いてたようだな、俺を探す為に)」

妹「♪~」クルッ

俺「(記憶が戻るまで面倒見てやるか)」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:03:32.04 ID:O/JX0tKW0
-数ヵ月後-

俺「そろそろ友人が来る頃かな」

友「こんちわー」

俺「お久しぶりっ」

妹「おひさしぶりっ」ペコリ

友「バーベキューの準備は出来てる?」

俺「ばっちり」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:03:57.15 ID:O/JX0tKW0
妹「友さんといっしょにきた人、誰?」モジモジ

俺「何隠れてんだよ。友の妹だよ」

妹「なあんだ、お兄ちゃんの知りあいかぁ」ホッ

友「そういや紹介してなかったっけ」

妹「うん」

友「これ、オレの妹だ。宜しくな」

友妹「"これ"とは失礼だな、馬鹿アニキめ」ゲシッ



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:04:27.30 ID:O/JX0tKW0
妹「はじめまして」

友妹「初めまして、いつも馬鹿なアニキがお世話になってます」

友「アニキを馬鹿とは何だよ。こんな奴は頭グリグリの刑にしてやる(笑)」グリグリ

友妹「痛た~い、レディに向かって何すんのよ大馬鹿アニキ!」ジタバタ

俺「相変わらず仲良いな、おまえら」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:04:57.89 ID:O/JX0tKW0
友妹「ところで妹ちゃん」

妹「なあに?」

友妹「妹ちゃんは何歳? 6年生かな?」

妹「わたしハタチー」

友妹「えっ?」ギョッ

友妹「・・・・・・アニキ(ヒソヒソ)、妹ちゃんは私と同い年なの?(ヒソヒソ)」

友「・・・・・・そうだよ(ヒソヒソ)、妹ちゃんも20歳だ(ヒソヒソ)」

友妹「妹ちゃんごめんね~っ。子供扱いして(冷汗;)」

妹「んっ? 何のこと?」



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:05:26.45 ID:O/JX0tKW0
妹「もう食べてもいい?」ジュージュー

俺「あぁ、食べよう」

妹「本当!?大丈夫なの!?生焼けじゃない!?」

俺「あぁ、ちゃんと焼けてるから大丈夫だよ」

妹「そうかぁ!バーベキュー初めてだから!焼け具合わかんないから!」

俺「そうだね。わからないね」

妹「うん!でも焼けてんだ!そうなんだぁ!じゃぁ食べていいんだよね!」

俺「そうだよ。食べていいんだよ」

妹「よかったぁ!食べようね!いっぱい食べよう!」

俺「うん、食べようね」



75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:05:52.33 ID:O/JX0tKW0
妹「あぁ!お肉焼けてるからお肉食べれるね、お兄ちゃん!」

俺「うん。食べてていいよ」

妹「あぁーお兄ちゃんと私一緒にバーベキューしてるよ!火に気をつけようねぇー!」

友・友妹「・・・・・・どっかで聞いたような会話だな」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:06:14.45 ID:O/JX0tKW0
友妹「もぐもぐ」オイシイネ

妹「はむはむ♪」ウン

友・俺「ムシャムシャ」

妹「これなーに?」ハムハム

俺「肉」ムシャムシャ

友「ゾヌの肉」ムシャムシャ

妹「えっ?」ビックリ

友妹「嘘つくなよバカアニキ」ゲシッ!

俺「普通の肉だから安心して食え」ムシャムシャ

妹「ほっ、良かった」ハムハム



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:06:34.96 ID:O/JX0tKW0
友「貴様の妹ちゃん、良く食べるなあ」

俺「ああ、あいつ食欲あるからな」

友「少し太ったか」

俺「ああ」

友「最初見たときは難○キャンプみたいにやつれてて驚いたよ」

俺「○民キャンプは無いだろ。まあ俺も心配してせっせと食わせたが」

友「ふーん、成程ね」

俺「健康第一だからさ(本音は喜ぶ顔が見たくて飯作ってただけだが・・・・・・)」

友「妹思いの『お兄ちゃん』だな」



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:06:59.92 ID:O/JX0tKW0
友「あー食った食った」

俺「美味かったな」

友「んっ? どうしたの妹ちゃん」

妹「(シャキーン)『 天 下 御 免 ! 』 」

俺「刀は焼き串かよ」

友「わははははっ(笑)」

友妹「面白い子ね(笑)」



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:08:49.97 ID:O/JX0tKW0
妹「あっ、蝶々だ。待て~!」バタバタッ

友妹「ちょっと待って! そっちは危ない」タッタッタッ

俺「あいつ落ち着きのない子でごめんな」

友「別に構わないが、二人とも山に行っちまったが大丈夫か?」

俺「大丈夫だ、この山は妹の庭みたいなもんだから心配ない」

友「なるほど、じゃあ安心だ」



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:09:18.75 ID:O/JX0tKW0
友「ところで『お兄ちゃん』さ」

友「オレ、貴様の妹ちゃんと付き合っても良いか?」

俺「断る(即答)」キリッ

友「分かりやすい反応だな。貴様の妹ちゃん、実は他人だろ?」

俺「えっ!何で分かった?」

友「貴様との付き合いも10年近いからな。それくらい分かるさ」

俺「お前には隠せないな」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:09:39.60 ID:O/JX0tKW0
妹「ただいま~」

俺「お帰りー」

友妹「ただいま orz」ゼイゼイ

友「おい友妹、おまえ泥々じゃないか」

友妹「だって妹ちゃん足速いから。全然追いつけなくて」ゼイゼイ

俺「こいつ走るのは速いよ。前世は猛犬(自称)だったからな」

友「猛犬?」

妹「わたしもうけんだから『がおー食べちゃうぞ~』♪」

友「妹ちゃんはかわいいなぁ」

友妹「アニキそれ違うだろ」ゲシゲシッ!

俺「おまえらコントかよ(笑)」



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:10:03.32 ID:O/JX0tKW0
俺「そういえば蝶々はどした?」

妹「逃げられた。でも・・・」

俺「でも?」

妹「これ捕まえた」

俺「なんだその芋虫は。害虫だろうから捨ててきなさい」

妹「うん、捨ててくる」ショボーン

友「素直だな。うちの友妹とは大違いだ」

友妹「誰が素直じゃないだって?(ゲシッ)」

友「イテテテッ」



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:10:22.77 ID:O/JX0tKW0
俺「でも何で芋虫なんか捕ってきたんだろ?」

友妹「これアゲハチョウの幼虫なの」

俺「なるほど、逃がした蝶の代わりに捕ってきたのか。じゃあ家の庭で飼おう」

妹「飼っていいの? わーい!」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:10:46.63 ID:O/JX0tKW0
友「夏になったら海水浴場に行かないか?」

俺「良いけど、でも大家さんが何か言ってたからなあ」

友「この町と違って岩場じゃないから事故しないさ。心配ないだろ」

俺「それもそうだな」

妹「わーい海行こう!」

友妹「アニキ・・・・・・」



85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:11:07.22 ID:O/JX0tKW0
-その夜-

妹「お兄ちゃん」

俺「どした?眠れないのか」

妹「うん」



86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:11:40.23 ID:O/JX0tKW0
俺「おいで」

妹「うん モソモソ」ゴロン

俺「一緒に寝るなんて久々だな」

妹「うん」

俺「昼間騒いだせいでまだ興奮してんのか?」

妹「うん、たぶん」



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:12:06.42 ID:O/JX0tKW0
妹「くねくねっ」モソモゾ

俺「どうした?」

妹「わたしいも虫~」クネクネ

俺「はぁ??(何言ってんだ)」

妹「私ね、いもうと虫で、いも虫~」クネクネ

俺「さては友だな、そんなバカ言うのは(笑)」

妹「うん。友妹ちゃんからも幼虫並だって言われた(真顔)」

俺「わははっ(笑)、やっぱりあいつ等か」

妹「うん」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:12:27.04 ID:O/JX0tKW0
俺「で、いも虫君はどうしたいのかな~?」

妹「いじわる」クネクネ

俺「ああ、眠れないんだっけな」

妹「うん」クネクネ

俺「じゃあ、よく眠れるおまじないしてあげよう」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:12:49.32 ID:O/JX0tKW0
俺「さわっ,さわさわ」

妹「きゃっ、くすぐったい」

俺「もふもふきゅっ」

妹「っくう」

俺「お腹も触っちゃおう」ナデナデ

妹「ひゃっ」

俺「ありゃ、いも肉柔らかいな」プニッ



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:13:13.06 ID:O/JX0tKW0
妹「・・・・・・っもう」ムンズッ

俺「おい、手首掴むなよ」

妹「こっち触ってよ」

俺「いも虫ちゃんはせっかちだなあ」ニヤリ



91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:13:32.79 ID:O/JX0tKW0
俺「あれ、ここは毛虫さんだな」サワサワ

妹「くっくっ・・・・・・うん」ハァハァ

俺「いやらしい毛虫はいじめちゃおう」モソモソ

妹「お兄ちゃん・・・・・・」ンッンッ

俺「・・・・・・」モゾモゾグッ

妹「ふっ、ふっ、ふう」クテッ

俺「・・・・・・(芋虫君は脱皮したか)」

妹「すうすう」

俺「・・・・・・(眠れたみたいだな)」

妹「すやすや zzz」

俺「(お休み)」



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:13:54.35 ID:O/JX0tKW0
俺「(さて、俺も手を洗って寝るか)」

俺「(それとも向こうでオナ・・・・・・空しくなるからやめよう)」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:16:11.72 ID:O/JX0tKW0
-夏-

妹「うみ~!」

俺「へぇー、こんなところに海水浴場があったんだ」

友「なあ、来てよかっただろ」

俺「ああ」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:16:33.25 ID:O/JX0tKW0
友「何もって来た?」

俺「えーと水着にタオルに」

妹「うきわ~っ!」

俺「あと日焼け油にサンダルに・・・・・・あっ!」

友「ん、どした?」

俺「空気入れ忘れた」

友「おい、妹ちゃんの浮き輪どうすんだよ」

妹「息いれるから大じょうぶだよ~」



97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:16:51.28 ID:O/JX0tKW0
妹「ぷぅ~、ふーっ」

俺「無理すんな」

妹「ふーっ、ふーっ」

友「おー、妹ちゃん頑張っとる(笑)」

妹「ふーっ、なんか目が回るぅ @_@)」

俺「過呼吸か」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:17:17.46 ID:O/JX0tKW0
友「空気入れるのオレがやってやるよ、貸してみ」

妹「うん @_@)」

友「ふーっ、ふーっ。ほい、膨らんだよ」

妹「ありがとーっ」

友「えっへっへっ・・・・・・浮き輪で妹ちゃんと間接キスしちゃったい(ペロリ)」

俺「あほか」



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:18:42.72 ID:O/JX0tKW0
妹「あそこまで泳ごーっ」

俺「あの岩場までか」

友「丁度良い距離だな、行ってみるか」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:19:14.67 ID:O/JX0tKW0
妹「ぱしゃぱしゃ」

俺「ばさばさ」

友「スィ~スィ~ッ」

妹・俺「友は泳ぐのうまいなあ」


友「おーい、早く岩場に上って来いよ」

俺「ああ、そうする」ヨイショ

妹「登れない~」ジタバタ

俺「よし、俺の手に掴まれ」

妹「うんっ、おねがーい」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:19:41.65 ID:O/JX0tKW0
俺「じゃあ引き上げるぞ、せーのっ!」

俺「ファイトォーーーっ!!」

妹「イッパーーーツっ!!」

友「・・・・・・おまえらコントかよ」



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:21:13.34 ID:O/JX0tKW0
俺「やっと岩場に着いたな・・・・・・おまえ何見てんだ?」

妹「これなーに?」

俺「ウニ。バフン何とかって奴だとおもう」

妹「これはなーに?」

俺「イソギンチャク」

妹「きもちわるーい。つついちゃえ(ツンツン)」

俺「つつくなよ」

イソギンチャク「ピュッ!(怒)」

妹「ひゃっ、つめたい!」

俺「・・・・・・言わんこっちゃない」

妹「ぴゅって吹いたーっ。お兄ちゃんみたいにピュって」

俺「えっ?(赤面)」

友「なんか腹減ったな。そろそろ浜に戻ろうぜ」

俺「・・・・・・ホッ(友には聞こえてなかったか)」



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:21:31.73 ID:O/JX0tKW0
俺「昼飯なにする?」

友「ビール」

妹「わたしね~。焼きそばとね、とうもろこしとね、フランクフルトとね、イカ焼きとね、あとあと・・・・・・」

友「妹ちゃん食いしん坊さんだなあ(笑)」

俺「そんなに沢山無理だろ、お金やるから好きなの選んできな」

妹「うんっ、いってきまーす♪」

友・俺「いってらしゃい!」



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:23:13.25 ID:O/JX0tKW0
友「妹ちゃん行っちまったか」

俺「ああ」

友「妹ちゃんさ」

俺「なんだ?」

友「いい躰してんな。お腹の辺りがマニアックで良い」

俺「アホかい」ゲシッ

友「痛ぇなおい(笑)」

俺「何だこの石頭は、手が痺れたぞ(涙目)」ジーン

友「我が友妹に毎日ゲンコツ食らって鍛えてるからな、エッヘン」



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:23:48.25 ID:O/JX0tKW0
友「そういやさ、妹ちゃんの記憶まだ戻らないのか?」

俺「全然だめ」

友「そうか」

俺「取り敢えずわかったのは、俺のことを『隣家のお兄ちゃん』と思ってるらしいって程度だ」

友「なるほど隣人か。それで貴様に思い当たる節は無いのか?」

俺「まるで無い。故郷の隣家に女性はいたけど・・・・・・」

友「けど??」

俺「俺よりずっと年上の女性だった」



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:24:08.53 ID:O/JX0tKW0
友「どんな人?」

俺「明るくて、動物好きで犬飼ってた。庭は花いっぱいだったな・・・・・・」

友「そうか。その人に妹は居なかったのか?」

俺「いや、一人娘だった」

友「じゃあ手掛り無しか」

俺「ああ」

友「まあ諦めずに探してやりな」

俺「そうだな」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:24:43.70 ID:O/JX0tKW0
妹「ふぅふぅ、ただいまー」

俺「何だ、結局全種買ってきたのかよ(笑)」

妹「みんなで分けっこしてたべよーっ!」

友「”分けっこ”か、なるほど」



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:25:01.85 ID:O/JX0tKW0
妹「友妹ちゃん、なんでこなかったの?」モグモグ

友「喧嘩した」ビール トッテ

妹「ふーん。来たら楽しいのに残念だね」ハイ ムギチャ

友「妹ちゃん」

妹「なーに?」モグモグ

友「オレの妹(友妹)にさ、お土産買ってくれないかな?」

妹「えっ?」



111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:25:46.59 ID:O/JX0tKW0
俺「・・・・・・。ははーん、成る程わかったぞ」ニヤニヤ

妹「なあに?」

俺「つまり友妹ちゃんの機嫌を直すためにお土産買って行きたいけど・・・・・・」

妹「けど?」

俺「自分で買うのは照れ臭いからおまえに頼んだ・・・・・・って事ことだよ」

友「解説すんなよ」

妹「わかった、じゃあとびきり甘いスイカ買っていってあげる!」

友「ありがとう、よろしくね」

妹「ラジャッ!」ビシッ



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:27:01.73 ID:O/JX0tKW0
妹「あー、お腹いっぱい」

俺「結構食ったな」

妹「お腹いっぱいで眠い・・・・・・zzz」

俺「食ってすぐ寝ると牛になるぞ(笑)」

友「妹ちゃん、寝顔可愛いな」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:28:08.34 ID:O/JX0tKW0
友「妹ちゃん」、寝ちゃったか」

俺「ああ」

友「ところでさ、貴様にだけは伝えておきたい話がある」

俺「どうした?急に改まって」

友「オレの妹さ」

俺「友妹ちゃんか?」

友「うん」

俺「友妹がどうした?」

友「あいつ、実はさ」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:28:40.95 ID:O/JX0tKW0
友「あいつ、故郷で死んだ」

俺「はぁ??? 友妹ちゃんは生きてるじゃん」

友「不思議な事もあるよな」

俺「どういう意味だ?」

友「奇跡だな、この町」

俺「おいっ!」

友「・・・・・・」

俺「おいっ、一人で納得してないで俺にも説明しろよ」



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:29:54.63 ID:O/JX0tKW0
友「・・・・・・なんちゃってな、冗談だよ(笑)」

俺「冗談かよ、真顔で言わないでくれ」

友「・・・・・・」

妹「ん~よく寝た」ノビーッ

友「じゃあまた泳ごうか」

妹「うん」



117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:31:25.07 ID:O/JX0tKW0
-翌日-

俺「友妹さんへのお土産持った?」

妹「うん持った、ひえひえのスイカ」

俺「じゃあ友ん家に行くか」

妹「うんっ!」

俺「西瓜重かったら、持つの代わるぞ」

妹「友妹ちゃんにあげるまでわたしがもつ~っ」

俺「無理すんなよ(笑)」



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:31:45.63 ID:O/JX0tKW0
俺「あれ?」

妹「お兄ちゃん、どうしたの?」

俺「友の家、ここに在ったんだけど」

妹「なにもないね」

俺「いや、いつもここに来てたんだ」

妹「でもあき地だよ」

俺「通行人にきいてみよう」

俺「通行人さん、すみません」

通「はい」

俺「ここは、○×△番地の家はここですか」

通「○×△番地であってますが、でも昔からここは空き地ですよ」

俺・妹「えっ・・・・・・?」

通「では失礼しますね」

俺「ああっ、どうも済みません」



119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:32:13.06 ID:O/JX0tKW0
俺「おかしいな」



120: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2012/05/13(日) 10:32:47.88 ID:gxcc2Ao90
え?



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:33:05.45 ID:O/JX0tKW0
俺「おかしいな」

妹「?」

俺「(あいつは何処行った)」

妹「友さん、きえちゃったってこと?」

俺「(忽然と消えた)」

妹「兄ちゃんどしたの?」

俺「(跡形もなく、消えちまった)」

妹「お兄ちゃん・・・・・・」

俺「(もしかしてあいつは)」

妹「・・・・・・・・・・・・」

俺「(唯一の親友が消えた)」ゾクッ

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」

俺「(そんな馬鹿な)」ゾクゾクッ



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:33:23.66 ID:O/JX0tKW0
俺「あいつ 10年の 親友」

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」

俺「きえた 俺と同じ この町」

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」

俺「消えた 海行った 消えた 海のせい」

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」

俺「なぜ  怖い  謎 」ガクガク

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」ジーッ

俺「うわぁぁぁぁーーーーーーっ!」ブルブル

妹「・・・・・・・・・・・・・・・」



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:33:58.17 ID:O/JX0tKW0
妹「・・・・・・・・・・・・・・・」

妹「俺君!!」

俺「怖いよぉ。僕も消えちゃうよぉ」ブルブル

妹「俺君、しっかりしなさい!」

俺「うあぁん・・・・・・」ブルブル

妹「俺君! お姉さんの言うことを聞きなさい!!」キッ



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:35:01.21 ID:O/JX0tKW0
俺「・・・・・・お姉ちゃん?」

妹「俺君、もう怖くないから」

俺「お姉ちゃん!」ダキッ

妹「よしよし、お姉さんが居るから大丈夫よ」ナデナデ

俺「お姉ちゃん、ぼくこわかったよぅ」ギュッ

妹「もう怖くないから心配しないで・・・・・・」ナデナデ

俺「うん」

妹「落ち着いて、一緒にお家に帰りましょう」

俺「うん」ニコッ



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:35:27.46 ID:O/JX0tKW0
-帰り道-

妹「(何で俺君は急に退行してしまったのかしら?)」

妹「(友君が消えた原因も不明だし)」

妹「(取りあえず、今夜は俺君を落ち着かせる事が必要だわ)」

妹「(友君が消えた理由は、明日大家さんに聞いてみましょう)」

妹「(この町の出来事なのだから、大家さんならきっと知ってるはず)」



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:37:28.36 ID:O/JX0tKW0
-夜-

妹「俺君」

俺「お姉ちゃん」ダキッ

妹「お姉さんが慰めてあげる」

俺「なぐさめる?」

妹「そう、慰めてあげるの」

俺「??」

妹「ほら、脱がせてあげるね」パサリ



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:37:51.06 ID:O/JX0tKW0
俺「お姉ちゃん、ぼくどうしちゃったの」

妹「気にする事は無いわ」

俺「ぼくね・・・・・・お姉ちゃんだいすき」

妹「有難う、抱いてあげるね」ギュッ

俺「うぷっ」



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:38:13.20 ID:O/JX0tKW0
俺「お姉ちゃん、あつくて、ひんやりして、やわらかいよ」

妹「うふふ」

俺「もっとギュッと抱いて」

妹「いいわよ」

俺「うれしい」



130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:38:32.52 ID:O/JX0tKW0
妹「大分落ち着いたみたいね、そろそろ良いかしら」

俺「なーに?」

妹「そこに横になって」

俺「うん」

妹「うふふ、ここは大人ね」サスリサスリ

俺「えっ、何するの?」

妹「俺くんを慰めてあげる」



133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:49:56.71 ID:MlRYSd4h0
俺「うっ、うん」ドキドキ

妹「サスリサスリ」

俺「はぁはぁ」

妹「どう?」

俺「くるしいような、気持ちいいような」

妹「じゃあ、入るわね」グッグッ

俺「ああ、なんかいたくて気持ちいい」

妹「俺くん、私の中にはいってる」

俺「うん」



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:51:04.55 ID:MlRYSd4h0
妹「じゃあ動くわね」

俺「うん」

妹「ふんふん・・・・・・」

俺「あれ? ぼくおかしい、ドキドキする」ハァハァ

妹「いいえ大丈夫よ、男の子だから」

俺「あっ、なんかドクドクいってるよ!」ドクッ

妹「あぁぁ、俺くんをいっぱい感じるわ」

俺「はぁはぁ」グッタリ

妹「ふぅ・・・・・・」

俺「・・・・・・」



135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:52:05.74 ID:MlRYSd4h0
妹「(落ち着いたかしら)」

俺「すぅすぅ...」

妹「(寝たみたいね)」

俺「zzz」

妹「(では私も消えましょう)」

妹「(妹ちゃん、私を呼び出してくれて有難うね)」



136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:55:16.63 ID:MlRYSd4h0
-翌朝-

妹「おはよー」

俺「・・・・・・ああ、お早う」

妹「じーっ」

俺「(昨夜の事もあるし何か気まずいな)」

妹「どうしたの?」

俺「えーと、昨日はごめん」

妹「なんのこと?」



138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:56:00.92 ID:MlRYSd4h0
俺「いや昨夜の事さ」

妹「なんかあったっけ?」

俺「・・・・・・(覚えていないのか)」

妹「お兄ちゃん、へんなの」クスッ

俺「・・・・・・」

妹「それより朝ごはん食べよ!」

俺「あ、ああ。そうだな」



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:56:47.70 ID:MlRYSd4h0
俺「(妹は何も覚えて居ない様子だ)」

俺「(昨日の出来事は全て夢だったのだろうか)」

俺「それはともかく、布団片付けよう」ファサッ

俺「破瓜? シーツに跡が付いてる!」

俺「ということは、つまり昨日の出来事は全て現実・・・・・・」ゾクッ



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:58:03.99 ID:MlRYSd4h0
俺「妹~」

妹「なあに?」

俺「大家さん家行こう」

妹「どしたの?」

俺「ちょっと気になることがあるんだ」

妹「うん。わかった」

俺「じゃあ早速着替えてと」ササッ

妹「(お兄ちゃん、なにあわててんだろ?)」



141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 10:59:35.96 ID:MlRYSd4h0
-大家の家-

俺「大家さん、お早うございます」トントン

(・・・・・・)

妹「おはようございまーす」

(・・・・・・)

妹「返事ないね」

俺「不在みたいだな」



142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:00:53.77 ID:MlRYSd4h0
俺「あれ? 扉にメモが貼ってある」

妹「メモ?」

俺「『海岸に居ますので御用の方はそちらに御連絡ください』と書いてある」

妹「行く?」

俺「少し遠いが、行ってみよう」



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:02:19.04 ID:MlRYSd4h0
妹「おおやさーん!」

大「おや俺君たつでねぇが、どすたべ」

俺「実はかくかくしかじかで、友人君が消えてしまったんです」

大「なるほどな・・・・・・で、お前さんだつだげで海いっだべが」

俺「はい」

大「ねばすがだねべ、まんずヨソもんならすがだね」

俺「仕方ないんですか?」

大「ま、友君をおもうならとっとと忘れてやってけれ」

俺「・・・・・・」

大「深刻な顔するでね、友君たつもうまくやってるべ」

俺「はあ・・・・・・そうですか」

大「すんぺえすね」



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:05:26.47 ID:6KyD8zs/0
> ねばすがだねべ、まんずヨソもんならすがだね
意味教えてくれ



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:07:06.77 ID:Ov9Faxjg0
それならばしかたないな
よそものならしかたがない じゃねえの?



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:15:17.52 ID:6KyD8zs/0
>>145
了解しますた。



148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:11:46.74 ID:viwFiQvV0
-帰り道-

俺「(結局何も分からなかった)」

俺「(友が忽然と消えた原因も、俺自身が狂った理由も)」

俺「(そして一日だけ妹が別人のように大人びた事も)」

俺「(やはり海が関係あるのだろうか)」




>>151 やっつけごたまぜ方言でごめん



150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:14:49.27 ID:viwFiQvV0
-数ヵ月後クリスマス-

俺「ただいま」

妹「おかえりー」

俺「おっ、クリスマスツリー出来てる」

妹「ケーキ買ってきた?」

俺「うん。そっちはどう?」

妹「わたしね、ポトフつくってツリーかざって、キャンドル用意したよ~」



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:18:06.02 ID:viwFiQvV0
俺「ホイ、これあげる」

妹「何これ?」

俺「福引で当たった」

妹「ゴソゴソ。これサンタ服だっ!」

俺「サンタ服か。着てみ」

妹「うんっ」

妹「うーん胸がきつい」ギウッ

俺「小さかったかな」

妹「ふう、入った・・・・・・うぅぅん」

俺「ぅぅんって何だ?」

妹「う・・・・・・(お腹もきつい)」



153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:20:19.25 ID:viwFiQvV0
妹「どう?」

俺「似合ってるよ、本物のサンタみたいだ」

妹「かわいい?」クルッ

俺「うん(丸々っとした小動物みたいだ)」

妹「ほんと?」

俺「可愛いよ、本当に(抱きたくなる)」

妹「えへへ♪ 」ニコッ

妹「じゃあ、大家さんにもサンタ服見せてくる~」

俺「おう。そうして来な」

妹「いってきまーす」

俺「行ってらっしゃい。寒いから気をつけろよ」

妹「うんっ」



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:23:54.36 ID:viwFiQvV0
-しばらく後-

妹「ただいまー」

俺「お帰り。戻るの早かったな」

妹「はい、おみやげ」

俺「ん? ああ、大家さんから頂いたのか」

妹「うん」

俺「今度一緒にお礼にいこうな」

妹「うんっ」



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:27:03.76 ID:viwFiQvV0
俺「準備できたな。じゃあ改めて・・・・・・」

妹「メリークリスマス」

俺「メリークリスマス」

妹「お酒あけよっ」

俺「あけるよ(ポンッ!)」

俺・妹「かんぱーい」

妹「ケーキウマー」

俺「チキンも食べよう」

妹「あっ、まだあったかい」

俺「さっき作ったばかりだからね」

妹「イチゴあげる」ハイ、アーンシテ

俺「有難がとよ」アーン、パクッ



156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:30:43.56 ID:viwFiQvV0
俺「大家さんのコレ、開けて良いか?」

妹「うんっ」

俺「これお酒だ。君にもどーぞ」トクトクトク

妹「ありがとー」

俺・妹「あれ?」

妹「なにこれ、おいしい!」コクッ

俺「日本酒なのにワインみたいな味だな」ゴクゴク

妹「チキンにあうね」コクコク

俺「ほんとだ」ゴクッ



157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:33:28.73 ID:viwFiQvV0
妹「あれ? キャンドルが宙に浮いてる」

俺「どうした?(妹もう酔ったのか?)」

妹「ほら、あそこ」

俺「あら、俺にも浮いてみえる(酔ったな)」

妹「あー、体が軽い」

俺「お前が浮いて見えるぞ(やばっ、足元ふらつく)」

妹「だっこして」

俺「うん」

妹「ふわふわ~♪」

俺「なんか俺たち、宙に浮いてるみたいだ(飲みすぎだな)」

妹「ギュッして!」

俺「いいよ」ギュッ



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:37:03.44 ID:viwFiQvV0
俺「そーだ、コレ」

妹「なにこれ」

俺「クリスマスプレゼント」

妹「わっ、チョーカーだ」

俺「前々から欲しがってただろ」

妹「うん、ありがとう」

妹「わたしからのプレゼントはね・・・・・・」

俺「うん」

妹「プレゼントはね、『 わ た し 』 ・・・・・・」

俺「えっ」ドキッ

妹「キスして」

俺「ああいいよ」

妹「うーん、背が届かない」ピョンピョン



163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:42:06.57 ID:viwFiQvV0
俺「ソファーに座ろっか」

妹「キスするね」

俺「いいよ」

妹「んー、舌が届かない」ハナガ ブツカル

俺「初めてだから仕方ないさ」

妹「うん」ショボーン

俺「キスはこうやって」ブチュッ

妹「んっ! ん~っ」

俺「んー、んぐんっぐっ」

妹「ん~っ、ぷはっ」ハァハァ

俺「どう?」

妹「良かった」ハァハァ



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:45:51.77 ID:viwFiQvV0
俺「じゃあ服脱ごうか」

妹「・・・・・・うん」パサッ

妹「わたし太ったかなぁ」

俺「うん」

妹「太ったらだめ?」

俺「う~ん(スリムな方が良いが、これはこれでエロイ)」ジュルリ

妹「嫌いになった?」

俺「全然。大好きだよ」

妹「良かった」ホッ



165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:49:16.15 ID:viwFiQvV0
俺「電気消すよ」

妹「うん」

俺「胸、大きいね」パフッ

妹「ひゃっ、くすぐったい」

俺「ほらっ、こんなに大きい」モミモミ

妹「うん、わたしがんばったから」

俺「・・・・・・(いったい何を頑張ったんだろう?)」

俺「胸揉むよ。もみっもみっ」

妹「うんっうんっ」

俺「痛くないか」?

妹「きもちよくなってきた」ハァハァ

俺「舐めちゃおう」ペロペロ

妹「いやっっ」ハァハァ

俺「イヤなら止めようか?」

妹「・・・・・・いじわる。やめないでよ」ハァハァ



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:52:14.25 ID:viwFiQvV0
俺「お腹も柔らかいね」プニプニ

妹「うん」

俺「もっと下はどうかな」ペトッ

妹「・・・・・・うん」ハァハァ

俺「なあ妹」

妹「なあに?」

俺「おまえがここに来た頃」

妹「うん」

俺「いつも添い寝してたね」

妹「うん」

俺「そしていつもココを・・・・・・」サワサワッ

妹「うんっ」モジモジ

俺「あ、だいぶ濡れてるな」ヌチャヌチャッ

妹「うんっ」ハァハァ



167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:55:28.43 ID:viwFiQvV0
俺「すっかり準備できてるね、ここも」ニヤリ

妹「うん(赤面)」

俺「じゃあいくよ」

妹「うん」

俺「ん、んんっっ」グイグイ

妹「ん~」ギュッ

俺「入ったよ。痛くないか?」」

妹「大丈夫」

俺「じゃあ動かすよ」

妹「うん」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 11:59:48.21 ID:viwFiQvV0
俺「どうかな?」グイッグイッグイッ

妹「なんかいい」ハァハアハァ

俺「そろそろ出るよ」フンフンフンッ

妹「うん」ハァハァ

俺「うんっ!」ドクドクドク

妹「う~ん~うん」ハアハア

俺「どうだった?」

妹「よかった・・・・・・」クテッ

俺「可愛いよ」ナデナデ



169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:03:23.75 ID:viwFiQvV0
妹「あっ・・・・・・思い出した!」

俺「ん?」

妹「しくしく(涙)」

俺「ん??」

妹「・・・・・・」シクシク

俺「どした? 急に泣き出して」

妹「思い出しちゃった」シクシク

俺「記憶が戻ったのかっ!」

妹「うん」



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:06:56.98 ID:viwFiQvV0
妹「わたしね」シクシク

俺「うん」

妹「わたし犬なの、いも虫なの」シクシク

俺「えっ?」

妹「いも虫は羽化するの」シクシク

俺「・・・・・・(何言ってるのかわからない)」

妹「お姉ちゃんによろしく」シクシク

俺「・・・・・・(どうも興奮してるみたいだな)」

妹「シクシク」

俺「わかったから、だからもう泣かないで」ヨシヨシ



171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:10:37.98 ID:viwFiQvV0
妹「お兄ちゃん」

俺「なに?」

妹「いままでありがとう」

俺「うん。分かったから、だからおやすみ」

妹「・・・・・・」

俺「お兄ちゃんが守ってあげるから大丈夫」ナデナデ

妹「・・・・・・うん」

俺「だからおやすみなさい」ナデナデ

妹「・・・・・・うん」スヤスヤ

俺「(やっと落ち着いたか)」



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:12:18.96 ID:PdRCMSxS0
-翌日-

俺「おはよう」

俺「あれ? 妹が居ない。どこ行った」

俺「まさか外に出たか?」ガラッ

俺「うっ、寒むいっ!」

俺「雪の上に足跡がある。やはり外か、探しに出よう」

俺「こんな中、一体どこに行ったんだ」ザクザク

俺「あっ! あんな所にいる」



173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:15:42.55 ID:PdRCMSxS0
俺「オーイ、どこ行く気だ?」ザクザク

妹「あ、見つかった」ザッザッ


俺「あれ? 離れていくぞ」

妹「近づいてくる。逃げなきゃ」


俺「おーい(500mまで追いついた)」ザクザク

妹「来ないでー!」ハァハァ


俺「おーい、そんな所いたら風邪ひくぞ(あと400m)」ザクザク

妹「このままじゃ追い付かれる」ハァハァ


俺「とにかく待って!(300m)」ザクザク

妹「でももう駄目、体が動かない」ハァハァ


俺「様子がおかしい。あと200mとにかく急ごう」

妹「・・・・・・バタッ」



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:19:06.40 ID:PdRCMSxS0
俺「あっ! 倒れた(あと100m)」ザクザク

妹「・・・・・・(来ないで)」


俺「やっと追い付いた。おい妹、大丈夫か?」

妹「・・・・・・(やめて)」



俺「お家帰ろう」

妹「あうあぅ(離して)」

俺「だめだ、うわごと言ってる」

妹「わぅわぅ、ああぅ(正体を見られたくないのに、わたし自身も忘れていた正体を)」

俺「よいしょっと。よし帰るぞ!」

妹「・・・・・・」



175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:23:05.83 ID:PdRCMSxS0
俺「ガララッ、家に着いたぞ」

妹「ハァハァ」

俺「ここに寝かせてっ、と」

妹「ハァハァ」グッタリ

俺「すごい発熱だ! 薬と氷枕持ってくるから待ってろよ」

妹「・・・・・・」ハァハァ

---

妹「(お家に戻されてしまった)」

妹「(お兄ちゃんには見られたくないのに)」

妹「(どこか行きたい。どこかに隠れてしまいたい)」

妹「(でももう体に力が入らない。どこにも行けない)」

妹「(なんか意識が遠くなってきた)」

妹「・・・・・・」

---



176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:27:20.91 ID:PdRCMSxS0
俺「待たせてごめんな、氷枕持ってきた」


俺「あっ! グッタリしてる」

俺「しっかりしろ、死んじゃ駄目だ」

俺「あれ?」

俺「あれ? 妹にひげが生えてる」

俺「いやひげじゃない。全身毛だらけだ」

俺「尻尾も生えてきた」

俺「ひっ! 化け犬だ」ガタッ

俺「妹が犬に化けた!」

俺「ぎゃぁぁぁーっ」


妹「ワウワウッ、ウゥー(お兄ちゃん、ねえ)」

俺「化け犬が起き上がった。逃げなきゃ」

妹「あう、あうわんわん・・・・・・(だめだ言葉が通じないよお)」

俺「ああっ、こっち来んな!」



178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:31:13.59 ID:PdRCMSxS0
妹「わんわん、うーわんなんぉ、わんわん」

俺「・・・あれ? なにか言いたいのか」

妹「・・・・・・(もうだめ、意識が消えてゆく)」

俺「様子がおかしい。こいつ死に掛けてるのか?」

妹「バタッ」

俺「あっ、倒れた」

妹「」

俺「化け犬は死んだか・・・・・・助かった」ホッ



180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:34:55.99 ID:PdRCMSxS0
俺「あれ、死んだはずの化け犬がもぞもぞ動いてる」

俺「あっ! 化け犬の体が溶けはじめた」

俺「ひぇっ、今度は何が起こるんだ?」

俺「背中が裂け始めたぞ」

俺「何か出てきた」

俺「うわっ、なんだ」

俺「こっち見んな!」

俺「ひぇぇぇっ、逃げたいが腰が抜けて動けない!」

俺「ガクッ」キゼツ



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:43:11.08 ID:anB5oZ8c0
-翌朝-

-「おはよう」

俺「あっ。もう朝か」

-「おはよう」

俺「ああ、妹の声がする」

-「・・・」

俺「昨日のは夢だったのか。良かった」ホッ

-「お早う」

俺「お早う。昨日変夢を見てさ・・・・・・おまえが犬に化けた夢をさ」

-「夢じゃないわ」

俺「えっ?」

-「目を覚まして、俺君」

俺「あっ! あなたは誰?」

-「俺君、思い出せない?」



184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:44:35.50 ID:anB5oZ8c0
俺「もしかしてあなたは『姉さん』?」

姉「そうよ」

俺「いや、姉さんがこんな年齢の筈が無い」

姉「そうね」

俺「姉さんが僕の年下なんて・・・・・・」

姉「そうね」

俺「あなたは10年前に亡くなったはずだ」

姉「そうよ」

俺「姉さんごめんなさい、僕あたまがおかしくなったみたい」

姉「いいえ。あなたは正常よ」



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:47:37.25 ID:anB5oZ8c0
俺「ううっ、僕いま頭が混乱してる」

姉「あなたは正しいわ」

俺「えっ?」

姉「俺君、目を閉じて」

俺「うん」

姉「じゃあ、あなたの記憶を戻すおまじないしてあげる」

俺「うん」

姉「チュッ」

俺「うあっ、キスされた」

姉「んぐんぐ」レロレロ

俺「ん~っ(あっ! 思い出した)」



186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:54:05.12 ID:anB5oZ8c0
姉「思い出したかしら?」

俺「ああ、思い出したよ。姉さんのキスが俺の記憶の解除キーだったんだな」

姉「うふふ、キーにしたのは俺君自身でしょ」

俺「う、まあね。心に鍵をかけて記憶喪失になったのは自分自身の方だった(苦笑)」

姉「でもあなたが自分を『俺』って呼ぶなんてね」クスクス

俺「笑うなよ」

姉「俺君」

俺「なに?」

姉「君、おおきくなったわね」

俺「あはははっ、きみは亡くなった歳の若いままだね」

姉「うふふっ、きみのこと『お兄ちゃん』って呼んでいい?」

俺「ドキッ」

姉「いいかな?」

俺「いいよ。その代わり俺もきみを『妹』って呼んでやるからな(笑)」

姉「うん、お兄ちゃん!」



189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 12:57:34.52 ID:anB5oZ8c0
※以下表記は 姉→妹 ってことで。



190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:01:02.72 ID:anB5oZ8c0
妹「お兄ちゃん」

俺「姉さん・・・・・・じゃなくて『妹ちゃん』か」

妹「どうも有難う」ペコリ

俺「あらたまって言わないでくれよ、照れるじゃないか」

妹「照れた『お兄ちゃん』も可愛いわよ」クスッ

俺「あはははっ(汗)」

---

妹「記憶はだいたい戻ったみたいね」

俺「ああ、でも少し混乱している」

妹「じゃあその記憶を話してみて。そうすれば整理がつくから」

俺「うん分かった、じゃあ話すよ」



191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:04:50.07 ID:anB5oZ8c0
---

俺「きみ、つまり『お姉さん』は僕らの故郷で隣人だった」

俺「でもお姉さんは俺が未成年・・・まだまだ子供で自分の事を『僕』と呼んでた・・・の頃に亡くなった」

俺「僕は悲しんだ」

俺「僕は亡くなった人間が復活するという伝説の場所、つまりこの町をニュースで見つけた」

俺「ただそこはとても遠く。そこへ行く金はなかった」

俺「僕はこの町に来るための金を溜めるために10年近く頑張った」

俺「そして今年の初めにの町に来た」

俺「しかし辛い記憶に僕は苦しんだ」

俺「だから大家さんに頼んで記憶を封じ込めてもらった」

俺「10年間という記憶は偽物だった」

---

妹「うん、それで合ってるわ」



193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:08:19.47 ID:anB5oZ8c0
俺「でもなぜ君はすぐに現れなかったんだい?」

妹「えっ、何のこと?」

俺「いや、実は君があわられる前に、なぜか別の『妹』が来てたんだ。その理由が分からなくて」

妹「・・・・・・」

俺「彼女は・・・・・・ううっ(涙)」

妹「俺君は彼女を愛してたのね」

俺「うん」

妹「そう。それで?」

俺「彼女は俺を心の底から愛してくれた」シクシク

妹「そうね、私にもわかる」

俺「彼女は何だったんだろう」

妹「彼女の事、知りたい?」

俺「うん」



194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:12:32.06 ID:anB5oZ8c0
妹「私が飼っていたワンちゃん ( >>107 2行目) 覚えてる?」


俺「明るくて、動物好きで犬飼ってた。庭は花いっぱいだったな・・・・・・」


俺「ああ、よく覚えているよ」

妹「それで?」

俺「姉さんが死んだあと、その犬が寂がってたからいつも散歩してあげてた」

妹「そのワンちゃん、あなたに懐いていたの?」

俺「とても懐いてた。散歩のために首輪を付けてやる時は、そりゃもう楽しそうな仕草してね」シンミリ



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:14:33.01 ID:anB5oZ8c0
妹「でもそのワンちゃんとは別れたのね」

俺「うん。もし生きてれば今は20才かな?」

妹「20才か、もう寿命ね」

俺「そうだね。また会いたいけど諦めるしかない」

妹「あのワンちゃんね」

俺「うん」

妹「最期の数ヶ月幸せだったわ」

俺「えっ、なぜ分かるんだい?」

妹「彼女ね、私の中に残ってるの」

俺「えっ?」

妹「だから悲しむ必要はないの」



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:16:45.71 ID:anB5oZ8c0
妹「俺君の記憶は確かに戻ったみたいね」

俺「ああ。もう完全に戻った」

妹「じゃあ帰り支度しましょう」

俺「帰る?」

妹「そうよ。一緒に故郷へ帰りましょう」

俺「ああ、そうだな」

妹「じゃあ早速大家さんの所に行きましょ。お兄ちゃん♪」

俺「あぁ、行くか」

妹「♪~」

俺「・・・・・・(黒髪の妹に慣れるのは時間が掛かりそうだ)」



198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:19:36.54 ID:anB5oZ8c0
-最後の日-

俺「大家さん、こんにちは」

大「おお、おめさだつ来たが」

妹「大家さん、始めまして」

大「俺君の『姉さん』か、ずいぶんまってただよ(笑)」

俺「これ俺の『妹』です」

大「なるほど、おめさは姉さんよかとすうえだがんな。わっはっは」

俺「あはは(照れ)」

大「じゃあ今夜、港ゆぎの渡し船出すべ」



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:20:15.04 ID:anB5oZ8c0
俺「この渡し船に乗ったら、町とも海ともお別れだな」

妹「覚悟できてる?」

俺「ああ、故郷に帰る覚悟は出来てる」

大「おめさだつ、すあわせが?」

俺・妹「はいっ!」

大「ならよがっだ、フネさ出すぞ」バタタタタ

俺「さようなら、この町」

妹「さようなら、この海」

俺「じゃあ帰ろう、故郷に」

妹「うんっ」



200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:20:38.43 ID:anB5oZ8c0
-後日-

故郷に帰った俺らは結婚して娘を授かった。

娘の髪はなぜか茶色だった。


おわり



201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:21:58.76 ID:6KyD8zs/0




202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:22:19.08 ID:l4LW0CbH0
おつー



206:1:2012/05/13(日) 13:28:47.98 ID:DcX2rciz0
-帰りの渡し船-


俺「大家さん」

大「なんですか?」

俺・妹「有難うございます」

大「いや、そんなに改まって言わないでください」テレッ

俺・妹「あれ? 大家さん普通にしゃべってる」

大「ええ、もう町を離れましたからね。方言はいらないでしょう」

俺「しかも若返っている」

大「ええ、町の外では古老の振りしなくても良いから」

俺・妹「あなたは何者なんですか?」

大「私はここの案内人よ、友君も案内したわ」

俺「友のやつ、無事なんですか?」

大「はい。先に故郷に帰ってあなたを待ってる筈よ」

俺・妹「本当っ! 良かったあ」



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:29:26.38 ID:DcX2rciz0
大「ところで、妹さんも優しいわねえ」

俺「どういうことですか?」

大「本当はね、最初から妹さんが現れるはずだったの」

妹「・・・・・・」

大「でも犬さんがあまりにも俺君を慕ってたから、犬に『生き返り』を譲ってあげたの」

妹「・・・・・・」

大「私も予想していなかったから驚いたわ」

妹「・・・・・・」

大「妹さん、老犬の最期の日々を幸せにしてあげたかったのね」

妹「・・・・・・シクシク」

俺「泣くなよ、きっと彼女(犬)も幸せだったに違いない」

妹「・・・・・・うん」



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:29:46.06 ID:DcX2rciz0
大「でもあの犬も、薄々自分の死期を悟ってたんじゃないかしら」

妹「え?」

大「あの子、自分を『幼虫』って言ってたでしょ」

妹「そういえば確かに」

大「幼虫の仕事はね、沢山食べて大きく太って」

俺「・・・・・・」

大「そして羽化する蝶々の栄養源になる事なの」

妹「すると私の体は・・・・・・」

大「ワンちゃんのがんばりの結晶ね」

妹「うっうっ」シクシク

大「悲しんでは駄目よ。蝶々は軽々と羽ばたくのが仕事、泣いたりしたら幼虫さんも悲しむわ」

妹「・・・・・・はい」

大「(もっとも食欲の方は晩年ドッグフードしか食べさせてもらえなかった反動でもあるけど)」

大「しんみりしてないで未来を見ましょう」

俺・妹「はい」



210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:30:03.64 ID:DcX2rciz0
大「ほらあれを見て。あの先が港よ」

俺「あれが軌道エレベータか」

大「渡し舟(ティルトローター)はあの麓にまもなく着くわ」

俺・妹「はい」

大「ではお幸せにね」

俺・妹「有難うごさいます」



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:32:30.91 ID:DcX2rciz0
妹「港に着いたね」

案内『ソ○リス発地球行き、東野宇宙港より出航します』

俺「ああ、じゃあ乗ろう」

案内『地球行連絡船、東野ポートより出航します』

妹「うん」



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:33:14.01 ID:DcX2rciz0
おしまい



213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:34:44.75 ID:P1/JGS+gO
超設定



214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:37:38.32 ID:QLc2k5Lj0
乙!
友と友妹はなんだったのか



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:46:41.56 ID:DcX2rciz0
>>214
「俺」と同じで町(惑星)に来た人と「お客」。死なせたらかわいそうなんで二人揃って地球に帰らせました。
でも液体酸素飲んだら死にます。



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:40:28.25 ID:DcX2rciz0
遠野物語風のを書こうとしたら惑星ソラリスになってた。
伏線回収は難しいな。



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日) 13:40:41.40 ID:6KyD8zs/0

設定すげえ