スレURL:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1497952767/

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 18:59:27.071 ID:yu73FLTe0.net
王様「本当に>>3を渡せば大人しく旅立ってくれるんだな?」

勇者「もちろんっす」

王様「よし、じゃあお前に>>3をやろう」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 18:59:52.011 ID:EhA95/0aa.net
王座


12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:03:22.224 ID:yu73FLTe0.net
王様「よし、じゃあお前に王座をやろう」 スッ

勇者「ういっす」 スッ

勇者「ふう。……それでは勇者王様よ、魔王を倒してくるのだ」

王様「何? お前は何を言っておるのだ?」

勇者「今は俺が王様なんだから勇者を任命するのも俺の自由だろ? おらさっさと行けよ、ひのきの棒やるから」 ポイッ

王様「痛っ!? 何をするのだ!?」

勇者「うっせーカス!! さっさと魔王倒して来いや!! それまで戻ってくんなバーカ!!」

王様「ぐぬうううう!!」


王様「ぐぅ……まさかこのような事になるとは……」

王様「わしはこれからいったいどうすればいいのじゃ……誰か教えてくれ……」

>>13「教えましょう」

王様「お前は、>>13!」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:03:52.496 ID:mSuVx2H7x.net
大臣

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:06:33.509 ID:yu73FLTe0.net
王様「お前は、大臣!」

大臣「大変な事になりましたな、まったく」

王様「大臣よ、あの勇者をどうにかしてくれ!!」

大臣「私もできる事ならばそうしたいのですが、王様との約束を盾にされてはどうにも」

王様「元々魔王を倒した暁には王座を譲るつもりだったからのぅ、まさかあんな暴挙に出るとは……」

王様「大臣よ、どうにかできぬのか?」

大臣「王様、>>21

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:07:21.602 ID:KUU0hJTWd.net
しねよ

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:11:14.666 ID:yu73FLTe0.net
大臣「王様、死ねよ」

王様「な、なんじゃと!?」

大臣「元はといえば自業自得でしょう」

大臣「大体勇者一人に魔王を倒させようという考え自体私は反対だったのです」

大臣「そんな無茶を若者に押し付けるくらいなら自分自身でやればいいのです。それこそ死ぬ気で」

王様「できるわけがなかろう!!」

大臣「自分で言い出した事でしょう!! すべて自業自得です!! 鍋のフタやるからさっさと行けジジイ!!」 ポイッ

王様「痛っ!? 何をするのだ!」

大臣「魔王倒すまで国に入れてやらないからな!!」

王様「ぐぬううう!!」


王様「くそぅ!! 馬鹿にしおって!!」

王様「いいだろう、わしが魔王を倒してやろうではないか!!」

王様「そのためには手始めに>>30じゃ!!」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:11:46.297 ID:sm4Ds5+r0.net
子作り

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:14:48.252 ID:yu73FLTe0.net
王様「そのためには手始めに子作りじゃ!!」

王様「ふん、どうせわしだけで魔王を倒すなど不可能なのじゃからな」

王様「王位を奪還するのも魔王を倒すのも次世代に託してしまえばいいのじゃ!!」

王様「さっそく>>43と子作りじゃ!」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:15:13.878 ID:KkWcboUV0.net
勇者

67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:19:52.417 ID:yu73FLTe0.net
王様「さっそく勇者と子作りじゃ!」


王様「ふう……ふう……」 ズズズー

王様「ふう、どうにか王のみに伝わる秘密の通路を通り抜けられたわい」

勇者「ぐぉぉ……ぐぉぉ……」 スヤスヤ

王様「ぐふふ、わしが何も知らぬと思って油断しおって」

勇者「んぐっ、誰だ!?」 バタバタッ

王様「わしじゃ」

勇者「クソ王様、なんでこんな所にいやがる!! さっさと魔王倒してこいよバーカ!!」

王様「ぐふ、ぐふふ。無理に男らしい言葉を使わずともよいのだぞ。わしはお前の秘密を知っておるのだからな」

勇者「な、なんだと!?」

王様「お前本当は>>70であろう?」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:20:23.854 ID:iDtw4l3w0.net
ふたなり

88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:25:29.564 ID:yu73FLTe0.net
王様「お前本当はふたなりであろう?」

勇者「な、なんでその事を!」

王様「お前が生まれる時、占い師が預言を受けたのじゃ。勇者となる者は両性を持つとなぁ!」

王様「中性的な顔をしておるとよく言われたじゃろう?」

勇者「い、言うんじゃねえ!! 俺は男だ!!」

王様「果たしていつまでそう言っていられるかのう。試してみようではないか」 ガシッ

勇者「クソ、は、放せ! 放せぇ!」 ジタバタ

王様「かかっ、お断りじゃ。お前にはわしの子供を産んでもらわねばならないからのぅ」

勇者「なっ!? ふざけるんじゃねえ!!」

王様「ふざけてなどおらんわ。お前に期待できぬのじゃ、勇者の血を継ぐ次の子供に期待するしかあるまい?」

王様「まずは>>90するかのぅ」

90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:26:00.195 ID:QAmuMKOxd.net
前戯

106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:32:52.891 ID:yu73FLTe0.net
王様「まずは前戯するかのぅ」

勇者「き、気持ち悪いこと言うんじゃねえジジイ!」 

王様「かかっ、鳥のさえずりのようじゃわい。どれ、まずは胸から見てやろう」 ブチブチィ

勇者「ひっ!?」

王様「ほう、小さいが膨らんでおるではないか。どれ」 ペロッ

勇者「やめっ、やめろっ!!」 ジタバタ

王様「はは、まるで効かぬわ! 所詮お前は旅立ち前のひよっこよ、老いたとて王として訓練を受けてきたわしに敵うまい」 チュゥゥゥ

勇者「ひぃぃぃ!?」

王様「どれこっちはどうなっておるかの?」 ズルッ

勇者「み、見るな!!」 ポロン

王様「ほう、細長いがしっかり付いておるな。どれ、女の方は」 クパァ

勇者「ひぃ!? や、やめ……っ!」

王様「こっちもしっかりあるようじゃな。では>>110

110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:33:44.850 ID:fWEQlLaX0.net
魔王を倒しに行こう

129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:42:08.187 ID:yu73FLTe0.net
王様「こっちもしっかりあるようじゃな。では魔王を倒しに行こう」 スッ

勇者「え? ……え?」

王様「さっさと服を着るのじゃ、いつまで裸でおるつもりだ?」

勇者「……」

王様「なんじゃ、そんなにわしに犯されたいのか?」

勇者「なっ、ふ、ふざけるんじゃねえジジイ!! そんなわけねえだろ!!」

勇者「た、ただ俺は、てめえが何したいのか意味分かんねえだけだ!!」

王様「分からぬか? わしにはいつでもこうする選択肢がある、そう言っておるのじゃ」

王様「このままお前を孕ませるのも選択ではあるが、これから十余年待つのは長すぎる」

王様「魔王の被害も多くなろう。ならば大臣に国を預け、わしとお前で魔王を倒しに行くのじゃ」

王様「わしが側におればお前も手を抜けばどうなるか忘れずに済むじゃろう」

勇者「ぐ、うぐ……っ」

王様「やっと飲み込めたようじゃな。ではさっさと行くぞ」

勇者「待てよ!! 何の準備も無しに魔王を倒しに行くなんてお断りだ、その前に>>131

131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:43:06.396 ID:mSuVx2H7x.net
お母さんに別れの挨拶をする

140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:46:21.228 ID:yu73FLTe0.net
勇者「待てよ!! 何の準備も無しに魔王を倒しに行くなんてお断りだ、その前にお母さんに別れの挨拶をする」

王様「ふむ、まあいいじゃろう」


勇者「……ただいま、お母さん」

母「あら勇者、どうしたの? お城の方にいなくて大丈夫?」

勇者「その、実は」

王様「勇者はわしと魔王を倒しに行くことになったのじゃ」

母「え!? お、王様!? どうしてここに!?」

勇者「その、王様の言う通り魔王を倒すことになったんだよ……」

王様「こやつがどうしてもあなたにお別れを言いたいと申すのでな、こうして来た次第じゃ」

母「そうだったんですか……では>>14

143: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:47:10.910 ID:yu73FLTe0.net
安価ミスってた。再安価>>146

146: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:47:42.791 ID:TQWVqjlq0.net
私も行きましょう

169: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:52:34.017 ID:yu73FLTe0.net
母「そうだったんですか……では私も行きましょう」

王様「な、なんじゃと?」

勇者「いいのお母さん?」

母「仕方ないわ、あなたは私の大切な子供だもの」

王様「いや待たれよ、申し訳ないが勇者の母とはいえ力のない者を連れてゆくわけにはいかぬ」

母「ですが勇者を王様と二人で旅立たせるわけにはいきません」

王様「ふむ。どうしてもと言うならば、力を証明するために魔物と戦ってみせてもらいましょう」

母「……わかりました」


王様「よし、ではあの魔物を一人で倒してもらいましょう」

魔物「ぴぎー!」

母「わかりました。いきます!」 ザッ

王様「なんと、>>174!」

174: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:53:27.777 ID:JNgb5gyI0.net
魔物を倒した余波で街が消えた

192: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:57:29.973 ID:yu73FLTe0.net
王様「なんと、魔物を倒した余波で街が消えた!」

ドゴオオオオオオオオンッ

母「あらあら」

勇者「ああ……やっぱりダメだったか……」

王様「な、なんということをしてくれたのじゃ!!? わ、わしの国が、王都が!!」

母「ごめんなさいねえ王様、久しぶりだったから手加減ができなくて」

王様「ご、ご、ごめんなさいで済むわけがなかろうが!! い、いったい何人の国民がぁぁ!!」

勇者「お、王様、お母さんも謝ってるんだからいいじゃねえか」

王様「いいわけがなかろうが!! どうするのじゃ!? いったい何がどうなっておるのじゃ!! 説明をしろぉ!!」

母「>>197

197: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 19:58:40.378 ID:Ok4EMmhZd.net
ザオリク

204: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:04:12.291 ID:yu73FLTe0.net
母「ザオリク」

シュオオオオオオオン

母「これで王都の皆さんは生き帰りました。さあ、魔王を倒しに行きましょう」

王様「……馬鹿な」

勇者「王様、現実を見ようぜ。ほらさっさと魔王倒しに行こうぜ、もう俺達の出る幕はないだろうけど」

母「いやだわ、あなたは勇者でしょう? そんなこと言わずに頑張りなさい」

勇者「はは、まあその内な」 王様「こんなの夢じゃ……」


それから3人は魔王城までサクサク進んだ。


母「もう! 返り血っていやだわ、なかなか落ちないんだもの」 ゴシゴシ

王様「わしもう帰りたいのじゃが」

勇者「自分で言い出したんだから最後まで付き合えよ」

魔王「クククッ、よくぞ来たな勇者達よ。そして母よ」

王様「……ま、まさか魔王と知り合いなのか?」

母「実は>>209

209: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:05:04.393 ID:KkWcboUV0.net
私の弟子

222: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:08:35.303 ID:yu73FLTe0.net
母「実は私の弟子なの」

王様「えええ!?」 勇者「マジで!?」

魔王「母よ! 我は貴様を超えるため、邪神の力を手に入れた!! もはや貴様など恐れるに足りぬわ!!」

母「あらあら、反抗期かしら?」

魔王「黙れぇ! もう以前のようにはいかぬぞ!! 我の必殺の一撃を食らうがいい!!」 ドゴオオオオン

母「>>226

226: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:09:26.686 ID:X19urGnJM.net
くすぐったいわ

235: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:12:26.183 ID:6uaKJLmh0.net
まぁ一応貼っておくか
no title

236: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:13:45.642 ID:o0nWjLTo0.net
>>235
美沙ママ最強伝説

239: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:15:29.638 ID:yu73FLTe0.net
母「くすぐったいわ」

魔王「う、嘘だ、我の必殺の一撃が……う、うおおおおお!!」 ドゴドゴドゴドゴッ

母「うーん、あなたには少し落ち着きが足りないんじゃないかしら?」 ガシッ

魔王「なっ!? は、放せ、この鬼ババア!!」

勇者「あ、王様逃げるぞ、急げ」 王様「なんじゃと?」 勇者「早くしろ!」 王様「う、うむ」

母「あらあらあらあら、あらあらあらあら、あらあら、あらら?」 ギュウウウ

魔王「ぎぃ!? い、痛い、う、腕が千切れる!?」 ミシミシミシミシ

母「今なんて言ったのかしら? よく聴こえなかったのだけど」 ギュウウウ

魔王「は、離れろぉ!!」 ドゴンッ ドゴンッ ドゴンッ

母「気にしてないのよ? 全然気にしてないの。でも弟子の躾も師匠のお仕事じゃない?」 ギュウウウ

魔王「ひぎぃぃぃ!?」 ブチブチブチ

母「だからその、えっとね」 スゥ

魔王「ひ……っ」 ガクガクブルブル


母「少し反省しましょうね?」

251: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:21:55.092 ID:yu73FLTe0.net
王様「い、いったい何なのじゃ? 勇者よ、そろそろ説明せんか」

勇者「はあ、はあ……振り返れば分かるから見てみろよ」

王様「なんじゃと?」


王様が振り返ると同時に、地が割れんばかりの轟音が辺りに響き渡った。

地面は揺れ、魔王城はガラガラと音を立てて崩壊し、それでも轟音が響き続けていた。


王様「な、何なのじゃこれは……」

勇者「お母さんのお仕置きだよ……」

勇者「お母さんは、うっかり殺しても蘇生すれば帳消しだと思ってるからお仕置きの手加減をしないんだ……」

勇者「死んでは蘇生、死んでは蘇生の無限ループだよ……」

勇者「行こうぜ、これ以上はこの距離でもヤバい……」

王様「……神よ……」


王様が神に祈っても、その轟音は絶え間なく続いた……。

264: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:26:11.895 ID:yu73FLTe0.net
大臣「おお勇者、それに王様! 無事に帰ったという事は、魔王を倒したのですな!」

王様「……」

勇者「まあ、二度と魔王は現れないと思うぜ」

大臣「それは実にめでたいですな! ……ところで、私はどちらを王と仰げばよろしいのでしょうか?」

勇者「ああ、あれはもういいぜ。自分勝手な命令にクソむかついただけだからよ」

王様「ま、待ってくれ勇者よ!! お、王座は譲る、だからどうかわしを許してくれ!!」

勇者「え?」 大臣「え?」

王様「た、頼む、どうかわしを許してくれ!! お前を脅迫した事も忘れてくれ!!」

王様「わしは、わしはあのような化物を敵に回したくないのだっ!! お願いじゃ、勇者!! お願いじゃあ!!」

勇者「そうだな、>>269

277: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:27:52.273 ID:5SpHIhNxd.net
とりあえずセ○クスしようぜ

300: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:36:55.511 ID:yu73FLTe0.net
勇者「そうだな、とりあえずセ○クスしようぜ」

王様「え?」 大臣「え?」

勇者「魔王もいなくなった事だし、もう勇者様も必要ねえだろ?」

勇者「もう十分男はやったしよ、そろそろ……私も女やってみてもいいかなってさ」

王様「な、なぜわしなのじゃ!?」

勇者「あんた、私の身体見ても嫌がらなかったろ?」

王様「そ、それくらい他にいくらでも」

勇者「いないと思うぜ? 仮にいたとしても、そうじゃない可能性がある相手に見せたくねえんだよ」

勇者「口でどう言ったって、これが付いてるって知った時に嫌な顔されたら私だって傷付くしさ」

勇者「それに一緒に旅してみたら結構面白い奴だって分かったしな、ひひっ♪」

王様「……お前はわしに、あの化物の義理の息子になれと言うのか……?」

母「あら、何の話かしら?」

王様「ひぃ!?」

319: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:45:39.696 ID:yu73FLTe0.net
勇者「お母さん、私王様と結婚するよ」

母「あら!! おめでとう勇者、良かったわね!!」

母「王様、どうか私の娘をよろしくお願いしますね!!」 ギュッ

王様「ひっ?! はははは、はい母殿!!!!」

母「うふふ、それじゃあさっそく花嫁衣装の準備をしなくちゃ!!」 スタタタタ

勇者「クククッ!! 幸せにしてくれよな、旦那様」 バシバシ

大臣「よく分かりませんが大体分かりました、これは国を挙げて祝いましょう!」

王様「ぐ、ぐぬ、ぐぬぅぅぅ……!!」 ガクリ

勇者「あははははは!!! マジうける!! 王様リアクション最高!!」 パンパン


こうして2人の結婚は決定。

国民は『魔王討伐』、『勇者は実は女』、『王様が勇者と再婚』というニュースに湧いた。

結婚式では楽しげな勇者、顔色の悪い王様、感動に涙する母、その隣で怯える謎の男の姿があった。

326: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:49:34.268 ID:yu73FLTe0.net
そして結婚初夜……。


王様「どうしてこんな事になったのじゃろうな……」

勇者「おいおい、今更後悔してんのかよ? 自業自得じゃねえか」

王様「後悔はしておらんわ……割り切って考えれば、あれと縁を結べるのじゃしな……」

王様「それにお前も、頭も顔も良い女じゃ……悪くはない……悪くはないが腑に落ちぬ……」

王様「……ん、どうしたのじゃ?」

勇者「な、なんでもねえよ!! そ、それより……」

王様「なんじゃ?」

勇者「その、わかるだろ? 私、こういうの初めてだから、その……」

勇者「優しく、してくれよ……」

王様「>>330

330: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 20:50:25.864 ID:pvCk9RUWa.net
という夢を見たのじゃ

350: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 21:05:44.099 ID:yu73FLTe0.net
王様「という夢を見たのじゃ」

勇者「そうか。良い夢だったか?」

王様「良い夢だったとも」

娘「お父様……」

王様「可愛い娘よ。大丈夫じゃ、わしがいなくともお前には二人がおる」

王様「ああ、もう20年遅く生まれておれば、もっとお前達と共にいられたろうに」

母「寿命では私もどうしようもないわ」

王様「わかっておる。後の事は頼みましたぞ」

母「ええ」

王様「ではな……」 ガクリ

娘「お父様! お父様!!」


王様は勇者と案外仲睦まじく十数年を過ごし、そして息絶えた。

その後も王様の血筋は長く続き、王国は繁栄した。

その繁栄の裏には、王国の危機になると現れる、ある女性の助力があったという。

351: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/20(火) 21:06:17.281 ID:yu73FLTe0.net
終わりっす