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1: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:40:22.59 ID:RVJnM9Bv0
上条「お兄ちゃん、って呼んで欲しいんだ」

禁書「いや2回も言わなくても聞こえてるんだよ」

上条「じゃあ、いいか?」

禁書「…理由はわからないけど…今日の夜ご飯をすき焼きにしてくれるならいいかも」

上条「よっしゃあああああッ」

禁書「と、とうま?そんなに嬉しいの?」

上条「とうまじゃない!お兄ちゃんだ!」

禁書「お、お兄ちゃん…」

上条「あ、やっべこれ超かわいい」

禁書「かっ、かわいいってとうま///」



2: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:41:26.51 ID:RVJnM9Bv0
上条「よし、インデックス!さっそくすき焼きの食材を買いに行くぞ!」

禁書「ホント!?ありがとうお兄ちゃん!」

上条「ぃやっふぅううううううう!!!」

禁書「じゃあ早速出かける準備をするんだよ!」

玄関前

土御門「あ、カミやん」

上条「土御門…」

土御門「?」

上条「妹って、最強だな!!!」

土御門「」

上条「よし行くぞインデックス!」

土御門「待ちやがれ!テメェ舞夏を狙ったら許さないからにゃー!」

3: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:42:43.84 ID:RVJnM9Bv0
お店屋さン

禁書「今日は牛で攻めようかな~?豚も捨てがたいかも!」

上条「しっかし嬉嬉として肉を選別するシスターってのも何か面白い光景だよな」

禁書「むっ、と…お兄ちゃん!その発言は失礼かも!」

上条「あぁ、やっぱりいいなこれ…全てを許せそうだ…」ジーン

禁書「あっ、お兄ちゃん!食後のアイスも買って欲しいんだよ!」

上条「よし、もちろんいいぞ!」

禁書「じゃあちょっとアイスコーナーまで行ってくるんだよ」

上条「ああ」

禁書(お、おお…何かとうまがすごく優しいんだよ…可愛いって言ってくれたしいいこと尽くめかも)

美琴「ちょっと、あんた、何してんのよ」

4: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:43:52.08 ID:RVJnM9Bv0
上条「あ、御坂、お前も買い物か?」

美琴「違うわよ」

上条「?じゃあ何しにここへ?」

美琴「そ、それはあんたを見つけたから…違う違う!じゃなくてやっぱり買い物!!」

上条「何言ってんだ…?まぁ丁度良かった、お一人様につき一パックの卵の安売り一緒に並んでくれ」

美琴「べ、別にそんなに急いでるわけじゃないし構わないけど…」

上条「ありがとう御坂!今日はちょっと金がかかる晩飯にする予定だからな!出来るだけ出費を抑えたいんだよ!」ガシッ

美琴「て、手…///ふ、ふん!感謝しなさいよね!」

禁書「お兄ちゃん~!このアイスに決めたんだよ!」

美琴「!?」

5: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:44:37.33 ID:RVJnM9Bv0
禁書「って、何でお兄ちゃんと短髪が手を取り合ってるのかな?」ギラッ

上条「お、落ち着けインデックス!」

美琴「あ、あんた達って兄妹だったの?でも今までそんな呼び方してなかったような…」

禁書「ううん、兄妹じゃないんだよ、何かお兄ちゃんが急にこうやって呼んでくれって言い出して」

美琴「…あんた…妹萌だったの?」

上条「あぁ、お兄ちゃんって呼んでくれるインデックス超かわいい」

美琴「」

禁書「お、お兄ちゃん…///」

6: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:51:39.84 ID:RVJnM9Bv0
美琴「わ、私も…呼んであげてもいいけど…」

上条「うーん、でも一緒に住んでるインデックスからお兄ちゃんって呼ばれること意味があって…」

美琴「えっ!?あ、あんた達ってどっ、同棲してるの!?」

上条「あ、やべ」

禁書「お兄ちゃん~、早く会計しないとアイス溶けちゃうかも」

上条「あ、あぁそうか…って肉は選んだのかよ」

禁書「あ、それはまだ」

上条「じゃあアイスは最後に持ってこいよ!」

禁書「ご、ごめんなさいなんだよお兄ちゃん…」

上条「よし許す」

美琴「……マジでか…」

7: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 20:56:53.01 ID:RVJnM9Bv0
上条「よし、じゃあ並ぼうぜ御坂」

美琴「…ハッ!うん、おに…///」

上条「鬼?」

美琴「なっなんでもない!」

上条「?」

美琴「っていうかあんた達同棲してたんだ…」

上条「あー…いや…まぁもう誤魔化しても仕方ないか。そうだよ、あそこ男子寮だから言いふらすなよ?」

美琴「…どういう関係なの?」

上条「んー、居候?」

美琴「そ、そうなんだ…」

上条「あと兄妹でもある」

美琴「…アカン」

9: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:03:44.02 ID:RVJnM9Bv0
美琴「っていうか!何であんたはあの娘にいきなりお兄ちゃんなんて呼ばせてるのよ?」

上条「あー(青ピから借りたゲームが原因とは言えないなぁ)」

美琴「何言い淀んでるのよ」

上条「あいつのわがままも兄が妹のわがままを聞いてやってる、って考えればちょっとはいい感じに聞こえるかなって」

美琴「ふ、ふーん」

上条「まぁ予想以上にかわいくてびっくりしたんだけど」

美琴「コノヤロウ…にしても、よくあの子もそんな唐突なこと聞いてくれたわね」

上条「あぁ流石に最初はちょっと疑問を感じてたっぽいけど今ではあいつもすっかりノリノリだ」

10: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:09:40.66 ID:RVJnM9Bv0
美琴(…待てよ?こいつがあのシスターを妹として見てるってことは『恋愛対象』ではないということか?)

上条「ふぅ、流石に人気だな、もう少し卵買うのは時間かかりそうだ」

美琴「ね、ねぇ!」

上条「あん?」

美琴「あんたは…私に何かこう呼んで欲しい…とかないの?」

上条「いや別に。つーかお前俺のことまともに名前で呼んだ事ないよな」

美琴「そ、そうだっけ?」

上条「義妹って結婚とか出来んのかな…今度土御門に聞いてみるか」

美琴「駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・」

11: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:13:35.01 ID:RVJnM9Bv0
美琴(ていうかこいつら結婚する気なの!?)

店員「次のお客様ー」

上条「はいはいー」

美琴「……」ポケー

チャリン

店員「またのお越しをー」

上条「いやー助かったぜ御坂。あ、それとさっきの結婚とかは流石に冗談だからな?」

美琴「!あ、そうなんだ…よかった…」

上条「…よかった?」

美琴「ち、ちがっ、これはあの子があんたみたいな変態と結ばれなくてよかったって意味よ!」

上条「…俺って変態か?」

美琴「うん」

上条「えー」

12: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:15:59.23 ID:RVJnM9Bv0
禁書「お兄ちゃんー!お肉も選んだんだよー」

上条「お、よしじゃあ行くか、またな御坂!」

美琴「…ウンマタネ…」



美琴「……、」



美琴「帰ろ…」

14: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:24:04.19 ID:RVJnM9Bv0
上条宅

禁書「すごっ!このお肉すごく美味しいんだよ!」

上条「ははっ、そりゃよかった、明日からはしばらくもやしだけどな」

禁書「えっ!そりゃないんだよお兄ちゃん!」

上イン「あははははははは」


オティヌス「…なぁ人間」

上条「あれ、オティヌスお前いたのか」

オティヌス「…正直今のお前は理解出来ない」

上条「えー?うーん、じゃあお前もお兄ちゃんって呼んでみる?」

オティヌス「なっ///何を…」

上条「いいから、いつまでも『人間』って呼ぶわけにもいかないだろ、お前もう完全な魔神とは言えないんだし」

オティヌス「そ、そうか…じゃあ…お兄ちゃん…」

上条「かわいいいいいいいい!!!!」

オティヌス「理解出来た!」

おしまい

15: 8 ◆H3qqj7wCjc 2016/04/17(日) 21:26:23.78 ID:RVJnM9Bv0
勢いで書きました
これでも一番好きなキャラは美琴なんですよ
本当ですよ
御坂妹も出したかったんですがちょっとネタが続きそうにありませんでした
妹っていいよね

上条「なぁインデックスお兄ちゃんって呼んでくれないか?」禁書「えっ」【その2】