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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:01:06.25 ID:IC8O7ygb0
提督「なんだと?」

大井「作戦が悪いと言ったの」

提督「そんなはずないだろう。俺の作戦は完璧なはずだ」

大井「いいから作戦を変えなさい!」

提督「駄目だ!」



球磨「あの二人何してるクマ?」

北上「ドラクエやってるらしいよ」



提督「ってああー!負けたー!」

大井「だから作戦を変えろって言ったじゃない!」



艦これのSSです。超短いです


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:01:47.41 ID:IC8O7ygb0
提督「い、いや男ならガンガン一択だろうが!」

大井「そんな事言ってるからいつまで経っても進まないんでしょ!」

提督「ぐぬぬ・・・」

大井「別に常にガンガンいく必要ないでしょ。たまにいのちだいじにしなさいよ」

提督「そんな逃げ腰でいいわけないだろ!」

大井「逃げ腰とかそういうのじゃなくて!」



北上「仲いいねえ二人とも」

提督・大井「よくない!」

球磨「どの口がそんな事言うクマ」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:02:33.14 ID:IC8O7ygb0
大井「大体なんでゲームではそんなに強気なのよ」

提督「どういう意味だ」

大井「私達が任務で出てるときも、こっちがいけるって言っても撤退しろっていうじゃない」

提督「被害が大きかったら撤退するのが普通だろ」

大井「おかしいでしょ!ゲームだったらガンガンいく流れなのに!」

提督「ゲームと一緒にすんな!」

大井「はあ!?」

提督「お前無理にそんなことして轟沈でもしたらどうすんだ!俺は嫌だぞ、お前がいなくなるのだけは!」

大井「え」

提督「・・・あ」



北上「ひゅー」

球磨「熱い男クマ」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:03:04.87 ID:IC8O7ygb0
提督「い、いやあの、お前だけに限らずだからな?俺は轟沈報告なんて聞きたくないし・・・」

大井「・・・」

提督「・・・大井さん?あのう」

大井「・・・帰る」クルッ

提督「あ、はい」

スタスタ バタン

提督「・・・どうしよう?」

北上「さあ?」

球磨「球磨達にできる事は何もないクマ」

北上「でも大井っちかわいかったねえ。顔真っ赤にしてさ」クスクス

球磨「それは同意クマ。すごいニヤニヤしてたクマ」

提督「マジか、俺もその顔見たかったなあ」

北上「そんな事言ってる余裕あるなら告白しなよ」

球磨「全くだクマ」

提督「・・・」



多摩「・・・どうしたにゃ?」

木曾「顔真っ赤だが、熱でもあるのか?」

大井「なんでもない・・・」



おわり

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:05:14.02 ID:IC8O7ygb0
大井の台詞からふと浮かんだ情景を勢いで書いた。ありがとうございました

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:06:23.41 ID:IbroBmkvo
よし、第二話いってみよう!

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:20:18.42 ID:zCDKng14O
まだ始まってもいないぞ、ここからだ!お前のSSはここからだ!

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:23:25.45 ID:IC8O7ygb0
ええ・・・ただでさえ一発ネタだったのにこれ以上どうしろというのか

とりあえずこの後の事をちょっと書きます

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:26:32.57 ID:IC8O7ygb0
提督「うーん・・・」

多摩「何考えてるにゃ?」

提督「ん、多摩と・・・木曾もか。どうした?」

木曾「いや、大井姉がすごい顔赤くして帰ってきたから」

多摩「原因は提督にあるんじゃないかってことになったにゃ」

提督「何で原因は俺にあると判断したんだよ。まあそうだけど」

木曾「やっぱりな。何したんだ?」

提督「・・・お前が沈むのだけは嫌だって感じの事を言っちゃって」

多摩「おおう」

木曾「何か遠まわしな告白っぽいな」

提督「勢いでちょっと・・・」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:34:21.03 ID:IC8O7ygb0
木曾「いいじゃないか、そのまま告白しちまえば」

多摩「そうにゃ。大井も受けてくれるはずにゃ」

提督「し、しかしな。俺は提督であいつは艦娘だから」

木曾「おいおい、俺達は兵器であると同時に女なんだぞ?」

提督「う、うーん・・・でもさあ」

多摩「いーから告白しなさい!勢いでも自分の気持ちが出たんだから!」

提督「は、はい!」

多摩「今ならまだ部屋にいるはずだから。頑張って」

提督「・・・ああ。俺も男だ。覚悟決めるぜ!」ダッ

木曾「多摩姉が語尾をつけないだと・・・」

多摩「今の台詞に『にゃ』をつけてみるといいにゃ。しまらないにゃ」

木曾「・・・まあ、確かに」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:40:38.79 ID:IC8O7ygb0
大井「はあ・・・」

北上「大井っち、大丈夫?」

大井「わ!き、北上さん」

球磨「球磨ねーちゃんもいるクマ」

北上「大井っちの様子を見に来たんだよ」

大井「・・・本音は?」

球磨「顔真っ赤でにやにやしてた大井がかわいくてついついちょっかいかけに来ちゃったクマ」

大井「だと思ったわ!うわああん!」

北上「あっはっは」

大井「笑い事じゃないわよ!」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:48:51.61 ID:IC8O7ygb0
北上「実際提督のこと大好きだもんねえ大井っちは。冗談交じりでも『愛してます』って言っちゃうくらい」

大井「いつ聞いてたの!?」

球磨「そんなこと言ってたクマ?」

北上「偶然執務室の前通りかかったとき聞いちゃった。えへ」

大井「死にたい・・・」

球磨「まあまあ。あの様子だと提督も大井のこと好きみたいだし、結果オーライクマ」

大井「何がオーライなのよ!」

バァン!

北上「わ!?」

提督「大井はいるか!」

球磨「な、何かすごい鬼気迫る表情クマね・・・ほら、大井」

大井「こんな顔で出ろっての!?鬼!?」ガバッ

北上「鬼ってか熊だよね」ドヤァ

球磨「うまい事言ったみたいな顔すんなクマ」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 18:54:29.65 ID:IC8O7ygb0
球磨「大井が布団の中に隠れちゃったから、球磨たちは外に出てるクマ。後は二人でどうぞクマ」

北上「あたしも・・・ですよね、はい」

ガチャ バタン

提督「・・・大井、出てきてくれないか」

大井「・・・」

バサッ

大井「で、何ですか?出来れば早く終わらせてほしいんですけど」ソッポムキ

提督「・・・俺はな。ゲームはガンガンいくんだ。なぜならそれが男らしいと思うからだ」

大井「・・・え?なんで急にそんなことを」

提督「でも現実ではそんな風にはしない。なぜかって怖いからだ」

提督「すぐ撤退させるのもそう。誰かを失うっていうのが怖いから」

大井「・・・」

提督「でもな。たまにはガンガンいかなきゃいけないときがある。そうしないと届かないもの・・・言葉もあると思う」

提督「そして伝えるのはきっと今なんだ。だから聞いてほしい」

大井「・・・はい」



提督「大井、好きだ!俺と一緒にいてくれ!」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:00:54.75 ID:IC8O7ygb0
大井「・・・駄目ね」

提督「え?」

大井「そんな勢いまかせなのは駄目。ガンガン来るだけじゃ、ね」

提督「ええー・・・マジか」

大井「でも」ギュッ

提督「!?おおおおお大井さん!?なんで抱きついて」

大井「そのストレートなところだけは認めてあげる」

大井「ちゃんとムードもあれば最高だったけど・・・」



大井「ありがとう。私も提督のこと、好きですよ」



バァン!

提督・大井「!?」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:02:07.18 ID:IC8O7ygb0
球磨「おめでとうクマー!」

北上「よかったね大井っち。幸せになってね」

多摩「提督もたまにはいいとこみせるにゃ」

木曾「俺なんか泣きそうだよ・・・」グスッ

球磨「お前いつからそんな性格になったクマ」

提督「・・・お、お前らまさか、そこで聞いてたりとか」

多摩「ガンガンいっちゃう提督、かっこよかったにゃ」

木曾「」ウンウン

北上「まあね。不器用だけど一生懸命っていうの?そういうのが伝わってきてよかったよ」

大井「・・・」スッ

提督「ん、大井?どうし・・・!?」

提督(なんかすごいオーラがでとる)

大井「・・・みんな?」ゴゴゴ

球磨・多摩・北上・木曾「!?」

大井「魚雷、撃ちますよ?」ニコッ



その後、出撃もなかったのに球磨型の四人がドック行きすることになった



おわり

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:03:48.73 ID:pj+/lTHUo
おいおいここからが本番だろう?

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:04:12.54 ID:IC8O7ygb0
なんとなくこれじゃない感漂う大井になっちゃったけど勢い任せなので仕方ないと思う。ありがとうございました

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:04:28.12 ID:gyM9XmzYO
意外に優秀な多摩ちゃん最高にゃ

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 19:05:48.12 ID:IC8O7ygb0
こっから本番とかマジで何書けばいいんだ・・・!頭まわればもうちょっと書くけどあんまり期待しないほうがいいです

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:33:35.87 ID:IC8O7ygb0
あの事件(?)から何日か後



提督「ん、出撃任務が来てるな」

北上「どれどれ?」

提督「・・・サーモン海域のようだな。何故こんな場所に?」

球磨「あの周辺は補給艦がうろうろしてるだけじゃなかったクマ?」

提督「それとその護衛艦がな。その補給艦の動きが活発になっているのかもしれないな」

提督「よし、大井。北上、蒼龍、飛龍、それと金剛、比叡をつれて向かってくれ」

大井「わかりました。さ、いきましょう、北上さん」

北上「はいよー。じゃあ行ってくるね」

提督「補給艦と護衛だけだとは思うが、気をつけてな」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:34:07.51 ID:IC8O7ygb0
多摩「多摩たちはお留守番かにゃ」

提督「すまんな。今日はのんびりしててくれ」

木曾「しょうがないな。天龍と演習でもしてくるかな」

球磨「じゃあ球磨ねーちゃんが審判してやるクマ」

木曾「ええ・・・球磨姉の審判だと天龍ひいきするからなあ」

球磨「失礼なクマ。そんな事しないクマ。公平なジャッジだクマ」

木曾「わ、わかったよ・・・じゃあちょっとやってくる」

提督「おう」

多摩「たーまは、こたつで、丸くなる・・・にゃ」

提督「部屋に戻ってこたつ入れよ・・・」

42: 提督との会話は大井の持ってる通信機で、ということで 2015/01/20(火) 20:35:18.72 ID:IC8O7ygb0
サーモン海域



金剛「ンー、何かおかしくないですカネー?」

北上「何が?」

蒼龍「なんか、いつもより深海棲艦が少ないような気がするよね、飛龍?」

飛龍「うん。任務も出るくらいなのにね、おかしいと思う」

比叡「そういわれてみればそうですね。というか、補給艦も見当たらないくらいだし」

大井「もっと奥にいるということかしら?どうします、提督」

提督「・・・お前たちはどう思う?」

飛龍「なんとなく、あまりいい予感はしませんね」

比叡「南のほうに来ても何もいないということは、北にいる可能性もあるかもしれませんけど・・・」

金剛「任務も出てるのに何もなし、というのはおかしい気がしマス。少し調査はしてみるべきではナイかと」

大井「・・・少し北に向かってみましょう。提督、これから少し調査してみます、いいですね?」

提督「ああ。危険だと思ったらすぐ撤退するように」

大井「了解」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:36:19.44 ID:IC8O7ygb0
北上「んでもあれだね。せっかく付き合いだしたのに、あんまり変わらないね、二人とも」

蒼龍「うんうん。あれ聞いたときはびっくりしちゃったけど」フフ

大井「出撃中までそんな事考えてどうするんですか!」

金剛「グヌヌ・・・」

比叡「お、お姉さまちょっと落ち着きましょう?ね?」

金剛「わかってマース。でもやっぱり悔しいものなんデスよ」

飛龍「金剛さんも提督大好きだったからねえ・・・」

金剛「当然デース!あんな素敵な人に出会える事はそうそうないデショウ!」

大井「私が言うのもなんだけど、そんなに惚れこむ程かしら・・・」

北上「そんな人に惚れこんでる大井っちにはいわれたくないよね絶対」



蒼龍「・・・?」

飛龍「蒼龍?どうかした?」

蒼龍「彩雲たちが帰ってこないの。どうしたんだろう」

比叡「帰ってこない?彩雲が?」

北上「あっちか・・・ここから見えるだけなら何もおかしいものはないけど」

金剛「大井。どうしマス?旗艦のあなたの指示に従いマスヨ」

大井「・・・もう少しだけいってみましょう。彩雲が戻ってこないなんておかしい、何かがあることは間違いなさそうです」

44: 微妙に地の文入ります 2015/01/20(火) 20:38:14.81 ID:IC8O7ygb0
それは油断だったのかもしれない。今まで多くの戦いを乗り越えてきたが故の。




比叡「わ、これ・・・!」

金剛「民間の船デスね。ぼろぼろデスが・・・」

飛龍「ここらに何かいる、ってことで間違いなさそうだね」



彩雲が帰ってこなかった、それについて誰も深く考えていなかった。



大井「・・・一度戻りましょうか。第二、第三艦隊も一緒に来るべきかもしれない」

蒼龍「そうね、そのほうがいいかも」



彩雲が帰ってこなかったせいで、誰にもわからなかった。



北上「ってことらしいよ、提督。これから帰投するねー」

提督「わかった。こちらでも艦隊を考えておく」

蒼龍「じゃあ一度・・・」



その六人に向かって、何本もの魚雷が向かってきていた事が。



金剛「・・・!?まずっ」



それを放った戦艦が、向かってきている事も。



通信が途絶えた。

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:39:54.31 ID:IC8O7ygb0
提督「おかしい・・・通信が来ない」

多摩「んー・・・まだ帰ってこないにゃ?」

提督「みたいだな、っと。帰ってきたみたいだ。・・・ん?」

多摩「どうしたにゃ?」

提督「・・・大井がいない?それに傷だらけ・・・まさか」ダッ

多摩「・・・!」シュバッ



提督「お前達!」

北上「提督・・・」

提督「その傷は!?大井はどうした!」

金剛「ゴホッ、あの海域にいたのは、強力な戦艦デシタ」

比叡「火力は桁違い、それに魚雷、艦載機まで持ってるようです。あれが、深海棲艦側の切り札なのかもしれませんね」

提督「戦艦・・・!?それにやられたのか!」

蒼龍「な、なんせ気付かない距離から魚雷をあてて来ましたからね。大井さんを囲うようにして私達がいたので大井さんだけはあまり被害を受けてませんでしたが」

飛龍「・・・それで、大井さんが被害を受けてないからって」

提督「・・・あいつが、一人で戦ってるってのか!?」

北上「大井っちが言ったんだ。あたしらじゃ戦えないし通信もできなくなっちゃったから、足止めするから出来る限り急いで増援を頼んで、って・・・」

提督「・・・そうか。お前達はドックに入れ。後は他のやつらに行ってもらう」

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:41:07.21 ID:IC8O7ygb0
「・・・」

結局、新しく編成した艦隊が到着した頃には、大井も、敵戦艦もいなかったらしい。

しばらく周囲を索敵したらしいが、見つからなかったようだ。

「必ず帰る、か」

大井は北上に、俺にそう伝えるように言ったそうだ。

必ず帰る。沈みはしません、と。

「・・・お前はいつ帰ってきてくれるんだろうな、大井」

「ふふ、その前に俺もそっちに行くかもしれないな」

「なあ、大井?」



終わり ・・・?

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:43:21.27 ID:IC8O7ygb0
書き終えて投下しきってから気付いた、これsageといたほうがよかったかな、って

初めてシリアスっぽい感じの話書いてみましたがどうだったでしょうか?やっぱりほのぼのしたののほうが書きやすい気がします、個人的に

ということでこっから世界線を変えて大井っちの大井なる惚気話を書こうと思います

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:47:47.41 ID:IC8O7ygb0
あの事件から数ヵ月後

大井「だから言ってるでしょ!ごり押しはやめなさい!」

提督「うるせえ!男にはな、引けない時ってのがあるんだよ!」

大井「引き時を読み間違えるから先に進まないんでしょうが!」

提督「待て!これは・・・いけそうだ!」

大井「え、嘘」

提督「ってうわああああー!」

大井「だろうと思ったわ」



北上「相変わらずだねえお二人さん」

球磨「全くだクマ」

大井「!?」

提督「何でいる」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:50:07.03 ID:IC8O7ygb0
球磨「提督たちはわからないかもしれないけど、この部屋に二人がいるときすっごいうるさいクマ」

提督「マジか」

北上「マジマジ。その痴話喧嘩をみたくてさ、来ちゃった」

大井「痴話喧嘩なんてしてないんですけど・・・」

球磨「ええ・・・」

北上「自覚なしですかいそうですかい」

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:51:52.98 ID:IC8O7ygb0
あ、>>48のあの事件って球磨型四人がドックに叩き込まれたやつ(>>23)です

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 20:55:54.94 ID:IC8O7ygb0
提督「とりあえずお前らもう帰れ。俺は仕事する」

北上「さっきまでドラクエやってた人がよくいうね」

提督「一段落ついたんだよ。じゃあな、俺は集中するんだ」カリカリ

大井「・・・二人とも、戻りましょうか」

球磨「ん、もう構わなくていいクマ?」

大井「真面目に仕事し始めたし、これ以上いても邪魔になるだけだから」

北上「・・・ほほう」

大井「な、何?」

北上「んや、何でも。じゃあもどろっか」

球磨「そうクマね」

大井「なんでこんなにあっさり戻ろうって言い出すのかしら・・・」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:02:19.02 ID:IC8O7ygb0
木曾「ん、お帰り姉さん方」

多摩「zzz」

球磨「多摩はまだ寝てるのかクマ・・・」

北上「まあいいじゃない、いつものことっしょ」

北上「それよりも、大井っちに聞きたい事があるなあ」

大井「・・・嫌な予感しかしないのだけど」

北上「やっぱり告白されてから提督の秘書艦やる事多くなったじゃん」

大井「確かにそうかも。というか皆何故か遠慮するから・・・私は別に気にしないのに」

球磨(球磨は知ってるクマ。たまに秘書艦の子と提督が一緒にいるところをみたときの大井の顔を・・・)

球磨(・・・あ、なんか鳥肌が)

木曾「まあでも、実際あれだけ仲いいところ見せられたら遠慮すると思うぞ」

大井「そうかしら」

北上「まあ、実際やる事多くなって、二人っきりが多くなったでしょ?」

北上「ということで、大井っちによる大井なる惚気話をお願いします!」

大井「・・・は?」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:06:06.34 ID:IC8O7ygb0
大井「ごめんなさい、ちょっと意味がわからないんだけど」

北上「んじゃ惚気話じゃなくていいよ。最近提督とこんな事があった、っていう事を聞かせて」

球磨「ほら、こないだ執務室で二人で夜を過ごした事あったクマ。そのときの事とか」

大井「」ゴフッ

木曾「!?」

大井「は、は、話せるわけないでしょ!」

球磨「ええー」

大井「あの時のこと思い出すと・・・」

大井「」ボンッ

北上「大井っちの顔が真っ赤に!?」

大井「だ、だからだめなの!」

球磨「・・・仕方ないクマ。じゃあとりあえずこれでも飲むクマ。はい水」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:09:03.62 ID:IC8O7ygb0
大井「あ、ありがとう」ゴクゴク

球磨「」ニヤリ

木曾(すげえ悪い顔しとる・・・)

大井「ぶっふうううう!?これお酒じゃないの!?」

球磨「そうクマ。大井はお酒に弱いから、飲ませて喋らせようと思ってクマ」

大井「・・・寝る」

北上「おやすみー、いい夢見てね」



数十分後

大井「」ガバッ

北上「おはよー。はいお酒」

大井「ありがとう北上さん」ゴクゴク

球磨(これ提督とお酒飲んだらどうなるクマ・・・)

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:12:59.80 ID:IC8O7ygb0
北上「で、こないだ結局なにがあったの?」

大井「提督とちゅーした」

北上「へえー、ちゅーねえ」



北上「ほわっ!?」

球磨「ちゅー!?」

木曾「俺ちょっと出かけてくるわ。何かあんまり聞きたくない」ガチャ



北上「マジで・・・?」

大井「提督って抱きつくとね、案外がっしりしてるのよ。告白されたときに知ったんだけどね」

大井「んで、もう一回してもらおうと思って、私が抱きついて」

大井「それで勢いでちゅーしたの」

球磨「結局何もないで終わると思ってたのに・・・」

北上「や、ヤルことやってたのね・・・」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:17:43.11 ID:IC8O7ygb0
北上「そ、そんな事よりさ、提督のかっこいいところ話して!」

大井「かっこいいところ?全部」

球磨「だ、駄目だクマ・・・酔っ払って受け答えも変になってるクマ・・・!」

大井「この間一緒にお昼食べたんだけど、そのときに私お弁当作ってたのね」

大井「そしたら、提督がその卵焼きちょうだいっていうから、あーんってしてあげたの」

大井「提督も恥ずかしがりながらそれ食べてくれてね、うれしかったー」

大井「おいしい?って聞いたら大井は料理できるんだな、おいしいよって言ってくれてね」

大井「そのときにニコって微笑んでくれてね、すごいさわやかだったの」エヘヘ

北上「ほ、ほほう」

北上「どうしよう、大井っち思ってた以上になんか溜まってたっぽいね」ヒソヒソ

球磨「なんか中学生の話聞いてるみたいクマ・・・」ヒソヒソ

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:23:53.46 ID:IC8O7ygb0
大井「あとこの間一緒に書類整理してるときにケッコンカッコカリの書類が出てきてね」

大井「冗談交じりにこれを機にケッコンしちゃいます?って聞いたら」

大井「んー、そういうのもいいかもなーって言ってくれてね」

大井「でも練度をあげてからな?って言われたから、すぐあげちゃうわって話したの」

球磨「あ、あのもうその辺で」

大井「あとはこの間元帥さんが視察に来たときに」

大井「おや、この子は秘書艦か?と言われたときに」

大井「はっ、秘書艦の大井です。かわいくて気配りも出来て優しく、強い子なんですって言ってくれて」

大井「もう私嬉しくてその場で泣いちゃうかと思った」

北上「大井っちもういいよ!もうやめてください!」



結局その後も話は続き、次の日には眠そうで悲しそうな顔をした球磨と北上、それと幸せそうに眠る大井の姿があった

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:28:35.39 ID:IC8O7ygb0
北上「ひどい目にあった・・・」

球磨「下手にお酒飲ませられないクマね・・・ふああ」

提督「どうしたお前ら、眠そうだな」

北上「うん・・・大井っちがね、酔っ払うとひどかった」

提督「ああ、それはわかる。ひどいよな」

球磨「わかるクマ!?なんで!?」

提督「この間二人で過ごそうと思って執務室にいた事があっただろ、そのときに知った」

提督「あいつ酒癖悪すぎるだろ・・・」

北上「・・・その勢いでちゅーしたんだね」

提督「」ブッ

提督「ななななな何で知ってる!?」

北上「大井っちが昨日嬉しそうに話してたよ・・・」

球磨「ついでだからそのときの様子知りたいクマ」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:32:47.16 ID:IC8O7ygb0
提督「・・・はあ、多分お前らも相当大井の話聞かされてたんだろ。わかったよ」

提督「でも今日は寝とけ。明日話してやるから」

北上「ありがと・・・球磨ねえちゃん、寝よっか」

球磨「ありがたいクマ・・・お休みなさいクマ、提督」

提督「おう、ゆっくり休めよ」



翌日

球磨「さあ、聞かせてクマ!」

提督「元気だなお前・・・」

北上「そりゃ一日寝ればね。大井っちは?」

提督「さっき来たが、まだ頭痛いらしいからちょっと休むように言った。ドックにでもいるだろ」

提督「艦娘ってのは便利だな、大体ドック行けば治るから」

北上「ドックって二日酔い治せるんだ・・・」

提督「隼鷹とかは結構いってるらしいな。ほどほどにしてもらいたいもんだ」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:36:09.53 ID:IC8O7ygb0
提督「ほれ、コーヒー」カチャカチャ

球磨「提督気が利くクマ」

提督「もっとほめてもいいぞ」

球磨「大井に何言われるかわかんないからやめとくクマ」

提督「あ、そう。まあいいけど」

北上「とりあえず聞かせてよ、あのときの様子」

提督「ん、あの時はなあ・・・」



~回想~

大井「あら提督、ワインですか?」

提督「おう、たまに飲もうかと思ってよ。お前も飲むか?」

大井「私実はお酒って飲んだ事なくて・・・」

提督「そうなのか。じゃあやめとくか、ワインは」

大井「いいえ、せっかくなのでいただきます。提督と一緒に飲みたいし」

提督「そ、そうか」

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:40:19.67 ID:IC8O7ygb0
提督「じゃあ、乾杯」

大井「乾杯」

チンッ

提督「というか、球磨達に言ってきたのか?ここで寝るってこと」

大井「ええ。覗きに来たりしたら・・・殺っちゃうかもっていってあるし、来る事はないでしょう」

提督(割とマジで殺っちゃいそうで怖い・・・)

大井「ワインおいしい。これならいくらでも飲めそう」

提督「ん、でもそこそこにしとけよ?ここで吐くとか勘弁な」

大井「デリカシーなさ過ぎでしょ・・・」ゴクッ



数十分後

大井「」ポケー

提督「あ、あの、大井?大丈夫かお前」

大井「は?」ギロッ

提督「なんでもないです」

提督(こええ!なんだこいつ、酒飲むとヤバイタイプか!?)

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:44:55.89 ID:IC8O7ygb0
大井「提督」

提督「はい!」

大井「」チョイチョイ

提督「・・・?隣にいけばいいのか?」

大井「」コクン

提督「じゃあ失礼して」スッ

大井「」コテン

提督「!!?!????」

提督(大井が俺の肩に頭を乗せてきた・・・だと!?)

大井「提督」

提督「な、な↑んだ?」←裏返った声

大井「えへへ、やっぱりたくましい・・・男の人って感じがする」ニヘラ

提督「・・・」

提督(どういうことなの・・・キレ気味かと思えばにやにやして・・・情緒不安定?)

大井「」バッ

提督「ん、も、もういいのか?」

大井「・・・抱きついてもいい?」

提督「うええ!?」

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:50:32.68 ID:IC8O7ygb0
大井「まあなんて言っても抱きついちゃうけど」ダキッ

提督「俺の意思は!?」

提督(あ、あかん!何がとは言わんがいろいろといけない!)

大井「」ギュー

提督(どうしてこうなった・・・ただ一緒に居たかっただけなのに・・・いやうれしいけどね?)

大井「提督、こっち見て」

提督「え、ああ、どうs」

チュ

提督「・・・?」

提督「・・・!?」

大井「ん・・・」

スッ

大井「ちゅーしちゃった」フフ

提督(あ、これいけない。自分を抑えきれないかもしんない)

大井「」フラッ

提督「!?お、おい、どうした!?」ガシッ

大井「スー・・・」

提督「・・・寝てる?」

提督「・・・はあ、とりあえず布団に寝かせて」スッ

大井「提督・・・」スースー

提督「・・・ほんとに、かわいいやつだ」

提督「とりあえず俺は・・・ちょっと己を静めにいこう」

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 21:56:40.10 ID:IC8O7ygb0
提督「こんな感じだった」

北上「・・・」

球磨「・・・」

提督「な、何で黙るんだよ・・・」

球磨「ごめん、球磨にはこんなときなんて言えばいいのかわからない」

提督「おい語尾はどうした!?」

北上「とりあえずあれだね。幸せになってね。それか死んで」

提督「なんで真逆の事言うんだよ!?おかしいって気付こうか!」

球磨「はあ・・・まあわかったクマ。結論は」

北上「大井っちにはお酒を飲ませないほうがいい」

提督「俺もそう思う。割とマジで」

ガチャ

大井「ふー、ようやくよくなった・・・ってあら、球磨姉さんに北上さん?どうしたの?」

北上「それは大井っちが一番よくわかってると思うよ・・・一昨日の記憶あるでしょ?」

大井「・・・!?あ、あれはその・・・!」

球磨「うん、おねーちゃんも謝るクマ。もうお酒飲ませたりしないクマ。ほんと、マジでクマ」



その日、大井にお酒は厳禁ということが提督と球磨型二人の間で決められた

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:00:30.36 ID:IC8O7ygb0
大井「・・・」



北上「お、提督おはよー」

提督「おう北上、おはよう」

北上「って、何もってんのさ?書類?」

提督「今日処理しなきゃならん書類らしい。これが三束くらい」

北上「うへ、大変だねえ。運ぶの位てつだおっか」

提督「いいのか?助かる、サンキューな」

北上「いやいやー、提督殿が大変そうにしてるのにスルーはいかんっしょ」

提督「嬉しいこといってくれるじゃないか」



大井「・・・」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:02:44.76 ID:IC8O7ygb0
多摩「ん、大井?どうしたにゃ・・・!?」

大井「あ、多摩姉さん。今北上さんが提督と仲よさげに歩いていたから・・・」

大井「それを見てたの」ニコッ

多摩「へ、へえ~。い、一緒に話さないのにゃ?」

大井「まさか。そんな四六時中一緒にいるわけでもないし」

大井「提督の迷惑になるかもしれないしね・・・」ゴゴゴ

多摩(これはアカン)

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:05:46.31 ID:IC8O7ygb0
木曾「俺も新しい刀がほしいな」

球磨「どうしたんだクマ、急にそんなこと言って」

木曾「いや、天龍が刀変えたらしくてさ、見せてもらったんだけど」

木曾「それがかっこよくてさー。俺も新しいのがほしくなっちゃって」

球磨「提督に頼んでみたらいいんじゃないクマ?」

木曾「そうだなあ・・・今度頼んでみてもいいかもな」

バタン!

多摩「そんなこと話してる場合じゃないにゃ!」

木曾「た、多摩姉?どうしたんだそんな」

多摩「いやマジでヤバイにゃ!このままでは北上か提督が死ぬ未来しか見えないにゃ!」

球磨「どういうことクマ!?」

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:10:31.58 ID:IC8O7ygb0
球磨「うむむ・・・まさか大井のヤンデレ症候群がそこまで・・・」

木曾「なんだよそれ・・・」

球磨「適当にいっただけクマ」

多摩「たぶん最近提督とあんまり絡めてないのが原因にゃ・・・」

多摩「ただでさえ最近入ってきた長門型の二人にいろいろ教えてて忙しいのに」

多摩「書類の量も増えてきて大井にまったく構えてなかったにゃ・・・!」

球磨「大井は大井でそれがわかってるから提督の邪魔にならないよう避けてはいたが」

球磨「そろそろ限界が近付いていた、ということクマね・・・」

木曾「でもその分北上姉と絡んでたじゃないか?それじゃ駄目だったのか」

球磨「おそらく大井の中では北上と提督はベクトルは違えど最高に愛している存在・・・」

球磨「どちらかでもいないとこうなってしまう、ということではないかクマ!?」

木曾「めんどくせえな!」

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:13:51.48 ID:IC8O7ygb0
多摩「とりあえず、事態は一刻を争うはずにゃ!大井、提督、北上のほうに一人ずつ向かって事態を収束させるにゃ!」

多摩「とりあえず多摩は北上のところにいくにゃ!後よろしくにゃ」ダッ

木曾「はや!」

球磨「じゃ、じゃあ球磨は提督のほうに・・・」

木曾「お、おい!俺が大井姉のほうにいけってのか!?球磨姉がいけよ、姉ちゃんだろ!」

球磨「あの顔をみた事ある球磨じゃ無理だクマ!頼む木曾、後生だクマー!」

木曾「え、ええ・・・(い、いきたくねえ・・・!)」

球磨「じゃあそういうことで」ダッ

木曾「あっ」

木曾「・・・ええー」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:18:19.34 ID:IC8O7ygb0
木曾「とりあえず大井姉を探さないと。・・・ん?」

大井「テイトクテイトクテイトクテイトクテイトク」

木曾(やばいだろこれは)

木曾「お、大井姉さん?」

大井「ん、木曾?どうしたの?」

木曾「あ、ああいや・・・」

木曾「・・・最近、提督と話できてなかったんだってな」

大井「」ピクッ

木曾「ま、待て待て!俺はただ、なんでいかなかったのかって思っただけだ!」

大井「・・・仕方ないじゃない。提督、あの二人に付っきりだもの。迷惑かけるわけにはいかないわ」

木曾「・・・そんな状態でもか」

大井「ええ。私が自分で決めた事よ」

大井「・・・でも駄目なの」

木曾「何が?」

大井「提督と離れていると、どうしても気になっちゃうのよ。あの人のそばにいる女が」

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:21:23.78 ID:IC8O7ygb0
木曾「女が、か」

大井「あの二人・・・長門と陸奥。提督と話をしていて、三人で笑っている。それを見るのが辛いの」

木曾「・・・?」

木曾「でも、俺が聞いたのは北上と提督を見てヤバイ顔をしてるってしか聞いてないんだが・・・」

大井「え・・・」



北上「なるほどー。あたしでも嫉妬しちゃうようになっちゃってたのか大井っちは」

大井「き、北上さん・・・」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:29:05.24 ID:IC8O7ygb0
北上「いや別にいいんだよ?多少嫉妬するくらい」

北上「でもあたしまで対象に含まれてるとは思わなかったなあ・・・」

大井「北上さん?あの」



提督「大井」

大井「・・・提督」

提督「・・・はあ、実を言うとな、お前が嫉妬してるっていうのは知ってたんだ」

大井「え?」

提督「たまに見かけると思ったら、ものすごい顔してこっちを見てて、そのまま去っていってたからな・・・正直怖かった」

大井「・・・」

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:34:57.69 ID:IC8O7ygb0
提督「なんでそんなになるまで声かけてくれなかったんだ?いや、かけなかった俺も悪いかもしれんが」

大井「提督、忙しそうだったから。声かけないほうがいいかなって思って・・・」

提督「そんなはずないだろ。かわいい彼女のためだったら時間なんていくらでも・・・いやそれはいいすぎか」

提督「まあなんだ、空き時間くらい作れるさ」

大井「・・・ごめんなさい」

提督「俺に謝る必要はないよ。ほら、この二人と・・・北上にも」

長門「ふむ、この方が提督の嫁か?」

陸奥「まだ嫁じゃなくて彼女でしょ」

大井「長門さんと陸奥さん・・・」

大井「・・・北上さんも。ごめんなさい」

北上「別にいいよー、まあ、もうやめてほしいけどね」アハハ

長門「そうだぞ、謝る必要などないさ。貴女からしたら私達は愛しの提督を奪ったような存在だからな」

陸奥「そうねえ。提督、後は自分達で何とかするわ。もしわからない事があったら聞きにいくことにするから」

提督「そうか、わかった。遠慮しないできてくれよ」

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:40:26.58 ID:IC8O7ygb0
球磨「こうして大井嫉妬事件は幕を閉じたクマ」

多摩「でもその代わり、二人は余計ラブラブするようになったにゃ」

球磨「これでうちの鎮守府も平和になるクマ」

多摩「よかったにゃ」

木曾「まあ平和にはなったけどよ」



大井「提督?私の膝枕どう?」

提督「超やわらかい。最高。寝てもいいか?」

大井「ふふ、どうぞ」ニコニコ



木曾「あの空気すげえ苦手なんだよ・・・」

球磨「あの空気のなか提督に声かけようとすると大井が一瞬睨みつけてくるのだけは慣れないクマ・・・」

多摩「あれ、これ実は平和になってないんじゃ・・・」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 22:43:15.66 ID:IC8O7ygb0
終わり。嫉妬する話難しすぎてなんかこれじゃない感が半端じゃない。書き溜めなしなんてやるもんじゃないね

とりあえずネタはこれで消化し終わったな・・・とりあえず自分で思い浮かぶネタもないし、これ以降ネタないなら明日の朝依頼出します。おやすみなさい

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