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1: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:15:39.43 ID:CORzzQXI0.net
下駄箱
俺（帰るかー…）
俺「ん」
クロエ・ルメール「～～♫」
俺（ルメール…あいつ一人で何やってんだ？）
クロエ「あ！タケシ！」
俺「よう」
クロエ「ヨウ！」
俺「一人でなにやってんの？」
クロエ（ニコッ）
クロエ「なにもしてないデス！」
俺「そうか」
俺（帰るかー…）
俺「ん」
クロエ・ルメール「～～♫」
俺（ルメール…あいつ一人で何やってんだ？）
クロエ「あ！タケシ！」
俺「よう」
クロエ「ヨウ！」
俺「一人でなにやってんの？」
クロエ（ニコッ）
クロエ「なにもしてないデス！」
俺「そうか」
8: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:23:14.29 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「タケシは、こんな遅くまてナニしてたデスカ？」
俺「補習」
クロエ「ホシュー？なにソレ？」
俺「……」
俺「…放課後に、特別に選ばれた生徒だけが受けられる授業のこと」
クロエ「オー！ホシュー！タケシ、ソレ、選ばれた？」
俺「うむ」
クロエ「ソレ、スゴイこと？」
俺「うむ。すごいことだぞ」
クロエ「スゴイ！タケシ、スゴイ！」
俺「ざっつらいと」
俺「補習」
クロエ「ホシュー？なにソレ？」
俺「……」
俺「…放課後に、特別に選ばれた生徒だけが受けられる授業のこと」
クロエ「オー！ホシュー！タケシ、ソレ、選ばれた？」
俺「うむ」
クロエ「ソレ、スゴイこと？」
俺「うむ。すごいことだぞ」
クロエ「スゴイ！タケシ、スゴイ！」
俺「ざっつらいと」
9: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:25:55.37 ID:CORzzQXI0.net
俺「あれ…」
俺「ルメールって部活とかやってたっけ？」
クロエ「やってないデスヨ～？」
俺「えっ。じゃあ、授業終わってからずっとここにいたの？」
クロエ「そのとーり！デス！」
俺（二時間も昇降口に座ってたのか…）
俺（変わってるなぁ）
俺「ルメールって部活とかやってたっけ？」
クロエ「やってないデスヨ～？」
俺「えっ。じゃあ、授業終わってからずっとここにいたの？」
クロエ「そのとーり！デス！」
俺（二時間も昇降口に座ってたのか…）
俺（変わってるなぁ）
13: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:34:07.92 ID:CORzzQXI0.net
タケシ「………」
クロエ「………」
タケシ（微妙な沈黙がちょっとつらい）
タケシ（………帰るか）
クロエ「………」
クロエ「タケシ、タケシ」
俺「ん…なんだ」
クロエ「タケシ、部活は？」
俺「帰宅部です」
クロエ「……ソカ。タケシこれから部活で忙しいカー……」
俺「え？あー」
俺「帰宅部っていうのはだな」
クロエ「？」
俺「……まぁ、あれだ」
俺「部活には入ってないんだ、俺」
クロエ「そう……ナノ？」
俺「うん」
クロエ「………」
タケシ（微妙な沈黙がちょっとつらい）
タケシ（………帰るか）
クロエ「………」
クロエ「タケシ、タケシ」
俺「ん…なんだ」
クロエ「タケシ、部活は？」
俺「帰宅部です」
クロエ「……ソカ。タケシこれから部活で忙しいカー……」
俺「え？あー」
俺「帰宅部っていうのはだな」
クロエ「？」
俺「……まぁ、あれだ」
俺「部活には入ってないんだ、俺」
クロエ「そう……ナノ？」
俺「うん」
18: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:37:52.28 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「ソカー」
俺「うん」
クロエ「………」
俺「………」
クロエ「………」
俺「………じゃ、じゃあ俺は帰るね」
クロエ「え？」
クロエ「あっ、ハイ！」
俺「また明日な～」
クロエ「マタマタ明日デス～！」
俺「おうおう」
クロエ「………」
クロエ「行っちゃった、デス」
俺「うん」
クロエ「………」
俺「………」
クロエ「………」
俺「………じゃ、じゃあ俺は帰るね」
クロエ「え？」
クロエ「あっ、ハイ！」
俺「また明日な～」
クロエ「マタマタ明日デス～！」
俺「おうおう」
クロエ「………」
クロエ「行っちゃった、デス」
19: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:44:19.46 ID:CORzzQXI0.net
俺（さっきのルメール、様子が少しおかしかったな）
俺（妙にモジモジしてたような……）
俺（………）
俺「ハッ！！」
俺（もしかして…おしっこを我慢してたのでは？）
俺（きっとそうに違いない！！）
俺（妙に喋らなかったのはそのせいだったか…！！）
俺「うーん…悪いことしちゃったかなぁ…」
俺（俺がグダグダ喋ったせいで行きづらくなっちゃったんだな…）
俺（すぐに会話を切り上げるべきだったか…）
俺「次からは気をつけよう…」
俺（妙にモジモジしてたような……）
俺（………）
俺「ハッ！！」
俺（もしかして…おしっこを我慢してたのでは？）
俺（きっとそうに違いない！！）
俺（妙に喋らなかったのはそのせいだったか…！！）
俺「うーん…悪いことしちゃったかなぁ…」
俺（俺がグダグダ喋ったせいで行きづらくなっちゃったんだな…）
俺（すぐに会話を切り上げるべきだったか…）
俺「次からは気をつけよう…」
20: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:50:11.86 ID:CORzzQXI0.net
次の日
俺（ふわぁ…今日も眠いぜ…）
扉（ガラガラ）
俺「おはよ～」
クロエ「あ！タケシ！！おはようデス！」
俺「あれ？君だれだっけ？転校生？」
クロエ「違いマス！私はクロエ・ルメールですよォ！」
俺「おう。知ってる知ってる」
クロエ「もー！」
クロエ「昨日も、昨日の昨日もこのやりとりやってマシタ！
タケシ、いい加減飽きるベキデス！」
俺「ゴメンゴメン」
クロエ「むー」
俺「おはよう、ルメール」
クロエ「！」
クロエ「おはようデス！タケシ！」
俺（ふわぁ…今日も眠いぜ…）
扉（ガラガラ）
俺「おはよ～」
クロエ「あ！タケシ！！おはようデス！」
俺「あれ？君だれだっけ？転校生？」
クロエ「違いマス！私はクロエ・ルメールですよォ！」
俺「おう。知ってる知ってる」
クロエ「もー！」
クロエ「昨日も、昨日の昨日もこのやりとりやってマシタ！
タケシ、いい加減飽きるベキデス！」
俺「ゴメンゴメン」
クロエ「むー」
俺「おはよう、ルメール」
クロエ「！」
クロエ「おはようデス！タケシ！」
23: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:55:04.99 ID:CORzzQXI0.net
俺（一限目は…英語か）
俺「あ、やべぇ」
クロエ「ドシタカ？」
俺「宿題わすれた」
クロエ「タケシ、アホアホ～」
俺「アホじゃないしっ」
クロエ「クロエの宿題、見ル？」
俺「いや…ルメールのならいらない…」
クロエ「なっ？！」
クロエ「クロエのならいらない、ってドユコトですカ！」
俺「いやだってさ…」
俺「あ、やべぇ」
クロエ「ドシタカ？」
俺「宿題わすれた」
クロエ「タケシ、アホアホ～」
俺「アホじゃないしっ」
クロエ「クロエの宿題、見ル？」
俺「いや…ルメールのならいらない…」
クロエ「なっ？！」
クロエ「クロエのならいらない、ってドユコトですカ！」
俺「いやだってさ…」
25: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 03:59:59.83 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「見テ見テ！見テくだサーイ！」
俺「痛い痛い！顔にノート押し付けないでっ」
クロエ「むむ……」
俺「だってクロエの英語の答え、間違いだらけなんだもん…」
クロエ「むっ」
俺「……外人のくせに、俺より英語の成績悪いし」
クロエ「むむむっ！」
クロエ「クロエは、フランス人！英語できない仕方ナイ！」
俺「でも英語に触れる機会は多いはず」
クロエ「フランス人、ほとんどみんなフランス語！」
俺「痛い痛い！顔にノート押し付けないでっ」
クロエ「むむ……」
俺「だってクロエの英語の答え、間違いだらけなんだもん…」
クロエ「むっ」
俺「……外人のくせに、俺より英語の成績悪いし」
クロエ「むむむっ！」
クロエ「クロエは、フランス人！英語できない仕方ナイ！」
俺「でも英語に触れる機会は多いはず」
クロエ「フランス人、ほとんどみんなフランス語！」
27: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:07:57.92 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「タケシだって日本人のくせに日本語使えてナイ」
俺「使えてますー水金地火木土天海冥～」
クロエ「タケシこの前の国語のテスト、クロエより悪カタヨ？」
俺「いやいや…クロエよりは流石に…」
クロエ「何点ダタ？」
俺「………」
カキカキ…←筆談する音
クロエ「………」
カキカキ←筆談する音
俺「っ！！！！」
クロエ「フッ」
クロエ「タケシ、アホの子デス」
俺「ぐっ…ちょ、まて！なら前々回のテストを…」
クロエ「望むところデス」
扉（ガラガラ！）
先生「席つけー授業始めるぞー」
俺「あっ…宿題…」
俺「使えてますー水金地火木土天海冥～」
クロエ「タケシこの前の国語のテスト、クロエより悪カタヨ？」
俺「いやいや…クロエよりは流石に…」
クロエ「何点ダタ？」
俺「………」
カキカキ…←筆談する音
クロエ「………」
カキカキ←筆談する音
俺「っ！！！！」
クロエ「フッ」
クロエ「タケシ、アホの子デス」
俺「ぐっ…ちょ、まて！なら前々回のテストを…」
クロエ「望むところデス」
扉（ガラガラ！）
先生「席つけー授業始めるぞー」
俺「あっ…宿題…」
28: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:14:29.72 ID:CORzzQXI0.net
お昼休み
俺（なんやかんやでお昼休み…）
俺（朝、ルメールと喧嘩しちゃったな…）
俺（…まだ怒ってるのかな）
クロエ「タケシ、タケシ」
チョン、チョン←背中ツンツンする音
俺「んひょっっ」
クロエ「？ドシタカ？」
俺「な、なんでもない」
クロエ「お昼休めダヨ！」
俺「知ってる」
クロエ「一緒に、お昼、食べヨ？」
俺「………」
俺「よし。食べようか」
クロエ「うん！」
俺（朝のことはもういいのか）
俺（なんやかんやでお昼休み…）
俺（朝、ルメールと喧嘩しちゃったな…）
俺（…まだ怒ってるのかな）
クロエ「タケシ、タケシ」
チョン、チョン←背中ツンツンする音
俺「んひょっっ」
クロエ「？ドシタカ？」
俺「な、なんでもない」
クロエ「お昼休めダヨ！」
俺「知ってる」
クロエ「一緒に、お昼、食べヨ？」
俺「………」
俺「よし。食べようか」
クロエ「うん！」
俺（朝のことはもういいのか）
30: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:22:29.88 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「オヒル～オヒル～♫」
俺（ルメールはいつも楽しそうだなぁ）
クロエ「タケシ、今日のお昼どうスル？」
俺「いつも通り購買部でパン買う」
クロエ「……フッフッフッ！」
俺「ど、どうしたの急に」
クロエ「タケシ！今日購買部行く必要ナイ！」
俺「何故に」
クロエ「クロエ今日、お弁当ふたつ作ってキタカラ！！」
俺「おぉぉぉ！！」
俺「…おぉ？」
クロエ「タケシ、クロエのお弁当ひとつアゲル」
俺「い、いいのか？」
クロエ「イイヨー」
俺「あ、ありがとう」
クロエ「えへへー」
俺（ルメールはいつも楽しそうだなぁ）
クロエ「タケシ、今日のお昼どうスル？」
俺「いつも通り購買部でパン買う」
クロエ「……フッフッフッ！」
俺「ど、どうしたの急に」
クロエ「タケシ！今日購買部行く必要ナイ！」
俺「何故に」
クロエ「クロエ今日、お弁当ふたつ作ってキタカラ！！」
俺「おぉぉぉ！！」
俺「…おぉ？」
クロエ「タケシ、クロエのお弁当ひとつアゲル」
俺「い、いいのか？」
クロエ「イイヨー」
俺「あ、ありがとう」
クロエ「えへへー」
34: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:30:50.11 ID:CORzzQXI0.net
In 中庭
クロエ「ジャーン！」
俺「おー」
クロエ「キャラ弁、つくてみマシタ！」
俺「おー」
クロエ「ドウドウ？クロエのキャラ弁ドウデスカ？？」
俺「すごく美味しそうだ。ルメールは器用だなー」
クロエ「えへへ」
俺「………」
俺「で、これ何のキャラ弁？」
クロエ「チョンマゲデース！」
俺「そうか」
クロエ「？ドシタカ？」
俺「どうもしないよ。食べていい？」
クロエ「どうゾどうゾ」
俺「いただきます」
クロエ「いただかれマース」
クロエ「ジャーン！」
俺「おー」
クロエ「キャラ弁、つくてみマシタ！」
俺「おー」
クロエ「ドウドウ？クロエのキャラ弁ドウデスカ？？」
俺「すごく美味しそうだ。ルメールは器用だなー」
クロエ「えへへ」
俺「………」
俺「で、これ何のキャラ弁？」
クロエ「チョンマゲデース！」
俺「そうか」
クロエ「？ドシタカ？」
俺「どうもしないよ。食べていい？」
クロエ「どうゾどうゾ」
俺「いただきます」
クロエ「いただかれマース」
35: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:38:45.66 ID:CORzzQXI0.net
モグモグ、モグモグ
クロエ（ドキドキ…）
俺「………」
俺「うまっ！うまあああいいい！！」
クロエ「ホ、ホントですカ！？」
俺「これぞまさに味のIT革命や！」
クロエ「ソ、ソレどゆ意味？？」
俺「食べ物に対する究極の褒め言葉だ」
クロエ「ホ、ホントに？ホントにホントにおいしい？」
俺「おいしい！味のIT革命や！」
クロエ「よ、よかっター…どんどん食べて食べテ！」
俺「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ
！」
クロエ「カ、カリョク…？」
俺「これもまた、食べ物に対する至高の褒め言葉だ」
クロエ「よ、よくわかんないケド…タケシ、喜んでくれてウレシいデス！」
クロエ（ドキドキ…）
俺「………」
俺「うまっ！うまあああいいい！！」
クロエ「ホ、ホントですカ！？」
俺「これぞまさに味のIT革命や！」
クロエ「ソ、ソレどゆ意味？？」
俺「食べ物に対する究極の褒め言葉だ」
クロエ「ホ、ホントに？ホントにホントにおいしい？」
俺「おいしい！味のIT革命や！」
クロエ「よ、よかっター…どんどん食べて食べテ！」
俺「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ
！」
クロエ「カ、カリョク…？」
俺「これもまた、食べ物に対する至高の褒め言葉だ」
クロエ「よ、よくわかんないケド…タケシ、喜んでくれてウレシいデス！」
38: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:48:11.33 ID:CORzzQXI0.net
……
…
俺「ごちそうさまでした」
クロエ「おそ松くんデシタ」
俺「それを言うならお粗末…って俺の言うことじゃないなコレ」
クロエ「？」
俺「クロエありがとな。すごく美味しかったよ」
クロエ「そ、そう何度も言われると少し照れマスヨ///」
俺「クロエはお世辞抜きで料理上手だね」
クロエ「そ、そんなコトないデス///」
俺「いやいや、あのだし巻き卵はそんじょそこらの主婦には出せない味わいだったぜ」
俺「ルメールはきっと良いお嫁さんになるなー」
クロエ「！！なれマスカ！？」
俺「えっ。うん」
クロエ「ホントに！？ホントにホントになれル！？」
俺「う、うん。なれるんじゃないかな」
…
俺「ごちそうさまでした」
クロエ「おそ松くんデシタ」
俺「それを言うならお粗末…って俺の言うことじゃないなコレ」
クロエ「？」
俺「クロエありがとな。すごく美味しかったよ」
クロエ「そ、そう何度も言われると少し照れマスヨ///」
俺「クロエはお世辞抜きで料理上手だね」
クロエ「そ、そんなコトないデス///」
俺「いやいや、あのだし巻き卵はそんじょそこらの主婦には出せない味わいだったぜ」
俺「ルメールはきっと良いお嫁さんになるなー」
クロエ「！！なれマスカ！？」
俺「えっ。うん」
クロエ「ホントに！？ホントにホントになれル！？」
俺「う、うん。なれるんじゃないかな」
39: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 04:54:23.76 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「ワタシ……いいお嫁サン……タケシの……お嫁サン…」
俺「いやーそれにしても美味かったなぁ」
俺「クロエには何かお礼しなきゃなー」
クロエ「え……？オレイ…？」
俺「うん。しなきゃ、というか是非お礼したい。させてくれ」
クロエ「お礼…」
俺「おう。今ならなんでも言うこときくぜ」
クロエ「なんでも？ホントになんでも聞いてくれるデスカ？？」
俺「おうおう」
クロエ「なんでも……いいんデスネ？後悔しても知りマセンカラネ？？」
俺「お、おう」
クロエ「な、なんでも…なんでもなんでもなんでも……」
俺「が、学生の俺にでもできる範囲でお願いします」
俺「いやーそれにしても美味かったなぁ」
俺「クロエには何かお礼しなきゃなー」
クロエ「え……？オレイ…？」
俺「うん。しなきゃ、というか是非お礼したい。させてくれ」
クロエ「お礼…」
俺「おう。今ならなんでも言うこときくぜ」
クロエ「なんでも？ホントになんでも聞いてくれるデスカ？？」
俺「おうおう」
クロエ「なんでも……いいんデスネ？後悔しても知りマセンカラネ？？」
俺「お、おう」
クロエ「な、なんでも…なんでもなんでもなんでも……」
俺「が、学生の俺にでもできる範囲でお願いします」
40: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:05:36.13 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「学生でもできるコト…」
クロエ「………」
俺「うん」
クロエ「………け、け、けっ…」
俺「け？けけけ？」
クロエ「……」
クロエ「………」
クロエ「うぅ……////」
俺「お、おい。顔真っ赤だぞ？だいじょぶか？？」
クロエ「ちょ、ちょっとタンマ！タンマお願いシマス！！」
俺「う、うん」
クロエ「………」
俺「うん」
クロエ「………け、け、けっ…」
俺「け？けけけ？」
クロエ「……」
クロエ「………」
クロエ「うぅ……////」
俺「お、おい。顔真っ赤だぞ？だいじょぶか？？」
クロエ「ちょ、ちょっとタンマ！タンマお願いシマス！！」
俺「う、うん」
41: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:12:49.79 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「さっきのはナシ！べつのお願いにシマス！シマスカラ！」
俺「わ、わかった。わかったから一旦落ち着け」
クロエ「ハ、ハイ！」
クロエ「スー…ハー…スゥ…はぁー…」（深呼吸）
俺「………」
クロエ「………」
俺「………」
クロエ「………うぅ////」
俺「……？ど、どうした？」
クロエ「無言で見つめられると照れてしまいマース……」
俺「……じゃあ見ないように俯いてるから」
クロエ「ゴメンナサイ…お願いしマース…」
俺「わ、わかった。わかったから一旦落ち着け」
クロエ「ハ、ハイ！」
クロエ「スー…ハー…スゥ…はぁー…」（深呼吸）
俺「………」
クロエ「………」
俺「………」
クロエ「………うぅ////」
俺「……？ど、どうした？」
クロエ「無言で見つめられると照れてしまいマース……」
俺「……じゃあ見ないように俯いてるから」
クロエ「ゴメンナサイ…お願いしマース…」
42: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:13:27.38 ID:CORzzQXI0.net
俺「………」
クロエ「………」
クロエ「キョ…」
クロエ「キョキョキョキョキョキョキョ……」
俺（鳴き声…？）
クロエ「………」
クロエ「きょうワタシと一緒に、帰ってくれマセンカ…？」
俺「………」
俺「えっ」
………
……
…
クロエ「………」
クロエ「キョ…」
クロエ「キョキョキョキョキョキョキョ……」
俺（鳴き声…？）
クロエ「………」
クロエ「きょうワタシと一緒に、帰ってくれマセンカ…？」
俺「………」
俺「えっ」
………
……
…
47: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:26:03.92 ID:CORzzQXI0.net
放課後
俺「ひゃっはー！放課後だぜ！」
クロエ「学校オワタ～デス～」
俺「………」
俺（いつものルメール……だよな？）
俺（お昼のルメールは…なんだったんだろうか…）
俺（やたら顔赤かったけど…風邪か？風邪なのか？）
クロエ「？タケシ、どした？」
俺「なんでもない」
クロエ「あ。タケシ、タケシ」
俺「おう」
クロエ「今日、帰宅部、アル日デスカ？」
俺「今日は無い日だから大丈夫」
クロエ「ソカ。良かタデス」
俺「じゃ、帰ろうか」
クロエ「ハイ！」
俺「ひゃっはー！放課後だぜ！」
クロエ「学校オワタ～デス～」
俺「………」
俺（いつものルメール……だよな？）
俺（お昼のルメールは…なんだったんだろうか…）
俺（やたら顔赤かったけど…風邪か？風邪なのか？）
クロエ「？タケシ、どした？」
俺「なんでもない」
クロエ「あ。タケシ、タケシ」
俺「おう」
クロエ「今日、帰宅部、アル日デスカ？」
俺「今日は無い日だから大丈夫」
クロエ「ソカ。良かタデス」
俺「じゃ、帰ろうか」
クロエ「ハイ！」
49: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:36:52.13 ID:CORzzQXI0.net
俺「下校なう」
クロエ「ナウ？」
俺「なう」
クロエ「ナウ！」
クロエ「ナウ～♫ナウ～ナウ～♫」
俺「………」
俺（ルメールやたら上機嫌だな）
クロエ「ナウナウ～♫ナナナウ～♫」（演歌風）
俺（不自然に上機嫌すぎる気もする…気のせいか…？）
俺（やっぱり何かあるんじゃないのか…？何かはわからんが…）
クロエ「ナウ？」
俺「なう」
クロエ「ナウ！」
クロエ「ナウ～♫ナウ～ナウ～♫」
俺「………」
俺（ルメールやたら上機嫌だな）
クロエ「ナウナウ～♫ナナナウ～♫」（演歌風）
俺（不自然に上機嫌すぎる気もする…気のせいか…？）
俺（やっぱり何かあるんじゃないのか…？何かはわからんが…）
50: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:37:34.42 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「あ！タケシタケシ！」
俺「？」
クロエ「夕暮れ！夕暮れ！」
俺「ん？あー、キレイだなー」
クロエ「キレイダナー」
俺「うむ」
クロエ「アノ夕暮れ！味のIT革命ヤ！」
俺「ちょっと使い方違うかな」
クロエ「ソデスカー」
俺（まぁ…どうでもいいか。今はそんなこと）
クロエ「？ドシマシタ？？」
俺「なんでもないよー」
クロエ「ヨー？」
俺「？」
クロエ「夕暮れ！夕暮れ！」
俺「ん？あー、キレイだなー」
クロエ「キレイダナー」
俺「うむ」
クロエ「アノ夕暮れ！味のIT革命ヤ！」
俺「ちょっと使い方違うかな」
クロエ「ソデスカー」
俺（まぁ…どうでもいいか。今はそんなこと）
クロエ「？ドシマシタ？？」
俺「なんでもないよー」
クロエ「ヨー？」
51: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:58:10.92 ID:CORzzQXI0.net
俺「にしにても….夕暮れってこんなにキレイなんだったんだなぁ。
いつもは流して見てたから気づかなかったよ」
クロエ「ニッポンの夕焼け！とてもキレイ！！」
俺「知らなかったよ。教えてくれてありがとな、ルメール」
クロエ「フッフッフー。
タケシ日本人のくせにニッポンのこと全然知らないデスネ！」
俺「ほんとだなぁ」
クロエ「………」
いつもは流して見てたから気づかなかったよ」
クロエ「ニッポンの夕焼け！とてもキレイ！！」
俺「知らなかったよ。教えてくれてありがとな、ルメール」
クロエ「フッフッフー。
タケシ日本人のくせにニッポンのこと全然知らないデスネ！」
俺「ほんとだなぁ」
クロエ「………」
53: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 05:59:10.21 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「……ワタシ、外国人。
外の国のヒトだから、気づけること、たくさんありマス」
クロエ「もし、タケシがフランス行ったら、
私の知らないフランスのヨイとこ、いっぱい見つけるハズデス」
俺「そうかな」
クロエ「そうデスヨ」
クロエ「そしたら、ワタシにヨイとこ教えて欲しいデース！」
俺「…フランスかー…」
クロエ「ハイ！」
俺「フランス…遠くね？」
クロエ「12ジカンで行けますヨ？」
俺「そうか」
俺「……そうだな」
クロエ「はい！」
外の国のヒトだから、気づけること、たくさんありマス」
クロエ「もし、タケシがフランス行ったら、
私の知らないフランスのヨイとこ、いっぱい見つけるハズデス」
俺「そうかな」
クロエ「そうデスヨ」
クロエ「そしたら、ワタシにヨイとこ教えて欲しいデース！」
俺「…フランスかー…」
クロエ「ハイ！」
俺「フランス…遠くね？」
クロエ「12ジカンで行けますヨ？」
俺「そうか」
俺「……そうだな」
クロエ「はい！」
54: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:03:07.27 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「……フフ」
クロエ「今日はヨイことたくさんありマシタ」
俺「よかったな」
クロエ「ハイ！
早起きして、オベントー作ったカイありマシタデス！」
俺「………」
クロエ「タケシ、今日はありがとうデス」
俺「………」
俺「…なぁ」
クロエ「？どしマシタ？」
俺「お礼、ほんとにこれだけでいいのか？」
俺「一緒に帰るだけでいいのか？言ってくれれば高級パフェとか奢るぞ？」
クロエ「んー。十分ですヨー」
俺「そうか…」
クロエ「今日はヨイことたくさんありマシタ」
俺「よかったな」
クロエ「ハイ！
早起きして、オベントー作ったカイありマシタデス！」
俺「………」
クロエ「タケシ、今日はありがとうデス」
俺「………」
俺「…なぁ」
クロエ「？どしマシタ？」
俺「お礼、ほんとにこれだけでいいのか？」
俺「一緒に帰るだけでいいのか？言ってくれれば高級パフェとか奢るぞ？」
クロエ「んー。十分ですヨー」
俺「そうか…」
55: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:05:59.00 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「……タケシはもっとワタシに、命令されタイデスカ？」
俺「命令…まぁ…そうだな。
今のままじゃ、俺のサンクスフルなソウルが
申し訳なさのあまり爆発してしまいそうだ」
クロエ「……？タケシの言葉たまによくわかランデス」
俺「すみません」
クロエ「………」
クロエ「わかりマシタ。タケシに命令しマス」
俺「おぉ！よしこい！なんでもするぜ」
クロエ「えーっと、まず一つ目はデスね…」
俺（一つ目！？）
俺「命令…まぁ…そうだな。
今のままじゃ、俺のサンクスフルなソウルが
申し訳なさのあまり爆発してしまいそうだ」
クロエ「……？タケシの言葉たまによくわかランデス」
俺「すみません」
クロエ「………」
クロエ「わかりマシタ。タケシに命令しマス」
俺「おぉ！よしこい！なんでもするぜ」
クロエ「えーっと、まず一つ目はデスね…」
俺（一つ目！？）
60: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:13:38.37 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「一つ目のお願いは…」
俺（ゴクリ…っ）
クロエ「……これからは毎日ワタシと一緒に帰りマショウ」
俺「……毎日？」
クロエ「毎日デス」
俺「おっけ～了解した～」
クロエ「……な、なんだか随分とアッサリしてマスね」
俺「一緒に帰るだけだろ？それくらい別に普通じゃん」
クロエ「むむむっ…」
俺「？どうした」
クロエ「いえ、ソノ…昨日のワタシが急に滑稽に見えて来てデスネ…」
俺「？」
クロエ「ま、まぁそれはヨイのです！次のお願いはですね…」
俺（二つ目…ッ）
俺（ゴクリ…っ）
クロエ「……これからは毎日ワタシと一緒に帰りマショウ」
俺「……毎日？」
クロエ「毎日デス」
俺「おっけ～了解した～」
クロエ「……な、なんだか随分とアッサリしてマスね」
俺「一緒に帰るだけだろ？それくらい別に普通じゃん」
クロエ「むむむっ…」
俺「？どうした」
クロエ「いえ、ソノ…昨日のワタシが急に滑稽に見えて来てデスネ…」
俺「？」
クロエ「ま、まぁそれはヨイのです！次のお願いはですね…」
俺（二つ目…ッ）
62: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:20:44.89 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「………」
俺「はよ」
クロエ「二つ目は、デスね」
クロエ「………」
クロエ「や、やっぱりいいデス！」
俺「えっ。今更？」
クロエ「お願いは一つ目だけでオッケーデス！
それじゃ！私はコッチなんで！タケシまた明日デス！」
俺「まてまて！なんかあるんだろ？お願いしたいことが」
クロエ「そ、それはぁ……」
俺「言えって。今言わないなら明日もしつこく聞くぞ俺は」
クロエ「うぅ…」
俺「さぁさぁ！さぁさぁ！」
俺「はよ」
クロエ「二つ目は、デスね」
クロエ「………」
クロエ「や、やっぱりいいデス！」
俺「えっ。今更？」
クロエ「お願いは一つ目だけでオッケーデス！
それじゃ！私はコッチなんで！タケシまた明日デス！」
俺「まてまて！なんかあるんだろ？お願いしたいことが」
クロエ「そ、それはぁ……」
俺「言えって。今言わないなら明日もしつこく聞くぞ俺は」
クロエ「うぅ…」
俺「さぁさぁ！さぁさぁ！」
63: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:27:52.30 ID:CORzzQXI0.net
クロエ「ワ、ワタシのこと…」
俺「おう」
クロエ「………」
クロエ「ワタシのこと、ちゃんと、名前で呼んで欲しいデス」
俺「………」
俺「Uh-huh？」
クロエ「ワ、ワタシのこと！クロエって名前で呼んで欲しいデース！」
俺「で、でも今まではずっとルメールだったわけだし…別にこのままでも…」
クロエ「いやデス！タケシには名前で呼んでもらいたいのデス！」
俺「hmmm...」
クロエ「ルメールて呼ばれるの、ちょっぴりさみしい。キョリ感じてさみしいデス」
俺「………」
俺「おう」
クロエ「………」
クロエ「ワタシのこと、ちゃんと、名前で呼んで欲しいデス」
俺「………」
俺「Uh-huh？」
クロエ「ワ、ワタシのこと！クロエって名前で呼んで欲しいデース！」
俺「で、でも今まではずっとルメールだったわけだし…別にこのままでも…」
クロエ「いやデス！タケシには名前で呼んでもらいたいのデス！」
俺「hmmm...」
クロエ「ルメールて呼ばれるの、ちょっぴりさみしい。キョリ感じてさみしいデス」
俺「………」
64: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:34:11.49 ID:CORzzQXI0.net
俺「外国では日本みたいに名前と姓の使い分けなんて無いって聞いたぞ？」
俺「そんなにこだわることじゃあ…」
クロエ「タケシには…クロエって呼んでもらいたいのデース…デース…デース…」
俺「………」
クロエ「ダメ……デス、か？」
俺「………はぁ。わかったよ、もう」
俺「ク、ク、クロエっ」
クロエ「！」
俺「ほら！これでいいんだろ？！」
クロエ「ハイ！……ハイッ！オッケーデス！」
俺「まったく…」
クロエ「では私も！これからはタケシのこと名前を呼ばせていただきマース！」
俺「えっ」
クロエ「サトウ！これからもよろしくデス！サトウ！」
俺「いやタケシの方が名前だからっ！サトウは苗字だから！」
クロエ「？」
完
俺「そんなにこだわることじゃあ…」
クロエ「タケシには…クロエって呼んでもらいたいのデース…デース…デース…」
俺「………」
クロエ「ダメ……デス、か？」
俺「………はぁ。わかったよ、もう」
俺「ク、ク、クロエっ」
クロエ「！」
俺「ほら！これでいいんだろ？！」
クロエ「ハイ！……ハイッ！オッケーデス！」
俺「まったく…」
クロエ「では私も！これからはタケシのこと名前を呼ばせていただきマース！」
俺「えっ」
クロエ「サトウ！これからもよろしくデス！サトウ！」
俺「いやタケシの方が名前だからっ！サトウは苗字だから！」
クロエ「？」
完
66: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 06:57:40.73 ID:g80dqIK50.net
乙
68: 以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします 2014/10/14(火) 07:37:32.88 ID:0lx7pKCf0.net
普通に良かった
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