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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:27:25.99 ID:KKuEtD5L0
男「あのー大丈夫ですか?」

女騎士「すまない、助かったよ。危ない所だった」

男「どういたしまして。っていうか、コスプレ?」

女騎士「こすぷれ?なんだそれは?」

男「え、この鎧、本物なの……?」

女騎士「お、おい触るなよ…///」

男「あと、さっきのブタみたいな人は一体……?」





4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:29:38.33 ID:KKuEtD5L0
女騎士「奴はオーク。性欲と食欲しか頭に無い低俗な生き物だ。君が来てくれなかったら奴の毒牙にかかっていただろう。本当にありがとうな」

男「お、おーく? ……まぁ無事ならよかった。 こんな時間だし家まで送りますよ」

女騎士「そうか、助かる……と言いたい所だがひとつ問題があるんだ」

男「問題?」

女騎士「まずここは一体どこなんだ」

男「はい?」




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:31:54.37 ID:KKuEtD5L0
――男宅

男「成り行きで家に連れて来てしまった」

女騎士「綺麗な建物だな、ここが貴方の城か?」

男「いや、城じゃなくてねマンションっていうんだよ」

女騎士「マンソン」

男「マンションね。それに全部じゃなくてほら、この一部屋だけが僕の家なんだ」

女騎士「ふむ、小分けして一般の民に住まわせているのか」

男「まぁ間違ってはいないね」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:33:48.49 ID:KKuEtD5L0
男「で、おーくに襲われそうになって必死に逃げてて気づいたらさっきの公園にいたと?」

女騎士「そして君が助けてくれた訳だな。感謝しているよ」

男「そうですか……とりあえず夜も遅いし今日はウチに泊まりましょうか」

女騎士「今日は……ね。……それよりも、二人きりだね?」ジリジリ

男「女騎士さん、な、なんか近いよ?」

女騎士「ふふ、可愛いな君は」

男「な、何を言って……?」

女騎士「助けて貰った恩返しをしようと言ってるんだよ」サワサワ

男「あー!あー! ちょ、ちょっと買い物行くんで!!留守番してて下さい!!誰か来ても出ちゃ駄目ですよ!!」ダッダッダ「

女騎士「あんなに一生懸命走って……可愛いな彼は。     ん?あれは……」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:35:27.85 ID:KKuEtD5L0
――30分後

エルフ「わぁ綺麗なへやー!」

男「え?誰……?」(帰ってきたら増えてた。耳がとんがってる……?)

女騎士「あの、実はな――」

エルフ「ねぇお兄ちゃん誰ー?」

男「あ、ああ男っていうんだ。お嬢ちゃんの名前は何かな?」

エルフ「エルフっていうのー!」

男「あの~、エルフはなんでこの家にいるのかな?」

エルフ「ボク、オークに襲われそうになったのー」

男「オークってそんないっぱいいるの……?」




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:39:00.31 ID:KKuEtD5L0
女騎士「その様子を窓から見つけてな、私が助けだしたんだ」

エルフ「お姉ちゃんありがとね!」

男「そうだったんだ。女騎士さんありがとうございますね」

女騎士「き、君が礼を言うのはおかしいだろう……///」

男(顔赤くしてる、可愛いな)

エルフ「むー、らぶらぶ?」

男「な、何言ってるんだ!」

女騎士「ふふふ、らぶらぶか……」




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:41:38.91 ID:KKuEtD5L0
男「それで、状況を整理すると、2人とも気づいたらこの街にいて、帰り方がわからない訳だね?」

女騎士「そうなるな」

男「勿論帰りたい……よね?」

エルフ「ボクここがいいなー!」

女騎士「私も……」

男「え、なんで?」

エルフ「ボクね、悪い人に捕まって売られそうになったの……」

男「な……」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:44:42.30 ID:KKuEtD5L0
エルフ「それでね、逃げたんだけど、オークに見つかっちゃって……」

女騎士「私も嵌められて国を追われてな、追っ手から逃げる時にオークに見つかったんだ」

男「2人とも帰る所がないの……?」

エルフ「うん……」

女騎士「……」

男「よし、じゃぁさ、ここに3人で住もう。僕が2人を養うよ」

エルフ「本当!?」

男「うん!」




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:47:01.69 ID:KKuEtD5L0
女騎士「大丈夫なのか?」

男「まぁ色々あってお金には困ってないんです」

エルフ「お兄ちゃんありがとー」ダキッ

男(あれこの子、以外と胸が……)ドキドキ

女騎士「」ムッ サワリッ

男「え?女騎士さん、ど、どこを触ってるんですか!」

女騎士「さっきは逃げられてしまったからな、それに私は本当に感謝してるんだぞ?」じー

男(上目遣いはヤバいです!!)




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:49:58.49 ID:KKuEtD5L0
男「でも、だ、駄目です!今日会ったばっかりだし……」

女騎士「君は強情だな……まぁ時間を懸けて落とすか……」ボソッ

男(落とすって……)

エルフ「ねえ!ボクも感謝してるよ!」

男「うん、ありがとね」ナデナデ

エルフ「わぁぁ、くぅ~ん……///」

女騎士「」じー

男「な、撫でて欲しいの?」

女騎士「」コクリ

男「撫でるよ?」ナデナデ

女騎士「ふにゃぁぁ」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 17:52:52.34 ID:KKuEtD5L0
――寝室

男「この部屋の布団で寝てよ」

エルフ「ふかふかー」

女騎士「君はどこで寝るんだ?」

男「この部屋の2つの布団しかこの家にはないから、とりあえず今日はリビングのソファで寝るよ」

女騎士「そはぁというのはあの大きな椅子の事か?」

男「うん、そうだよ」

エルフ「だめだよー!体痛くなっちゃうよ?」

女騎士「この布団をくっ付ければ3人で寝れるんじゃないか?」




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:00:34.18 ID:KKuEtD5L0
男「え、でも」

エルフ「けっていー!3人で寝るー!」

女騎士「ほら、君が真ん中だ」

男「なんで!?」

エルフ「お兄ちゃんとお姉ちゃんと寝るー♪」

男「わ、引っ張んないでよ」

女騎士「問答無用だ。ほら、電気を消すぞ?」

男(もう電化製品に慣れてきてる……)




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:05:06.40 ID:KKuEtD5L0
エルフ「」すやすや

女騎士「」すーすー

男(2人ともすぐ寝ちゃったな……)

男(なんだかんだ言っても疲れてるんだろう)

男(親が残してくれたお金があるから生活費は大丈夫だと思うけど……)

男(……2人はどこから来たんだろうか)

男(女騎士さんを助けた時はオーク?に遠くから声を掛けて追い払ったんだけど、話を聞くと凄い危ない生き物みたいなんだよな)

エルフ「お母さん……怖いよぅ」ボソッ

男「エルフ……」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:08:40.07 ID:KKuEtD5L0
男(2人を襲ったオーク2体は間違いなく今この街にいるんだよな……)

男(なにも無かったらいいんだけど)

男「ん?」ギュッ

男(2人とも、手を握ってきた……)

女騎士「」 すーすー

エルフ「」 すやすや

男(まだ会って間もないけど、僕が2人を守るんだ!)

男「……でもこの状況じゃ寝れないや……」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:12:18.67 ID:KKuEtD5L0
――翌朝

女騎士「おい、起きなさい」

エルフ「まだねるの……」

男「アハハ、まだご飯出来るまで時間掛かるからさ、女騎士さん先に顔洗ってきなよ」

女騎士「む、わかった」

男「あと、今日は僕大学に行くんだ」

女騎士「だいがく?」

男「勉強を教えてくれる所だよ」

女騎士「ふーん。いつ帰ってくるんだ?」

男「んー夕方には帰れるかな?」

男「とりあえず今日は家で留守番しててほしいんだ」




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:18:42.89 ID:KKuEtD5L0
女騎士「わかった。ご飯はあるもの使っていいんだよな?」

男「うん、帰りに食材買ってくるからね」

エルフ「おふぁよー」

男「おはよう、エルフ。今日は女騎士さんとお留守番しててね?」

エルフ「おるすばん?……お兄ちゃん、ちゃんと帰ってくる?」

男「ちゃんと帰ってくるよ。2人仲良くして待っててね」

エルフ「うん!ねぇお兄ちゃん!」

男「何?」

エルフ「行ってきますのキスして!」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:24:04.27 ID:KKuEtD5L0
男「な、なにを……!?」

エルフ「いいでしょぉー」

男「いや、だ、駄目だ―」チュッ

エルフ「えへへ、勝手にしちゃった…///」

女騎士「ずるいずるい!私も!するー!」

男「口調がおかしいよ!?駄目だって! 僕もう行くからね!? わかっ――」チュッ

女騎士「ふふっ 貰ったぞ♪」

男「……///」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:27:56.37 ID:KKuEtD5L0
――大学

男「はぁー講義、全然頭に入んないなぁ」

女「男くん、何ぼーっとしてるのかしら?」

男「あ、女さん」

女「相談なら乗るわよ?」

男(ん?そういえば)

男「女さんってさ、家が神社なんだよね?」

巫女「そう、私は現代を生きる巫女なのよ」

男「あのさ、別に信じなくてもいいんだけどさ。聞いてくれる?」

巫女「な~に?お姉さんに話してご覧なさい?」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:31:19.36 ID:KKuEtD5L0
巫女「」

巫女(私が知らない女の子と同棲……)

男「まぁ信じられないと思うんだけどさ」

巫女「っていうかおーくがなんたらとか言った?」

男「うん。え、もしかして知ってるの?」

巫女「……男くん、今日ニュース見た?」

男「? 見てないけど」

巫女「昨日の晩、この街で強姦殺人事件があったのよ」

男「ええ!?」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:36:35.91 ID:KKuEtD5L0
巫女「しかも死体は食べ散らかされてたそうよ」

男「それって……」

巫女「そのオークとやら……かもね」

男「ほ、本当!?ど、どうしよう……」

巫女「落ち着きなさい。貴方の家にいるならその子達は安全でしょうし、警察が動いているから街中全て危険という訳でもないわ」

男「それはそうだけど……」

巫女「あなた、なんとかしようとか思ってるんじゃないわよね?」

男「あ、いや、その」

巫女「ハァ……私達でなんとかしてみる?」

男「それッてどういう意味……?」




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:40:14.23 ID:KKuEtD5L0
巫女「巫女さん舐めんじゃないわ、妖魔の相手はお手の物よ」

男「よ、よくそういうことやってるの?」

巫女「父上の手伝いを少しね。この世界は不思議な事だらけなのよ」

男「そうなんだ……でも気をつけてね……?」

巫女「ありがと、でも大丈夫よ。そのオークとやらもわたしにまかせたらちょちょいのチョイよ」

男「巫女さんはいつも頼りになるね」ニコッ

巫女「あぅぅ///」(その笑顔だけは私にもどうにも出来ないわ……)




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:44:29.04 ID:KKuEtD5L0
――男宅

男「という事だから、なんか知ってる情報があれば教えてよ」

女騎士「ふむ、奴らはかなり力が強く実に狡猾でな。醜い見た目より遥かに手強い相手だぞ」

エルフ「それとね、人を食べるんだよー」

巫女「性欲が凄いって聞いたんだけど……」

女騎士「うむ、人間の女じゃなくて牛や馬のメスを襲う固体もいたというくらいだからな。
    常に発情している連中だ。貴方は綺麗だから気をつけた方がいい」

巫女「あらありがと。にしてもやーね、破廉恥だわ」

男「巫女さん無理しなくてもいいんだよ?」

巫女「心配してくれてありがとー、でも余計なお世話なのよね」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:48:26.57 ID:KKuEtD5L0
エルフ「ねえねえ、どうやって倒すのー?」

男「えーと、巫女さん?」

巫女「いわゆる~妖魔の類なら~父上作の御札とかを駆使して倒すんだけど~生身の化物みたいだから~コレを使います!」

男「な、鉈と鎌?」

女騎士「凶悪なデザインだな……」

巫女「お清めをしてあるから、悪~い生き物は切りつけられただけで激痛が走るわよ」

女騎士「私がこの刃物を使おう」

巫女「鎌は私ね」

男「鎌なんか使えるの?」

巫女「ふっふっふ。私を舐めちゃだめよ」




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:51:43.48 ID:KKuEtD5L0
エルフ「ボクの分はー?」

男「エルフは危ないから行っちゃ駄目だよ」

エルフ「ぶー」

女騎士「倒す倒さないの前にどうやって見つけるんだ?」

巫女「ふふ、困った時はお姉さんにまっかせなさーい!」

男「見つけれるの?」

巫女「この水晶と、地図があれば……」

巫女「ブツブツ……」

女騎士「便利だな……なぁ、この人は大丈夫なのか?」

男「巫女さんは変わってるけど、信用出来る人だから大丈夫だよ」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 18:56:34.14 ID:KKuEtD5L0
女騎士「だがオークは強いぞ、屈強な歴戦の戦士が束になっても真っ向からの戦いでは勝てないからな」

エルフ「ボクの親が言ってたけどオークは隠れるの上手なんだって!」

巫女「けけけ、だが私に死角はありませ~んと、いうわけで見つけたわよ」

男「え、もう?」

女騎士「本当か!?」

巫女「うん、全部で2匹いるわね。この地図でこの廃墟とこっちの山ね」

男「どっちから行くの?」

巫女「山の方が近いわね」

男「じゃあ僕、車を出すよ。待ってて」




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:01:46.54 ID:KKuEtD5L0
――近くの山

男「ついたね」

女騎士「にしてもこのくるまという物は凄いな!あの距離をこんなに早く!」

巫女「オークを倒したらエルフも乗せてあげましょう」

男「そうだね、仲間外れにしちゃったもんね」

巫女「……男、重そうだけど大丈夫?」

男「大丈夫。僕は戦えないからね、代わりに荷物持ちくらいはやんなきゃ」

女騎士「無理はするなよ」

男「うん、ありがとう」

巫女「さぁ、静かに。近づいてきたわよ」




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:04:08.93 ID:KKuEtD5L0
男「見える?」

巫女「ここからは見えないわ。風向き的にこの辺りが匂いを察知されないギリギリの場所ね」

女騎士「よし、男いけるか?」

男「大丈夫。2人とも信じてるよ」

巫女「気をつけなさいよ」

~~~~~~~~

男「あ、いる……」

オーク「ググ?……ニンゲン?」

男「ひっ、大きい……!?」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:09:19.16 ID:KKuEtD5L0
オーク「ナンダ、オスカ。マァイイハラガヘッテタンダ」

男「う、うわぁぁぁ」

オーク「グッグッグ、ニゲテモムダダゼ」

男「ひっ、くぅぅ怖い……」

オーク「サァオイツメラレタナ?オワリダ」

サッ

女騎士「お前がな」

巫女「さようなら」

オーク「ナ!?」

ズバッ
ブシャァァァァ




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:14:35.45 ID:KKuEtD5L0
オーク「」ピクピク

男「し、死んだの?」

女騎士「ああ、死体はどうするんだ?」

巫女「父上に連絡してあるから、ほっといて大丈夫よ。業者さんが処理してくれるわ」

男「怖かった……」

女騎士「君は頑張ったよ。もう今日は帰って休もう?」

巫女「そうね、無理は良くないわ。もう一体は後回しにしましょう」


ガサガサ

オーク「――」




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:20:40.97 ID:KKuEtD5L0
――男宅

男「な…………」

巫女「なによ、コレ……」

女騎士「部屋が荒らされている……」

男「エルフ!どこだエルフ!エルフ!」

男「くっそぉ、守るって決めたのに……僕はまた……」

女騎士「男……」(また……?)

巫女「まだ落ち込むのは早いわ、ほら見てこのココア、まだ熱いもの。そんなに時間が経ってる訳じゃないわね」

男「うん……」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:26:54.28 ID:KKuEtD5L0
女騎士「おい、こっちに張り紙があるぞ!」

巫女「わ、汚い字。えーとま…ちはず…れ…のはい…きょ…でま…つ?」

女騎士「町外れの廃墟で待つ?」

男「!? 早く行かなきゃ!」

女騎士「しかしこれは……」

巫女「間違いなく罠ね……」

男「でも!」

巫女「しっかり準備しないと皆殺されちゃうわよ」

女騎士「エルフを助けるためにも落ち着こう?」

男「……わかった、しっかり準備して行こう。でも急いでね?」




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:31:51.58 ID:KKuEtD5L0
――廃墟

クチャクチャ

エルフ(人間を…食べてる……怖いよ、お兄ちゃん…)

オーク「ゲーーップ、アア腹イッパイダァ、オタノシミノジカンニスルカナ?」

エルフ「やぁ!触らないで!汚い!」

オーク「冷タイジャネーカ、傷ツクゼ。オッパイデケェナァ」

エルフ「やめて、触らないで!」

ブゥゥゥン

オーク「ン?モウキタノカ、早カッタナ」

タッタッタ

女騎士「おい!その娘を離せ!」

エルフ「お姉ちゃん!」




59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:34:33.77 ID:KKuEtD5L0
オーク「ナンカ知ッテルニオイダト思ッタラ、オマエコノマエノ女ジャネーカ」

オーク「ククク、ツイテルゼェ」

女騎士「チッ汚らわしい……」ジャキ

オーク「ソノボロイ剣デアイテシテクレンノカ?」

オーク「ア、言ウノ忘レタケドヨォ」

オーク「昼ノトキト同ジヨウニイクト思ウナヨ?」ガシィ

巫女「!?」

女騎士「巫女さん!」

巫女(しまった……!!)




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:37:24.05 ID:KKuEtD5L0
オーク「昼、ミテタゼェ?アノ男ハイナイノカ?ビビッタノカナ?」

オーク「ニシテモ上玉バッカリダナァ。誰カラニシヨウカナ?」

――物陰

男(どうしよう!?巫女さんが捕まってしまった……)

男(僕が真っ向から行って勝てる訳がない……)

男(でも今何もしなかったら、皆が殺される……!)

男(クソっ考えろ考えろ考えろ考えろ)

男「!! そうだ……!」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:41:57.14 ID:KKuEtD5L0
オーク「ジャアオマエカラニスルカナ」

女騎士「ふ、ふざけるな!」カキィン!

女騎士(切りつける事が出来れば……)

オーク「オラァ」バシッ カランカラン

女騎士「しまった……鉈を!!」

オーク「真ッショウメンカヤッテ勝テルト思ウノカ?」ガシッ

オーク「デモオレハ気ノ強イオンナハ好キダナ」

女騎士「は、離せ!」

エルフ「お姉ちゃん……」シクシク

巫女「や、やめろ……」ビクビク




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:46:45.10 ID:KKuEtD5L0
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

オーク「?」

ガシャァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!

巫女「え、車!?」

男「うわああああああああああああああああ轢き殺してやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

エルフ「お兄ちゃん!?」

オーク「!?」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:50:25.27 ID:KKuEtD5L0
オーク「!?」

女騎士「今だ!」ガシッ

オーク「オイッニゲルナ!!」

男「うわぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!」ドォォォォォン

オーク「ガッハァァ!?」

オーク「グッ、ナンダ、テメェハ!?」

男「お前は自分の欲望だけを考えて他人を弄んで!!」ゥゥゥゥゥゥゥン

男「ここはお前がいていい世界じゃないんだよ!!」ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:52:28.79 ID:KmsoAH1Y0
どこのカミーユや




68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:53:02.59 ID:KKuEtD5L0
オーク「クッソォ!カラダガウゴカネェ!クソォ!」

男「ここからいなくなれぇぇぇ!!!」ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!

オーク「ガアハァァァァァ…………テメェモミチズレニ……!」グシャァ

巫女「な、車のボンネットに手を突っ込んで……!?」

エルフ「お兄ちゃん!ダメェェェ!」

女騎士「男ぉぉぉ!」

男「? !! うわぁぁぁぁぁぁぁ……!」




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:53:55.49 ID:vCEnFwzt0
まじでカミーユだった




70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:54:40.56 ID:KKuEtD5L0
――巫女宅

巫女父「怪我の治療自体は済んだ、意識が回復するかどうかはこの少年次第だ」

巫女「あれだけの爆発に巻き込まれて、この程度で済んで良かったわ」

女騎士「なんであんな無茶を……」

エルフ「お兄ちゃん……」

巫女「男はね、事故で家族を亡くしてるの」

巫女「詳しくは知らないけど、自分の責任だと思ってるみたいでね。多分事故で失った妹達と貴方達がダブってるのよ」

女騎士「それであんなに怒って……」




71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:56:56.03 ID:KKuEtD5L0
エルフ「ねぇ、ボク達、どうしたらいいのかな?」

巫女「男が目覚めるまではウチに住みなさい。部屋数もあるし、父上も許可してくれたわ」

女騎士「すまない……」

巫女「くよくよしても始まらないわよ。今のうちにこの世界に馴染んで男が目覚めた時にビックリさせてやりましょう」

エルフ「じゃあさ、ボク料理作ってあげたいなー!」

巫女「あらあら、じゃあいっぱい練習しましょうね」

エルフ「うん!」

女騎士「男、ずっと待ってるからな。ゆっくり休んでくれよ」

男「」すやすや




73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 19:59:09.26 ID:NDjJsLk50
このカミーユは良いカミーユだ




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 20:08:00.59 ID:KKuEtD5L0
―――後日

エルフ「お兄ちゃん!食べて!ほら食べて!」

巫女「一生懸命練習してたのよ」

男「おいしいよ、エルフ」ナデナデ

エルフ「はぅぅぅ///」

女騎士「あの……守ってくれてありがとな」

男「そんな、こっちこそ一緒にいてくれて凄い楽しかったんだ。本当にありがとう」

女騎士「それについての礼なんかはいらないさ、私達はもう家族だからな」

男「うん!」

END




77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/10(土) 20:15:28.41 ID:hvqJmZ4y0
乙!
結構俺は好みだったぜ




79: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2012/03/10(土) 20:18:40.20 ID:H6NeAsXX0
乙 面白かった