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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 12:49:50.15 ID:sKriahy70
さやか「てぃ、てぃろてぃろ?」

まどか「ふぃなふぃな…?」

マミ「ええ 私のとっておきの魔法なの」

さやか「どういう魔法なんですか? 名前的にバズーカ連射とかですかね」

マミ「喰らってみる…? 痛くはないわ」

さやか「い、いやぁ 遠慮しときます…」

まどか「でも気になるかも 次の戦いで使ってみてくれませんか?」

マミ「戦闘用の魔法じゃないのよ 娯楽用っていうか… ええ、そんな感じよ」

さやか「娯楽用って 戦闘用じゃないってことは攻撃とかするってわけじゃないんですね じゃあ喰らってみたいかも」

マミ「本当!? 任せなさい!」





4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 12:52:45.08 ID:sKriahy70
マミ「じゃあしかめさん 少しあっちを向いていてもらえるかしら」

まどか「はい あと、かなめですから」サッ

マミ「いくわよ、美樹さん」

さやか「は、はいっ」ドキドキ

マミ「ティロティロ…」

さやか「はうっ…」

マミ「フィナフィナ♪」

さやか「あぅふ… あは…」トローン

マミ「終わったわ」

まどか「早っ… えっ、さやかちゃん!?」

さやか「うへへ… こ、これはすごい…」ヘナヘナ

まどか「な、なにを! 何をしたんですか、マミさんっ!」

マミ「だから ティロティロフィナフィナよ」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 12:55:37.90 ID:sKriahy70
さやか「こ、これはだめだ… まどか、くらっちゃいけないっ…」

マミ「あら そんなに良かったかしら」

さやか「良いなんてもんじゃない… これは…っ まだ力が入らない…」

まどか「ティロティロフィナフィナ… ど、どんな技なんだろ…」

マミ「鹿目さんも喰らってみたい?」

まどか「えと、少しだけ…」

マミ「任せなさい! じゃあ美樹さん、少しあっち向いてて?」

さやか「えっ でももう喰らったし…どんな魔法なのか知ってますから良くないですか?」

マミ「もう一度喰らいたい?」

さやか「すんません あっち向いてます」サッ

まどか(そ、そんなに恐ろしい魔法なのかな)




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 12:59:48.25 ID:sKriahy70
マミ「いくわよ、覚悟しなさい」

まどか「は、はいっ!」

マミ「ティロティロ…」

まどか「!?」

マミ「フィナフィナ♪」

まどか「うくっ… あ、あひぇ…」トローン

マミ「終わりよ」

さやか「ま、まどか 大丈夫!?」

まどか「なにこれすごい… っ、ティヒヒ…」

マミ「ふぅ 魔力を使いすぎちゃったわね」

さやか「ようやく力が入るようになってきた… って、あれ魔力つかうんですか!?」

マミ「魔法と言ったはずよ」

さやか「そうでした すんません」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:05:43.37 ID:sKriahy70
まどか「ふぅ…はぁ… す、少し休んでいってもいいですか?マミさん」

マミ「構わないわよ 紅茶淹れるわね」

さやか(危険すぎる… ティロティロフィナフィナ…)

まどか「さやかちゃん、どうしたの?」

さやか「あ、いや あの魔法は危険すぎるよ…」

ピンポーン
杏子「おーい お邪魔するよー」

マミ「あら 最近勝手に入ってくるわね」

杏子「いいじゃねーかー んっ? おい、2人ともどうした? なんか艶々してるぞ」

まどか「なんでもないよ杏子ちゃん…ティヒヒ」

さやか「…そ、そう なんでもないから」

杏子「ふーん…まぁいいけど マミ、何か食わせてくれ」

マミ「はいはい ちょうどケーキも用意し終わったから 待ってて」

まどか「杏子ちゃんに教えないと危ないよ マミさん、もうやる気でいるよ」ボソッ

さやか「いや、杏子はそういうの疎いから大丈夫だよ 一応は魔法、だし」ボソッ




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:08:38.60 ID:mdkWHob8i
ティロティロフィナフィナ、いったいなにをされてるんだ?




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:10:40.55 ID:sKriahy70
マミ「はいどうぞ」

杏子「わーい いただき」モグモグ

さやか「い、いただきます…」

マミ「ところで佐倉さん、それを食べたら魔法の実験に協力してほしいんだけど」

杏子「実験? いいけど あんまり強烈なのとかやめてくれよ」モグモグ

マミ「大丈夫よ 加減するわ というかあなたは普段の状態で喰らってくれればいいわ」

杏子「おいおい… まぁマミのことだし そんなに危険な魔法じゃないってことだよな」モグモグ

さやか「やめた方がいいけどね」ボソッ

まどか「危険だよ」ボソッ

杏子「ん?」

マミ「美樹さん?鹿目さん?」ニコッ

さやか「黙ってます!」

まどか「なんでもないよ! 喰らってみるといいよ!」

杏子「なんだよそりゃ…」モグモグ




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:16:32.56 ID:sKriahy70
マミ「紅茶のおかわりは?」

杏子「ん、いいや ごっそさん!」

マミ「じゃあ早速、食後の運動がてら喰らってもらうわよ」シュンッ

杏子「おう…こ、こい!」

マミ「2人とも 例によってあっちを向いていてね」

まどか「」サッ
さやか「」サッ

杏子「なんだ? 何を始めるっていうんだよ…」

マミ「さあ佐倉さん ティロティロ…」

杏子「…えっ」

マミ「フィナフィナ♪」

杏子「うっぐ… ひぅ… な、なんだっ これっ…」トローン

マミ「どうやら佐倉さんにも効果は絶大のようね」

杏子「な、なんだ 何をしやがったっ… はぁ、はぁ… わ、わるくないけどさ…」

さやか(ごめん、杏子…)

まどか(杏子ちゃん…まんざらでもなさそう)




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:19:35.16 ID:WSY6PkglP
これはすばらしい




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:22:48.97 ID:sKriahy70
マミ「よーし…3人とも協力ありがとう よかったら暁美さんも呼んでくれると助かるわ」

まどか「ほむらちゃんはダメです!」

マミ「何故かしら どうしてもダメだというなら、いいんだけど… 代わりに鹿目さんに喰らってもらうことになるわ」

まどか「うっ… それは…」

マミ「どうする?」

まどか「よ、呼んできます…」

マミ「ええ いってらっしゃい」

さやか(まどかが転校生を売った! そ、相当だよこれは)

杏子「さやかぁ… な、なんなんだよ ティロティロフィナフィナってさぁ…」トローン

さやか「うわっ あんたまだトローンしてるの?」

杏子「しょうがないだろ… さやかぁ…」

さやか(ちょっと可愛いとか思っちゃったさやかちゃんでした)
さやか「ま、マミさんもいるんだからさ そういうのやめてよ」

杏子「いいじゃん さやかぁ」ベタベタ

マミ「ふふっ いいわね」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:26:48.74 ID:sKriahy70
杏子「さやかっていいにおいだな」クンクン

さやか「嗅ぐなって…」

杏子「へへ」ベタベタ

さやか「おいちょっと いい加減にしてよ杏子」バシッ

杏子「いて… わ、悪い… 嫌だった…?」

さやか「マミさんもいるんだからって言ってるだろ」

マミ「いいじゃない、ただべったりするだけで怒っちゃダメよ美樹さん」
マミ「つづけたら? それが目的だし」ボソッ

さやか「えっ?」

マミ「いいえ それにしても鹿目さん遅いわね」

杏子「さ、さやか…」

さやか「ごめん、叩いたのはやりすぎだったよ」

杏子「!」パァァ




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:30:13.29 ID:sKriahy70
ピンポーン
まどか「あのー 連れてきました…」

ほむら「結局巴マミの家じゃない、まどか」

まどか「あ、あのね 用事があるのは私じゃなくって マミさんなんだ…」

ほむら「…そういうこと それで? 何かしら」

マミ「そんなに悪態付けないでよ まずはケーキでもいかが?」

ほむら「結構よ 用件を早く言いなさい」

マミ「私の新しい魔法の実験に付き合ってほしいの」

ほむら「魔法…? 実験なら杏子や、美樹さやかに手伝ってもらえばいいでしょう」

マミ「2人にはもう手伝ってもらったわ 適正あり」

ほむら「適正あり…? なんの話…?」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:36:02.06 ID:sKriahy70
マミ「まぁとにかく、一度私の魔法を受けてもらえば分かるから」

まどか「私も喰らったんだ… 痛いとかはないから、大丈夫だよほむらちゃん」

ほむら「まどかも喰らったの…? なら私も受けないわけにはいかないわね どうすればいいの?」

マミ「助かるわ じゃあ鹿目さん」

まどか「はい」サッ

ほむら「何故まどかは外を見始めたのかしら」

マミ「まあまあ ティロティロ…」

ほむら「…! こ、これは?」

マミ「フィナフィナ♪」

ほむら「う…っ…う… はぁん!」

まどか「!」ビクッ

マミ「終わりよ なるほど、暁美さんにも結構な効果があるわね」

ほむら「な、何を… 何をしたというの… 巴マミ…」トローン




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:40:29.73 ID:sKriahy70
まどか「ほむらちゃん… 大丈夫…?」

ほむら「まどか… え、ええ 恥ずかしい声を聞かれてしまったわね」

まどか「う、ううん あのね… 可愛かったよ」

ほむら「ま…まどか!」

マミ「協力ありがとう暁美さん ケーキ用意するから、暁美さんもゆっくりしていって」

ほむら「……ええ… ありがとう」

マミ(あっちの2人はどうなったかしらね)

さやか「しょうがないな… ハグだけだからな… それ以外はしないから」

杏子「うん いいよ」トローン

マミ(いいわいいわ!)

杏子「んぎゅー」

さやか「んぎゅーじゃない、黙っててよ」

杏子「……」ギュッ
さやか「…はふ  …あっ な、ながいよ ここまで」バシッ
マミ(いいわ!さすがね!!)




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:42:55.07 ID:x8Zb684b0
いいよいいよー




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:44:52.41 ID:sKriahy70
ほむら「うぅ… 気が付かなかったけど… あの2人は何をしているのかしら」

まどか「ラブラブだね」ツヤッ

ほむら「…まどか、今日はなんだか 艶々してるわね」

まどか「ほむらちゃんもなんだかすっごく可愛いなって」

ほむら「まどか、あのね…」

マミ(くぅ 明日の朝はサンドイッチね!)

さやか「あ、あれ 転校生きてたんだ」

杏子「ホントだ なんかいい感じじゃん」ギュッ
さやか「ひっつきすぎだよ」

ほむら「はっ!私としたことがつい冷静さを失っていたわ 実験はあれで終わりなのよね 帰るわ」

まどか「えっ」

マミ「えっ」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:47:51.83 ID:sKriahy70
マミ(暁美さんには効果が薄かったのかしら… それとも他に理由が)

ほむら「それじゃ… またね、まどか」

まどか「うん…」シュン

さやか「ごめんまどか… もしかして邪魔しちゃった…?」

まどか「ううん さやかちゃんたちは…聞くまでもない、か」

杏子「なんだよ さやかは渡さないぞ」

さやか「はいはい…」

マミ(まぁこっちはOKだし… こんなところよね)

まどか「マミさん… 私も帰りますね」

マミ「え、ええ ごめんなさい 良かったらまた来て?」

まどか「はい お邪魔しました…」




30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:50:54.86 ID:sKriahy70
マミ「それであなたたちは…」

杏子「さやかんちに泊まろうかな」

さやか「何言ってんの… 別にいいけど 布団ないからね」

杏子「一緒の布団で寝よう」

さやか「…風邪ひかれても困るしね 仕方ないか」

杏子「よっしゃ!」

さやか「今日はさやかちゃん特製ブルーカレーの日だよ」

杏子「おっ まじ?」

マミ「ブルーカレーって 普通はせいぜいグリーンだと思うけど」

マミ(あぁ…今日は1人で戦うことになりそうね)




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:54:01.80 ID:sKriahy70
-数時間後-

ほむら「大変よ巴マミ ワルプルギスの夜が来るわ」

マミ「えっ!? だ、だって予定まではあと1週間はあるわ…?」

ほむら「今回はイレギュラーのようね エリアの特定は不可 足で追うしかないわ」

マミ「仕方ないわね 佐倉さんと美樹さんは今日はちょっとダメだから」

ほむら「…そういうこと」

マミ「本来はあなたもダメだったはずなんだけど 協力できるならしておきたいものね」

ほむら「そうね …倒せたら、またあの魔法を頼もうかしら 私とまどかに」

マミ「ふふ いいわよ」




34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 13:57:15.02 ID:fLIH3TEqO
まさかのワルプル




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:00:11.09 ID:sKriahy70
ほむら『巴マミ、発見したわ』

マミ『了解よ すぐに向かうわね!』

ほむら『その必要はないわ 私が迎えに行くから』シュン

マミ「い、いきなり現れないで…」ドキドキ

ほむら「慣れなさいよ…」シュン

マミ「これが ワルプルギスの夜…!」

ほむら「加減は必要ないわ 全力でやらないと 負ける!」ジカンテイシチュドンチュドン

ほむら「くっ、やはり効かない…っ」

マミ「いくわよ! ティロティロ…」

ほむら「えっ!?」

マミ「フィナフィナ♪」

ほむら「わ、ワルプルギスの夜に密着している!? いつの間にあそこまで飛んだというの!?」

ワルプルギス「…!」

ほむら「動きがとまった…?」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:06:22.92 ID:sKriahy70
ワルプルギス「フゥッ、フィーン」トローン

ほむら「変な発音をし出したわ… どうしたというの…?」

マミ「…終わりよ もう、ワルプルギスの夜は動けない そして 攻撃を防ぐこともできない!」

ほむら「な、なら今なら!」ジカンテイシチュドン

ワルプルギス「キャーン!」
ズドォーン!

ほむら「や、やった… やったのね…?」

マミ「ええ 勝ったわね おつかれさま」

ほむら「やっと… やっと倒せた… ちょっと気に食わないけれど…」ウルウル

マミ「どうしたの? 何故泣いてるの…?」

ほむら「まさか、マミらないように頑張るだけでこうも結果が変わる時間軸があるなんて… 希望は、あるのね…」

マミ「えっ 何の話をしてるの…?」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:09:51.63 ID:fLIH3TEqO
瞬殺ワロタ




42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:14:06.41 ID:sKriahy70
ほむら「…帰りましょう 約束通り、まどかと私に例の魔法を使ってもらうわ ふふっ」

マミ「ええ… と言いたいところだけど 魔力がもう限界なの…少し休ませて?」

ほむら「冗談よ… ゆっくり帰りましょう」

マミ家
マミ「ただいま… なんてね」

まどか「お帰りなさい!マミさん!」

さやか「さっすがマミさん! ティロティロフィナフィナで一発でしたね!」

杏子「水臭いな、いってくれよな!」

マミ「えっ みんな、なんで…?」

さやか「あんな嵐になったら 何かあったって気づきますよ」

まどか「何か手伝えたらって思ったんですけど… こうやってお帰りって迎えることしか思いつかなくって」

杏子「あたしは手伝おうと思ったんだけどさ 魔法少女になろうと思ったら、ソウルジェムがなくなっててな…」

マミ「えっ ソウルジェムが?」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:17:33.45 ID:sKriahy70
さやか「あたしもなんですよ さっき指切っちゃって魔力で治そうとしたら治せなくて」

杏子「どうやら、魔法少女としての力がなくなっちまったらしい」

マミ「そんな… でも私にはまだソウルジェムはあるし… 何故なの…?」

ガチャン!
ほむら「と、巴マミ! 私のソウルジェムが… って…あら?」

まどか「ほむらちゃん どうしたの!?」

ほむら「何故全員いるのかしら」

さやか「マミさんを迎えてたんだ」

マミ「それよりも暁美さん、どうかしたの?」

ほむら「ソウルジェムが急になくなったのよ どうしてかしら」

マミ「あ、暁美さんもなの…?」




44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:18:35.33 ID:bVZEAWRi0
!?




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:24:35.05 ID:sKriahy70
―――

ほむら「なるほど つまり巴マミの以外のソウルジェムが消滅した、ということね」

杏子「なんでだろうな 普通の人間に戻れたってなら、嬉しいことこの上ないけど」

さやか「そ、そっか もし戻ってるなら もうゾンビじゃないんだ」

まどか「私だけ契約してなかったから… 調べようがないかも」

マミ「まさか ティロティロフィナフィナの後遺症…?」

杏子「後遺症って基本、悪い症状に使うだろ…」

まどか「でもティロティロフィナフィナで魔法少女から普通の人間に戻れるなら それってすごい魔法ですよね」

マミ「え、ええ 確かにそうよね…」

ほむら「そういえば ティロティロフィナフィナを喰らったのは私が最後だったわね」

杏子「それがどうかしたのか?」

さやか「ソウルジェムの消滅は、時間差で起こるってことか あたしは帰ってすぐになくなってたし」

杏子「そういや…ワルプルギスの夜が現れた頃は、まだあたしのソウルジェムあったな」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:29:07.66 ID:sKriahy70
ほむら「確かに、これはすごい魔法ね… 喰らう瞬間がちょっとあれだけど」

マミ「もう一度って言っていたのにそれはないわ、暁美さん」

ほむら「そうだったわね」

まどか「あ、あのね マミさん」

マミ「なにかしら?」

まどか「マミさんが、世界中の魔法少女にティロティロフィナフィナを使って… すべての魔法少女を人間に戻せたら、魔女っていずれいなくなるんじゃありませんか?」

マミ「…なるほど 確かにそうね…」

杏子「なんかそれ、すごいな…」

ほむら「インキュベーターの逆の力を持つってことかしらね」

さやか「…やろうよマミさん! 世界中を回ってさ! あたしも手伝うよ!」

マミ「ええ…」
マミ(私利私欲のための魔法だったのにすごく大袈裟になってきたわ)




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:34:10.48 ID:sKriahy70
QB「そうはさせないよ、マミ」

マミ「きゅ、QB!」

ほむら「失せなさい」バキュン
QB「暁美ほむら、代えはいくらでもいると」
ほむら「」バキュンバキュン
QB「言っているだろう?」
ほむら「」バキュンバキュン

QB「それに、君が1人でいくら頑張っても 魔法少女が増えるスピードの方が上さ」

マミ「くっ… そ、それは… そうよね」

さやか「なに簡単に認めてるんですか!」

マミ(面倒くさいもの… それなら5人で仲良く過ごしたいわ)

杏子「なぁ、いいこと思いついた」

ほむら「なにかしら」

杏子「誰かが再契約してマミの魔法が地球上すべての魔法少女に届くようにすればいいじゃない?」

ほむら「名案」




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:35:01.69 ID:H+wdxxc5O
QB涙目




54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:39:37.11 ID:bVZEAWRi0
あんこちゃん天才w




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:40:47.15 ID:sKriahy70
QB「そ、その願いは…! 別にダメではないけど困るね」

ほむら「私がやるわ 巴マミに戻してもらえるしね」
ほむら「QB、マミの魔法が地球上すべての魔法少女に届くようにして」

QB「!」キュイーン

さやか「よし! マミさん、あと頼んだ!」

マミ「すごい力… 身体の隅々まで魔力が通っているわ…!」

マミ「アルティメットティロティロ…」
マミ「フィナフィナ♪インフィニティ!」

杏子「余計な名前にすんなよ…」

ほむら「あふっ… こ、これ また喰らうのねぇっ!」トローン

まどか「あ、ほむらちゃん今は魔法少女だもんね」

QB「魔法少女の扱いが軽くなっていく… また契約取り直しだよまったく!」




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:43:50.59 ID:H+wdxxc5O
今頃全世界の魔法少女が…




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:46:28.59 ID:sKriahy70
-数日後-

ほむら「本当に全ての魔法少女に効果があったようね… 今まで見かけた他の魔法少女も普通の人間に戻っていたわ」

さやか「そっか、よかった… でもQBがいる限り、魔法少女はまたどこかで生まれるんだよね」

まどか「そのときは私がマミさんと同じ力を持って魔法少女になるって祈るよ」

杏子「はは、名案だな!」

ほむら「そういえば今回は、思いついた杏子のお手柄ね」

さやか「よし 褒美にナデナデしてやろう!」ナデナデ

杏子「や、やめろよー」

マミ(最初に求めていたのはこれだったわね それなのに私は)

マミ「って、いいことをしたのに暗くなっちゃダメよね ええ」




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:53:47.22 ID:sKriahy70
TV『世界各地で、同性婚を認めるよう促す大規模なデモが行われているようです』
TV『なお原因は一切不明であり、騒動を起こしている当事者はトローンとした表情で幸福そうだとのことです』

杏子「…なんだこりゃ、変なニュースだな」

マミ「!」
マミ(まさかこれって私のせい…? でも世界中の女の子たちが仲良しこよし… い、いいわね)

ほむら「あなたのせいだけど、気にする必要はないわ 結果的には良くなったもの」

マミ「ど、読心術かしら」

さやか「でも同性婚ありだったら考え方も変わりそうだよね」チラチラ

杏子「…え? そうか?」

まどか「ティヒヒ そうだね!」

マミ「ごめんなさい 少し外の空気を吸ってくるわね」

まどか「マミさん…?」

ほむら「ほぼ、この世の理を変えてしまったんだもの 少し考えたいんでしょう」

まどか「そっか、そうだよね…」




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 14:58:41.41 ID:sKriahy70
マミ「はぁ… 私が、全てを変えてしまったのね…」

マミ「でも、魔法少女なんて いないほうがいい… これで、いいのよね」

マミ「…ティロティロ…」
マミ「フィナフィナ♪ ね……」

「あふっ!! ひぃん! っふ!」

マミ「えっ? ど、どうしたのかしら…」ガチャッ

まどか「あ、あへへ…」トローン

ほむら「この感じ…っ ま、また… あれなの…?」トローン

さやか「んひ… 力ぬけるぅ…」トローン

杏子「ひぅぅ… や、やびゃい…」トローン

マミ「えっ」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 15:03:17.84 ID:sKriahy70
マミ「ど、どうしたの? みんな、何があったの!?」

まどか「ま、マミさぁん… また、ティロティロフィナフィナ使いました…?」

マミ「そんなはずないわ 私だって既に普通の人間に… あ、あら? 何故ソウルジェムがあるの…?」

ほむら「お、おかしいと思ったのよ…巴マミ」

マミ「え?え?」

ほむら「あの願い 「全ての魔法少女」 と言ったのにあなたには効果が出なかったわ」

マミ「はっ そ、そういえば…!」

杏子「つ、つまり マミにはまだ魔法少女の力が 残ってるってことかよぉ… へへ…」トローン

さやか「マミさん… マミさんだけが魔法少女なのか…」

マミ「で、でも! この魔法は魔法少女にしか効かないはずよ? それなのになんで…」

QB「マミ、君の力は既に神に匹敵するレベルに達しているんだよ」

マミ「QB!? 何をいって…」




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 15:10:48.07 ID:sKriahy70
QB「今や君は、ルールを変えてしまうほどの力を持っている アルティメットマミ、といったところだよ」

マミ「アルティメットマミ ちょっといいわね…」

QB「もはやその力は魔法少女だけでなく、元魔法少女 もしくは魔法少女の素質のある少女全てに効果があるんだ」

マミ「なんですって…?」

ほむら「く…冷静に聞いてないで早くどうにかしなさい」

マミ「そ、そんなこと言われても…」

マミ「ティロティロ…」
マミ「フィナフィナ♪ えいっ!」

一同「あひぃっ ひゃぁん きゃぅぅっ うっくっ…」

マミ「ど、どうして? 自分に向けて使ったのに…!」

QB「君の魔法は地球上すべての魔法少女に向けられるんじゃないのかい?」

QB「そして元々、治癒以外の目的での魔法は自分に向けられないようにできている」

QB「そうしないと魔法少女たちが魔女になる前に自害されて、無駄にされちゃうからね」

マミ「そんな… 別にこの魔法は死に至るほどじゃないのに…」

QB「場合によって死に至るってことさ そうじゃないと、君の魔法は自分にも効果が出ているはずだよ」

マミ「っ…どうすればいいの…」




70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 15:14:38.62 ID:sKriahy70
QB「よかったじゃないか 君はもう、魔法少女とその素質を持つ者、全てが思いのままだよ」

マミ「…はっ!」

QB「僕はもうそのことには干渉しない 契約は取るけどね」

マミ「………」

QB「後は好きにするといいよ 君の存在はイレギュラーになった 僕にはどうすることもできない それじゃあね」サッ

マミ「………ティロティロ…」
マミ「フィナフィナ♪」

一同絶頂

マミ「…ふふ ふふふふ…」

マミ「そういうことなのね」

マミ「なら、話は早いわ」

マミ「この世のすべての魔法少女とその素質のある子を…」

マミ「全員、同性愛者にしてあげるわ!」

おわり