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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:22:51.84 ID:5KoHvAg+0
魔物「なんじゃこりゃ…」

魔物「なんか凄い明るいし凄い緑」

魔物「というか眩しい」

魔物「俺のいたところと全然違う」

魔物「空気もなんとなく違う気がする」

魔物「これは……」

魔物「これが天国か!」





2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:23:21.48 ID:jQAorJzJ0
どうしてこの魔物は穴掘ってたの?




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:25:06.99 ID:5KoHvAg+0
魔物「ついに俺の苦労が報われたか…」

魔物「感動的だ…」

魔物「別に気が向いたから穴掘ってただけだけど…」

人間「」トコトコ

魔物「ん?なんか動物がいるな」

魔物「こっちこーい」チョイチョイ

人間「………」

人間「!?」




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:27:22.15 ID:5KoHvAg+0
人間「ば…化物だあー!!」

ドタドタドタ

魔物「あれ、逃げられた」

魔物「臆病な動物だったのかな」

魔物「まぁいいや」

魔物「とりあえず戻って仲間に自慢してくるか」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:30:56.44 ID:5KoHvAg+0
魔物のねぐら

魔物2「へー、天国ね」

魔物「おう、なんか凄い天国っぽかった」

魔物「それと中くらいの動物もいたぞ」

魔物2「動物?」

魔物「そうだな……」

魔物「そこのお前くらいの大きさだったな」

見た目優男の魔物「え?」




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:33:37.49 ID:5KoHvAg+0
魔物「こんくらいの動物で二足歩行だった」

優男「それ人間じゃね」

魔物「ニンゲン?なにそれ」

優男「いや、知らないならいいけど」

魔物「そうか」

魔物「まぁそれでなんだけど明日天国行ってみないか?」

魔物2「いいな、俺も見てみたい」

優男「俺パス」

魔物「んじゃ俺らだけで行ってくるか」

魔物2「そうだなー」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:37:54.47 ID:5KoHvAg+0
同時刻 人間の街の一つの家

人間「ホントなんだって!!」

人間「こんな鋭い目つきした化物がいたんだ!」

人間2「はぁ?寝言は寝て言えよ」

人間「わかってくれよ!」

人間「あれは言葉では言い表せない恐怖だった…」

人間2「…なぁ、それって緑色したこーんくらいの化物じゃなかったか?」

人間「そう!そんな感じだった!!」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:39:41.62 ID:5KoHvAg+0
人間2「それ、ゴブリンって言うんだぜ」

人間「ご…ゴブリン…!」

人間「そう!ゴブリンだ!」

人間「そいつが俺のこと指をチョイチョイってやって挑発してきたんだ!」

人間2「………」

人間「………?」

人間2「…ぷっ」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:41:21.84 ID:5KoHvAg+0
人間2「あーっはっはっはっは!!!」

人間「!?」

人間2「お前本当に馬鹿だろ!」

人間「な、なんだと!?」

人間2「くっ…!腹痛い…!」

人間「わ、笑い事じゃねーぞ!!」




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:44:53.17 ID:5KoHvAg+0
人間2「わかったから、証拠を見せてくれたら信じてやるぜ」

人間「…明日写真を撮りに行く」

人間2「なんだ、まだ証拠持ってなかったのか」

人間2「仕方ないな、お前一人じゃ危なそうだから俺がついてってやるよ」

人間「ほ、本当か!!」

人間2「ああ、俺には知識もあってこの、グングニ~ルもあるからな」

人間「それ、ただの竹槍じゃ…」




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:47:08.53 ID:5KoHvAg+0
人間2「うるさい!ついていってやるんだから文句言うな!」

人間「ぜ、絶対だぞ…」

人間2「ああ、ゴブリン程度この俺にかかれば一捻りだ」

人間「頼もしいな!」

人間2「そうと決まれば今日はもう寝るか」

人間「ああ!」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:49:13.27 ID:5KoHvAg+0
次の日

魔物「さぁ、ここが天国だ」

魔物2「うおぉー!」

魔物2「眩しい!眩しすぎる!」

魔物「だろ!」

魔物「まだ全然探検してないから色々見てまわろうぜ」

魔物2「おう」




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:51:34.78 ID:5KoHvAg+0
人間2「このあたりか?」

人間「あ、ああ…」ビクビク

人間2「随分とびびってるじゃねーか」

人間「あ、当たり前だろ…」

人間「直に見ればお前もわかるよ…」

人間2(出るわけねーだろ…全く)ブンブン

ガサガサ

魔物・魔物2「あ」

人間・人間2「!?」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:54:17.96 ID:5KoHvAg+0
人間「で、出たああああああああああ!!!」

魔物「おお、こいつがニンゲンって奴だ」

魔物2「泣き声がうるさいな」

魔物「そうだな」

人間2「う、うわああああああああああ!!!」ザクッ

魔物2「いてっ」

魔物2「なにすんだこのヤロ」バチンッ

人間2「」ブチャッ




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:56:17.93 ID:5KoHvAg+0
魔物2「あ、潰してしまった」

魔物「おいおい、生き物は大切にしろよ」

魔物2「すまんすまん、今度は手加減する」

人間「あ…ああ……」カシャ

魔物「こっちこーい」チョイチョイ

魔物2「こーい」チョイチョイ




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 01:58:29.46 ID:5KoHvAg+0
人間「うああー!!」

ドタドタドタ

魔物「あ、また逃げられた」

魔物2「臆病な動物なのかな」

魔物「そうなのかも」

魔物「まぁ、もう少し天国探索しようぜ」

魔物2「そうだな」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:02:00.59 ID:5KoHvAg+0
人間「はぁ…はぁ…」

人間「人間2…」

人間「………」ギュッ

人間「このカメラを…教会に…」

人間「………!」

ドタドタドタ




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:05:04.74 ID:5KoHvAg+0
街の教会

人間「…いかがですか、教祖様」

教祖「ふむ」

教祖「わかりました、この件は私たちが引き受けましょう」

人間「ありがとうございます…!」

人間「では、これで…」

教祖「ええ…」

教祖「…これはこれは」

教祖「ついに女神様の出番みたいですよ」

女神「………」




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:06:57.66 ID:5KoHvAg+0
街外れの森

魔物「いやー、食い物いっぱいあるなここ」ムシャムシャ

魔物2「そうだなー、しかも無茶苦茶うまい」ムシャムシャ

魔物「まさに天国だー」

魔物2「うわはは!!」

教祖「これはこれは」

魔物「ん?」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:08:51.74 ID:5KoHvAg+0
魔物「さっきの動物か」

魔物2「けど凄い白いな」

魔物「白いな」

教祖「森を荒らして、よくやってくれたもんですね」

教祖「女神様」

女神「………」

魔物「うわ、天使だ」

魔物2「やっぱり天国には天使がつk」

ドゴーン




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:11:30.05 ID:5KoHvAg+0
魔物のすみか

魔物の大男「おーい、優男」

優男「んあ」

大男「人間の方に続く入り口にこんなもんが捨ててあったぞ」

ドサッ

優男「うわ、くっせ」

優男「なんだこれ」

大男「肉塊」




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:14:16.93 ID:5KoHvAg+0
優男「肉塊って……ああ」

大男「あの人間の方に行った魔物のもんだ」

優男「なるほど」

優男「天国行くーつってこんな状態で帰ってきたのね」

大男「まさに天国に行ったわけだ」

優男「はっははは!これは傑作だな」

大男「それとこんなもんが側に置いてあった」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:18:22.18 ID:5KoHvAg+0
優男「ん?何?紙?」

優男「なんか書いてあるな」

-薄汚い魔族共
人間の領地を侵した罪は重い。
身を持って罰を受けるがいい。

優男「…なんじゃこりゃ」

大男「ようは人間の領地侵したんでこっちの領地も侵しますねってことだろ」

優男「また大胆だな」

優男「しかも魔族て」

優男「あんな魔物と一緒にするな」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:21:26.56 ID:5KoHvAg+0
大男「見た目は随分と違うな」

大男「いやそんなことはどうでもいいんだ」

大男「どうするんだ?」

大男「寝床がなくなるのは嫌だぞ、俺」

優男「そうだな…」

大男「正面から戦うのか?」

優男「いや、ちょっと待て」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:24:56.94 ID:5KoHvAg+0
優男「魔族って言うくらいだから相手はこっちのこと理解してるんじゃないか?」

大男「え?」

優男「いや、だって魔族って言ったら一固体が随分強いイメージがあるじゃないか」

大男「あ、ああ…うん」

優男「けど堂々とこうやって宣戦布告してきた」

大男「うん」

優男「なんか勝てる手立てでもあるんだろう」

大男「な…なるほど…?」




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:27:16.03 ID:5KoHvAg+0
優男「だから、正面から戦うと恐らく負ける」

大男「………」

優男「どうした」

大男「いや、なんか今凄いムカついた」

優男「………」

大男「………」

優男「ま、まぁ、だから少し待っていて欲しい」

大男「………」




34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:30:06.94 ID:5KoHvAg+0
大男「まぁ、一人で戦争できると思うほど俺も馬鹿じゃない」

大男「お前にも考えがあるんだな?」

優男「理解が早くて助かるよ」

優男「二三日待ってくれれば多分用意できる」

大男「わかった」




35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:33:12.86 ID:5KoHvAg+0
数日後

???「お待たせ」

大男「あ?誰だお前」

優男「俺だ俺、優男だ」

大男「おお、よく見れば」

大男「あれ?角はどこにやったんだ?」

優男「切り落とした」

大男「は!?」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:34:50.01 ID:5KoHvAg+0
大男「切り落としたってお前…」

優男「死にはしないよ」

大男「そうじゃなくてだな…」

優男「そんなことより、どう見てもこれは人間だろう」

大男「…そうだな」

大男「って、ん?なりすましてどうするんだ?」

優男「戦争中は人間の方につく」

大男「」




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:37:27.92 ID:5KoHvAg+0
大男「お前の考えってそれかよ!!」

大男「お前だけの身の安全かよ!!」

大男「必死になって魔族軍隊(仮)集めた俺の苦労はどうなるんだよ!!」

優男「まぁ待て」

大男「待てるか!」

優男「人間の情報を送り込むと言ったらどうする?」

大男「………!」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:40:56.50 ID:5KoHvAg+0
優男「正直人間は既に戦争の準備を進めているだろう」

優男「それもこちらより早く」

優男「恐らく相手側の情報を探っている間にこちらは壊滅するだろう」

優男「なら戦争中に人間の勝てる手立てを探し、それを潰す」

優男「どうだ、納得できたか?」

大男「………」




39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:43:50.22 ID:5KoHvAg+0
大男「確かにこちらは人間ほど統率がとれていない」

大男「準備には手間がかかる」

優男「………」

大男「………」

大男「どうせここが潰されても新しい寝床を探すだけだ」

大男「駄目元で行って来い」

優男「…わかった」

大男「失敗したら失うのはお前の命だけだしな」

優男「………」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:47:38.42 ID:5KoHvAg+0
街外れの森

優男「…ふぅ」

優男「そろそろ目も慣れてきたかな」

優男「…本当に俺ばれないよな…?」

優男「あいつ最後の最後でいらんこと言いやがって…」




41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:49:41.17 ID:5KoHvAg+0


優男「戦争準備してるはずだってのに門番いねぇ」

優男「どれだけ平和ボケしてるんだよ」

ガヤガヤイソゲーキョウカイニー

優男「…ん?」

優男「おい、ちょっとそこのお前」

人間「あ?」




42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:51:21.18 ID:5KoHvAg+0
人間「なんだよ、こっちは急いでんだよ」

優男「なんの騒ぎだ、これは?」

人間「なんだお前知らないのか」

人間「田舎もんかよ」

優男(うぜぇ)

人間「仕方ねーな、都会人の俺が説明してやるよ」

優男(わかったからさっさと説明しろよ)




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 02:54:07.03 ID:5KoHvAg+0
人間「教会で今から女神様がお目見えになるんだ」

優男「…メガミサマ?」

人間「ああ、田舎もんにはわからないだろうが、それはもう神々しいお姿…らしい」

優男(見たことないのかよ)

人間「わかったらさっさと教会に行くんだな」

人間「一生に一度見れるかわからない代物だからな」

優男(そんな扱いでいいのかメガミサマ)




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:00:15.37 ID:5KoHvAg+0
教会

教祖「…で、あるからして」

優男(人が多すぎて前全然みえねぇ)

優男(てかあの爺前置き長すぎだろ)

優男(さっさとメガミサマとやらを出せよ)

教祖「それでは、女神様にお目見えしましょう」

優男(やっとか)




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:05:51.26 ID:5KoHvAg+0
女神「………」

ガヤガヤキャーキャーメガミサマー

優男(随分と美形だな)

優男(崇められるだけのことはあるか)

教祖「静粛に」

教祖「これより女神様からありがたいお言葉を頂戴します」

教祖「心してきくように」

女神「………」スーハー




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:12:45.07 ID:5KoHvAg+0
女神「これから、この街は戦争の拠点となるでしょう」

女神「魔族からこの街を、いえ、全人類を加護すると誓います」

優男(おや…)

女神「私は、あなた達を信じます」

女神「あなた達も、私を信じてください」

女神「女神の力を持って、あなた達を守ります」

ウオオオオオオオオ!!!!

優男(これは、いきなりビンゴかもしれないな)




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:17:25.17 ID:5KoHvAg+0
教祖「せ~しゅくに~!」

教祖「以上で女神様のおこt…」

女神「もう一つ、頼みたいことがある」

教祖「え?」

女神「私は皆を加護すると同時に前線に立つことになるだろう」

女神「その時に背中を預け、私を強く信じてくれる者をこの中から一人、出てきて欲しい」

教祖「は!?」




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:19:30.05 ID:5KoHvAg+0
ガヤガヤ

教祖「いや、ちょ、何言ってるんですか女神様」

女神「………」

ザワザワ

教祖「ほぉら、立候補する者もいないことですし…」

優男「俺!俺がなるよ、メガミサマ!」

教祖「!?」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:23:46.86 ID:5KoHvAg+0
優男「うぉっとっと…」スポンッ

教祖「な、なんだね君は!」

教祖「女神様の御前だぞ!そのような言葉遣い…」

女神「いいや、パートナーとなるのだから、そのくらいの心構えが丁度いい」

優男「嘘つくの苦手なんで」

教祖「うぐ…」




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:26:55.52 ID:5KoHvAg+0
女神「ここでこうして出てきたんだ」

女神「相当の力を持っているのだろう?」

優男「そりゃもちろん」

優男「ええっと…ま?魔族なんて一捻りだよ」

女神「それは頼もしいな」

教祖「あのー…」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:29:57.96 ID:5KoHvAg+0
女神「ああ、もう続けていいぞ」

教祖「あ、はい」

教祖「ええと、今日は教会閉めますんで速やかに解散するように」

ザワザワナニアレーホウソウジコジャネー

教祖「………」

女神「よろしく頼むな」

優男「おうとも」

教祖「………」




54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:33:46.08 ID:5KoHvAg+0
教会 夜

優男「さて、そろそろ帰るか」

ガシッ

女神「どこへ行く」

優男「いや、家に帰ろうかなと」

女神「お前は今日からここで寝泊りするんだぞ」

優男「えっ」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:37:39.61 ID:5KoHvAg+0
優男「作戦会議しましたー!」

優男「兵数その他諸々確認しましたー!」

優男「もうやることないだろ!」

女神「いいや、まだある」

優男「なんですか」

女神「まだ寝てない」

優男「………」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:40:00.67 ID:5KoHvAg+0
女神「休息も仕事の内と言うだろう」

優男「そこまで管理されるのはちょっと…」

女神「それに、私はまだお前を信じきっていない」

女神「お前、人間じゃないだろ」

優男「………」

優男「またまたご冗談を」




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:42:14.71 ID:5KoHvAg+0
女神「外見は魔法かなんかで変えたのか?」

優男「あ、いや、そんな見つめられると照れます」

女神「何の為にここに潜り込んだ?」

優男「…ね…」

優男「寝床確保…」

女神「………」




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:46:43.27 ID:5KoHvAg+0
優男「いや、マジ!マジだって!」

優男「まさか魔物ほっといたら戦争になるとかそんなこと考え付くはずもなくこんなことになって新しい寝床探すのめんどくさいしもうホント」

女神「…ぷっ」

女神「っはっはは!」

女神「面白いなお前は」

優男「冗談でもなく」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:51:34.26 ID:5KoHvAg+0
女神「ああ、わかっているよ」

優男「何がわかったのやら」

女神「…昔にな」

優男「ん?」

女神「魔王と呼ばれる者と約束したんだ」

女神「人間は魔族に干渉しない」

女神「またその逆も、な」

優男「…ん?」




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 03:54:59.92 ID:5KoHvAg+0
女神「私と魔王だけの小さな約束だったのだが、魔族の魔王はもういないのか?」

優男「…え?」

女神「ん?」

優男「こっちに魔王なんていないし、第一街さえないところだぞ」

女神「………はい?」

優男「はい」

女神「………」




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:01:12.33 ID:5KoHvAg+0
女神「では、あなた方は魔族でいらっしゃら…」

優男「ない」

女神「じゃあ、魔族の兵隊とか…」

優男「多分このまま突っ込んでも勝てるんじゃねーかな」

女神「………」

女神「帰って戦争はなかったことにとご報告ください」

優男「はい」




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:03:59.17 ID:5KoHvAg+0
魔物のねぐら

大男「ふざけるなぁー!!」ブンッ

優男「うふっ!?」ズザザザ

大男「俺もうマジで寝るよ?!」

優男「お、おやすみなさいませ…」

優男「…角次いつ生えるかな」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:06:48.85 ID:msglVFg20
解決?




66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:08:55.64 ID:FyM/tV/tO
平和的な解決だな




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:09:08.69 ID:5KoHvAg+0
次の日

ドドドドドドド

優男「んあ…なんだ…」

大男「静かにしろよ…こっちは寝てるんだかr」

ウォーウォードドドドドドドド

優男「な、なんじゃこりゃ!」

大男「おいおい、戦争はなかったことにっつってたよな!?」

優男「いやそんなことどうでもいいからさっさと逃げないと…!」




71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:14:35.95 ID:5KoHvAg+0
女神「待て騎士達!!」

優男「メガミサマ!」

大男「メガミサマ?」

騎士「…お退きください女神様」

女神「戦争は中止だ、剣を引け」

騎士「それはできません」

騎士「教祖様による進軍指示はもう届いております」

女神「………」




73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:20:22.96 ID:5KoHvAg+0
優男「おいおいメガミサマ、話が違うじゃないか!」

女神「…話は後だ、一旦逃げるぞ」

優男「いやそれはわかってるけど!」

大男「おーい!!早くしろぉー!!」←遠くから

女神「あの男の言うとおり、早く逃げるんだ」

優男「翼あるのに地面走ってるメガミサマに言われたくない!!」




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:22:11.36 ID:r73yzu1kO
女神かわいいな




75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:24:09.78 ID:5KoHvAg+0
女神「…駄目だ、おぶってくれ」

女神「疲れた」

優男「え、ちょ、無理、あっ胸がっじゃなくて!」

大男「こっちだあぁー!!!」

優男「ちくしょおおおおお!!!」

女神「………」




76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:24:15.47 ID:DNgpsjOy0
で、魔物はどうなった
主人公だろ?まさか肉塊になって終わりなんてあるまい




77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:29:56.86 ID:5KoHvAg+0
優男「…あれ、兵が引いていく…!」ハァハァ

大男「とりあえずこっち隠れろ」

優男「あ、うん」

女神「…魔族の地は瘴気が多い、と教祖に吹き込んだ」

大男「魔族の地て…」

優男「そこは割愛してくれ」

女神「まぁいつまでもつかわからんが…」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:33:39.00 ID:5KoHvAg+0
優男「てか急にどうしたんだよメガミサマ」

優男「自分で走れるだろ?」

女神「無理だ」

優男「………」

女神「元々神というのは信仰で成り立っている物だからな」

女神「教祖が女神は裏切ったとでも言ったんじゃないか」

優男「割りに元気そうだな」

女神「おかげさまで」




79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:35:43.59 ID:5KoHvAg+0
優男「………」

大男「おい全然話見えないんだけど」

優男「おい、お前も信仰しろ」

大男「え?」

優男「信仰しろ」

大男「………」




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:37:53.37 ID:4zm6+9zD0
信仰しろwww




82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:38:36.69 ID:5KoHvAg+0
数分後

女神「ふぅ、まぁ立てるようにはなったかな」

大男「駄目だ全然わからねぇ」

優男「へたくそ」

女神「感謝するよ」

大男「あーくそ美形だなおい」

大男「動けない間にあれこれした方がよかったな」

優男「本人目の前に凄いこと言うな」




83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:42:06.63 ID:5KoHvAg+0
女神「これからの行動次第で考えてやらんこともない」

大男「超信仰します!!」

優男「とんだ尻軽だな」

女神「私にとっては死活問題だからな」

大男「神なんだぞ!きっとあっちも凄いはず」

優男「はいはい」




84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:44:28.39 ID:5KoHvAg+0
優男「で、どうする」

女神「どうしようか」

大男「人間の方に突っ込む?」

優男「あの数は無理だわ」

大男「だからと言ってこのまま退いてもあんまり意味ないと思うけど」

大男「メガミサマもいるし」

女神「私なら気にする必要はないぞ」

優男「…それはこの生活を知らないから言えると思うが」




85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:47:22.78 ID:5KoHvAg+0
女神「それも承知の上だ」

女神「それに、恐らく今から帰ってもお前達の想像する以上に非道なことをされるだろう」

優男「裏切り者だもんね」

大男「しっかしこれ以上地下に潜ると環境悪くなるんだよな」

優男「それは俺もやだな」

女神「それも、覚悟している」

大男「お前より強いぞメガミサマ」

優男「………」




87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 04:55:48.76 ID:5KoHvAg+0
優男「…まぁ、どうせ力が戻るまでの付き合いだろ」

優男「力が戻ったら俺も寝床が戻る」

優男「もしかしたらもっといいとこが手に入るかもって考えたらいい感じだなっ!」

女神「なんだ、別れる前提なのか」

大男「俺はずっとついていこうかな」

優男「えっ」

女神「それは寂しいな」

大男「ねー」




88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 05:03:36.14 ID:5KoHvAg+0
女神「さて、人間が戻ってくるまでにさっさと退散しようか」

大男「そうだな」

優男「ところで元の力が戻るまでにいくらの信仰が必要なんだ?」

女神「えっと、60億人分」

優男「無理です」

大男「せいぜい1万が限度じゃねーの」

女神「私は、二人分でもいいけどな」







おわり




89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/21(火) 05:04:33.16 ID:X6GGGCmZ0





92: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/21(火) 05:26:37.93 ID:EoF4xuQi0
面白かったのに