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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:14:22.04 ID:bVzcWfXG0
姉「ふふっ。大きなあくびだね」

弟「うーん……まだまだ寝足りないや」

姉「また夜更かししてたの?」

弟「いやあ、ちょっと前から深夜番組にはまっててさ」

姉「もう……録画しておけばいいのに」





2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:18:19.10 ID:bVzcWfXG0
弟「リアルタイムで見るのがいいんだよ」

姉「ふうん。そういうものかなぁ」

弟「そういうもんなの」

姉「で、でも、深夜番組だなんて……え、えっちなのじゃない……よね?」

弟「ただのお笑い番組だよ」




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:21:54.33 ID:bVzcWfXG0
姉「ほっ……よかった」

弟「姉さん、そういうの見たことあるの?」

姉「う、う……んんんっ! ないない! そんなのないよっ!!」

弟「はははっ。ほら、目玉焼き焦げちゃうよ。姉さん」

姉「きゃっ!? や、やだもう……! 弟くんのいじわる!」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:29:44.26 ID:bVzcWfXG0
姉「うう……久しぶりに失敗ちゃったかも」

弟「でも、いつも通り美味いよ」

姉「そ、そう? えへへっ」

弟「ベーコンはちょっと苦いけどね」

姉「えっ? そんなはず……あっ、そっちはお姉ちゃんの……!」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:33:59.67 ID:bVzcWfXG0
弟「もぐ……ふー、ごちそうさま。さて、着替えてくるよ」

姉「でもまだ弟くんのお皿にベーコンが……」

弟「ああ、もったいないから食べといて。それ、焦げ方がマシな方だからさ」

姉「あ……行っちゃった。も、もう……ふふっ」




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:40:16.83 ID:bVzcWfXG0
姉「んーっ……今日もいい天気だねぇ」

弟「ふあぁ……こんな日に学校行かなきゃならないなんて、もったいないな」

姉「もう、弟くんったら……でも、ちょっとお姉ちゃんもそう思っちゃった」

弟「おっ、いいねえ。流石姉さん。このままサボっちゃおうか?」

姉「そ、それはダメだよっ」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:45:28.25 ID:bVzcWfXG0
弟「ははっ、冗談だよ。姉さんは真面目だなあ」

姉「普通だと思うけど……でも、それを言うなら弟くんだっていい子だよ?」

弟「いい子? 俺が?」

姉「そう。優しい子に育ってくれて、お姉ちゃん嬉しいな」

弟「ん……そんなことないさ。それこそ普通だよ」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:53:17.65 ID:bVzcWfXG0
姉「たまーにお姉ちゃんにいじわるだけどね。ふふっ。いい子いい子」

弟「ちょっ……やめてくれよ姉さん。こんな所でっ」

姉「あっ……ご、ごめんね、弟くん」

弟「もう、恥ずかしいって……いい加減俺もいい年なんだしさ」

姉「ん……そうだよ、ね。ごめんなさい……」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 00:57:44.45 ID:bVzcWfXG0
弟「……ま、家でならいいけど」

姉「えっ……?」

弟「……姉さんの手、嫌いじゃないから」

姉「弟くん……ふふっ。じゃあ、お家に帰ったらたくさんしてあげるね」




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:02:21.20 ID:bVzcWfXG0
弟「それは駄目」

姉「ええっ、どうして!? さっき、いいって……」

弟「一日一回……いや、一週間に一回限定かな。それ以上は追加料金ー」

姉「そっ、そんなあ……うん、わかった。お姉ちゃん今から貯金おろしてくるっ!」

弟「ちょっ、ちょっと姉さん! うそうそ、冗談だって!」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:06:11.73 ID:bVzcWfXG0
姉「……ふふっ。いつもいじわるなこと言う弟くんへの、お返し」

弟「ね、姉さん……」

姉「えへへー……びっくりした?」

弟「…………」

姉「ああっ、待ってっ! 無言で行かないで! お姉ちゃん置いてかないでよぉー!」




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:10:00.83 ID:bVzcWfXG0
弟「……お、来た来た。おーい、姉さーん。早くー」

姉「はあっ、はあっ……ふうっ……お、弟くん……は、早いよぉ……」

弟「はい、ゴール。姉さんが遅いんだよ」

姉「お、お姉ちゃんあんまり運動は得意じゃないから……はぁ、疲れたよぉ」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:13:17.45 ID:bVzcWfXG0
弟「ほら姉さん。リボン、曲がってる」

姉「え? んっ……と、どうかな?」

弟「うん、直った。いつもの綺麗な姉さんだよ」

姉「えっ、えええっ!? き、綺麗って……えーーっ!?」




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:14:58.21 ID:bVzcWfXG0
弟「はははっ。んじゃ、またね!」

姉「わわっ、顔、熱い……綺麗だなんて、お姉ちゃん恥ずかしいよ……はぁ」

姉「お、弟くんだってね、いつもかっこ……あ、あれっ、弟くんは?」




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:17:25.92 ID:bVzcWfXG0
姉「もう、弟くんったら……ほんといじわるなんだからっ……」

女「はよー」

姉「あ、女さん。おはよう」

女「なーんか朝から大変そうだったね」

姉「いやだ、見てたのっ?」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:19:57.90 ID:bVzcWfXG0
女「なんでそんな恥ずかしがってんの?」

姉「だ、だって、そんな綺麗だなんて……っ」

女「んー? あたしが見たのはよたよた走ってるとこなんだけど」

姉「あ……あはは……そ、そっちなの」

女「よくわかんないけど、なんかあったの?」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:21:45.81 ID:bVzcWfXG0
姉「大したことじゃないわ。ちょっと、ね」

女「まー言わなくてもわかるけどね。弟くんでしょ?」

姉「ど、どうしてわかったの!?」

女「だーってあんた、口を開けば弟くんの話ばっかって有名じゃん」

姉「そんなことな……」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:25:06.50 ID:bVzcWfXG0
女「そんなことあるから言ってんの。ほんと、重度のブラコンって感じ」

姉「ち、違うもん!」

女「あんたって弟くんが絡むと口調が子供っぽくなるよね」

姉「ん、んんっ。ブラコンじゃありません」

女「今更取り繕ったってねー。ほんと、もったいないわ」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:27:24.40 ID:bVzcWfXG0
姉「もったいないって、何が?」

女「髪サラサラですんごい綺麗だし、ウエスト細くて胸は大きいし」

姉「やだ、突然どうしたのっ……」

女「成績もいいしさ、性格も温厚で誰にだっておせっかいなくらい優しいし」

姉「も、もう、やめてってば!」




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:30:17.71 ID:bVzcWfXG0
女「ほんと、妬ましいくらい。そんななのに、男の一人もいないなんて」

姉「男って……そういうの、私興味ないから」

女「でもさ。そろそろ弟離れしたほうがいーんじゃない? あんまり弟くんにべったりでもかわいそうっていうか」

姉「えっ……?」




34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:33:30.13 ID:bVzcWfXG0
女「あんたが四六時中いっしょにいるもんだから、あの子も彼女作ったりできないじゃん」

姉「……彼女、って……」

女「ちょっとは考えてあげたほうがよくない? 弟くんの為に」

姉「……ごめんなさい。私行くね」

女「…………」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:36:56.62 ID:bVzcWfXG0
弟「……こんな所に呼び出して、何の用ですか。先輩」

女「もー、相変わらず他人行儀なんだからっ。気軽に女って呼んでよー」

弟「先輩ですから。それに、俺たちそんなに親密でもないですし」

女「やんっ、冷たいんだから」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:39:06.09 ID:bVzcWfXG0
弟「用が無いんなら俺、行きます」

女「待って待って! せっかちは女の子にモテないよ?」

弟「いったい何なんですか」

女「何って、アレ。こないだの返事、まだかなーって」




39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:42:13.46 ID:bVzcWfXG0
弟「あの話ならお断りしたはずです」

女「だーって、あたしの聞きたい返事じゃないんだもーん」

弟「何度言われたって同じです。俺は先輩とお付き合いする気はありません」

女「えー、どうしてー? ほら、あたしの体好きにさせてあげるからさー……」




41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:44:45.98 ID:bVzcWfXG0
姉「弟くん、どうしたんだろ。放課後に入ってから随分たつのに……」

姉「靴はあるから、まだ学校にいるんだよね」

姉「携帯も出ないし、何かあったのかな……?」

姉「……ちょっと探してみようかな」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:48:43.20 ID:bVzcWfXG0
弟「やめてくださいっ!!」

女「やんっ!」

弟「あっ……」

女「もー、いったーい」




44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:50:32.43 ID:bVzcWfXG0
弟「す、すいません。立てますか?」

女「無理ー。立たせてー」

弟「じゃあ、手を……うわっ!」

女「きゃん! つーかまーえたっ!」




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:52:38.13 ID:bVzcWfXG0
弟「せ、先輩! ちょっと、離してください!」

女「だーめっ。あたしといいことしよ。ねっ?」

弟「なっ、何でこんな……っ!」

女「あははっ! ほんと、見れば見るほどあたしの好みの男」




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:55:33.66 ID:bVzcWfXG0
弟「先輩っ!!」

女「やっとこの日が来たわ。君に目を付けてから、ずっと可愛がってあげたかったんだから」

弟「くっ……止めてください! 離れろっ!」

女「んふふっ……『あなたのお姉さんのことで相談があるの』」

弟「っ!!」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 01:59:18.33 ID:bVzcWfXG0
女「君にそうやって初めて声かけた時のこと、覚えてる?」

弟「…………」

女「姉がどうかしたんですか? 是非聞かせてください、力になりますからーって」

女「すんごい必死な顔しちゃってさ。で、あたしが泣いたフリしたら、優しくなだめてくれて……」

弟「……結局、姉さんの相談なんてなかった」




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:01:55.54 ID:bVzcWfXG0
女「そりゃそうだよー。君とお近づきになる口実に決まってるじゃん」

女「おかげでこうしてあたしのものにできるんだし、作戦勝ちってやつ?」

弟「俺はあなたなんてお断りです」

女「きこえなーい……んちゅっ」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:03:45.13 ID:bVzcWfXG0
弟「んうっ!?」

女「ファーストキス? だったら嬉しいなー」

弟「んっ……!」

女「ふむっ……ちゅ、ぢゅるっ……」

姉「おっ、女さん……と、弟くんっ!? なに……これっ……!」




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:07:10.08 ID:bVzcWfXG0
女「んっ、ちゅ……あーら、こんな放課後の空き教室に何か用?」

姉「女さん、どうして……っ! なんで弟くんと!?」

弟「ね、姉さんっ!!」

女「ちょっとー、今からだって時にジャマしないでよねー。野暮ってもんでしょ」

姉「やめてっ! 弟くんから離れてっ!!」




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:10:09.75 ID:bVzcWfXG0
女「はいわかりました……だなんて、言うと思った?」

弟「んんっ!」

姉「いやあっ!!」

女「んーっ、いい声! 弟くんの体、全部食べちゃうんだから……ぺろっ」

姉「いやっ……やめて……! やめてよぉっ……!!」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:13:49.73 ID:bVzcWfXG0
女「弟くんの姉離れはあたしに任せて、あんたも適当に彼氏の一人や二人作ったら? あはははっ!」

姉「やぁ……ぐすっ、う、ううっ……弟くんから、離れてよぉっ!!」

弟「こ、のっ……いい加減にしろっ!!」

女「きゃあっ!?」

姉「お、弟くんっ……」




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:17:30.23 ID:bVzcWfXG0
弟「ぺっ……姉さんを泣かせたな。あんた……」

女「ひいっ!?」

姉「こ、こらっ! そんな不良みたいな目付きしちゃダメっ!」

弟「……ふぅ。今後は俺に一切近付かないでください。いいですね」

女「えっ……で、でもっ……!」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:21:32.40 ID:bVzcWfXG0
弟「もちろん、姉さんにちょっかい出すのも。お願いしますね、先輩」

女「わ……わかった……」

姉「弟くん……」

弟「さ……帰ろう、姉さん。俺腹減っちゃったよ」

姉「う……うんっ!」




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:24:14.97 ID:bVzcWfXG0
弟「あっ、と……言い忘れてた。先輩」

女「な、なに……?」

弟「ファーストキスの相手は、姉さんですから。残念でしたね」

姉「わっ、わわわわっ!! 弟くんっ!?」

女「~~~~っ!! うわあああんっ!!」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:26:45.36 ID:04SI75rF0
女がちゃんとした悪役でよかった…




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:28:25.71 ID:bVzcWfXG0
姉「も、もうっ、弟くん! なんであんな事言ったのっ!?」

弟「だって、本当のことだし」

姉「小さな頃の話じゃない……小学生の……」

弟「寝る前によくしてたね」




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:31:52.39 ID:bVzcWfXG0
姉「で、でも、弟くんが四年生の夏からしてくれなくなった……」

弟「そうだっけ? って、よく覚えてるなぁ……」

姉「お姉ちゃん、すっごく悲しくかったんだから……嫌われちゃったのかと思って……」

弟「恥ずかしいからに決まってるだろ? 綺麗な姉さんと毎晩毎晩おやすみのキスなんて……」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:36:07.47 ID:bVzcWfXG0
姉「ま、またっ! また綺麗って言った!!」

弟「だって、本当のことだしー」

姉「んーっ……もうっ! 弟くんっ!」

弟「あははっ、じょうだ……んむっ!?」




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:39:27.35 ID:bVzcWfXG0
姉「ん……ちゅっ。え、えへへ……上書き」

弟「ちょっ……姉さん!」

姉「ふふっ……今日から、おやすみのキスも復活なんだからっ!」

弟「マジかよ……! ってちょっと、姉さん! 待ってくれよー!」



END




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/11(土) 02:52:22.94 ID:M2+5GGm90
なでなでが足りない
お姉ちゃんはもっとなでなですべき